みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪
9/8(木)朝日新聞夕刊の1面トップ。
『「謎の学校ルール」保護者には負担』 『欠席「連絡帳が望ましい」』 『朝の登校見守る「旗当番」』 『大阪市で続く慣習「電話じゃダメ?」』と大きく書かれていました。学校教職員には耳の痛い話やなぁと思うところ部分もあれば、うんうんと納得できるところも。
ということで、今日のテーマは昨日の続き「欠席連絡の方法」です。
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします(^^♪

Contents
欠席連絡
僕が勤務していた学校では「メールによる欠席連絡」を導入・推奨していました。理由は、教職員・保護者の欠席連絡にかかる負担を軽減するためです。ですから、欲を言えば、メール以上に集約しやすいツール、保護者にとって使いやすいツールであればいいなと思います。でも、なかなかそんなものは見つからない…ということで、まずはメールシステムを導入しました。
最初に思いついたのは学校に割り当てられたメールアドレスの活用。その方法を市教委に提案したところ、「全市的に可能な方法を検討・準備しているので、そちらを活用してほしい」との答え。当然、学校独自でするよりも全市的な統一システムの方が良いと判断し、僕たちは市のシステムを活用することにしました。
ただし、メールシステムを導入・推奨するかは学校裁量。「メールだと発信元が保護者かどうかわからない」などの理由で導入を見合わせている学校もありました。
ただ、導入した感想は「正解」。送信されたメールを一覧の形でプリントアウトしたり、教職員に分かるように整理・掲示したりする手間はかかりますが、電話連絡よりもシンプルでエラーも少ないです。導入当初は、誰からのメールかわからないなどのトラブルもありましたが、それでも時間と手間は大幅に改善されました。保護者も連絡帳の手間や電話の時間制限などに煩わされなくなったため、とても喜んでくださいました。

留守メッセージ付き電話
数年前、朝夕の留守メッセージ付き電話が導入されたことにより早朝の電話対応は不要になりました。毎日毎日、早朝出勤していた教頭先生はその点については少し楽になったかもしれません。
ただ、そのかわりに増えた苦労もあります。特定の時間帯に電話連絡が集中することになったのです。
欠席連絡を含む電話対応はやはり教頭先生が中心。でも、3回線ある電話がずっと鳴り続けるわけですから、一人で対応できるはずがありません。やむを得ず早めに出勤した教職員が応援してくれるのですが、それでもしばらくはその状態が続きます。特に、コロナ禍以降は大変でした。
走り書きで書いたメモを書き直そうと思ったら、次の電話が鳴る!しまいには自分で書いたメモの文字が判読できなかったり、メモがどこに行ったか分からなくなったり!まさにパニック状態です。やりたい仕事があって早めに出勤した職員も「何のために早く来たんやろ?」という感じだったと思います。
電話の内容も欠席連絡だけでなく多種多様。体調や持ち物の話や担任への相談ごと、中には子どもへの伝言を依頼されることも!始業前の個別対応はなかなかハードですが、いずれも保護者にすれば大切な連絡であり、学校にとっては貴重な情報。僕たちは、朝の電話連絡から欠席連絡を切り離すことによって、大量に集まる情報を正確に伝達・共有したいと考え、メール連絡を導入したのでした。

連絡帳
連絡帳は、僕が子どもの頃から続いている伝統的な連絡手段です。連絡帳の良さは、保護者からの連絡を正確かつ確実に受け取ることができる点。メールや電話よりも保護者本人からの連絡であることが確認しやすいです。もちろん、預かった連絡帳を届け忘れる子もいましたが、今なお「連絡帳が望ましい」とする学校の言い分は、朝の電話連絡パニック防止とこの点ではないでしょうか。
以前は、近所の子どもに「〇〇ちゃんお休みって伝えておいて」なんて保護者もいましたが、子どもの伝言を信じて良いのかどうかは微妙でした。本当に〇〇ちゃんの保護者に頼まれたかどうかさえ怪しい!結局、確認作業が必要になるため、とっても手間がかかります。それに保護者にすれば「伝えたのに何で連絡が来るの?」となります。その点連絡帳は安心だったわけです。
でも、連絡帳でのやりとりに課題がないわけではありません。
たとえば個人情報管理の点。日常的に連絡帳で子どもの様子についてやりとりをしている場合、そこにはかなりの個人情報や込み入った話が書かれている可能性があります。中には、他人に知られたくない内容があることも…。そんな大切な連絡帳ですが、何せ届けてくれるのは子どもたち。うっかりどこかに置き忘れることだってあり得ます。連絡帳を預ける行為というのは、それなりにリスキーだと僕は思っています。

人のつながり
どちらかといえば連絡帳活用反対派の僕ですが、「連絡帳を誰に預けていいかわからない」という声を聞くと、少しばかり心配になってしまいます。
自然災害も含め、いつ何が起きるかわからない世の中。いつ帰宅難民になって帰れなくなるかもわかりません。事故や事件に巻き込まれる可能性だってあります。そんな時に助け合えるつながりを日頃からつくっておくことはとても重要です。保護者同士のつながりでも、地域住民同士のつながりでもかまいません。お互いに何かあった時に、遠慮なく助け合える関係です。連絡帳ぐらいならいつでも気軽に預けることができる関係をたくさん作っておくことはとても大切です。
この日の記事には、「共働き世帯が増えた今、親にとっては、近所の子どもを探して右往左往するのは負担が大きい」とも書かれていました。実際に子どもが家を出るよりも早く出勤する家庭もありましたので、理解できないわけではありません。しかし、メディアが「謎ルール」とくくってしまう論調には抵抗を感じます。
「学校における働き方改革における緊急提言(平成29年12月26日 文部科学省)」では、登下校などは「基本的に学校以外が担うべき業務」とされています。ただ、現実は5年弱が経過した今も改善されず、依然として学校外業務どころか教員業務のままです。それでも、学校教職員は文句ひとつ言わず、登校前から子ども・保護者支援を行っていますが、そこは問題視しないようです。
一番の問題は、連絡帳ひとつ届ける余裕すらもてない保護者・家庭の状況です。たとえメール連絡に変えたとしても、生活自体にゆとりが生まれるわけではありません。極端な言い方をするならば「子どもの欠席連絡くらいどんな方法でもOK」とすべての保護者が言えるようになることが理想だろうと思います。
欠席連絡という小さな問題がきっかけになって、困り感のある家庭への支援など、教育・福祉の両面から強力で効果的な施策が進むといいなと思います。

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「欠席連絡の方法 #154」への2件の返信
明石では、まもなく、校務支援システムの一環として、登録してくれた保護者のスマホから、子どもの体温含め体調を学校経由で、担任まで届けるシステムが導入されます。ただいま試験運用中です。
土肥聡さん!
コメントありがとう。
学校にも家庭にもメリットがあるシステムが導入されるといいですね。
その上でアナログとデジタルをうまく組み合わせることで事故が防げるといいなと思います。
併せてシステムとは別のレベルで困っている家庭等への支援も!
いい方法があれば地域を越えて交流してほしいですね。