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4月29日の日記 #21

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日は朝からすっきり晴れ!レッスンルームの窓から見える緑が陽射しを浴びてキラキラ輝いています✨いい感じで風も吹いているみたい。葉っぱがゆらゆら揺れて心地よさそう。ただ今、爽やかな初夏を思わせる景色に癒され中です。

本日の予定

こんな気持ちの良い日はちょっとお出かけ♪ということで、午後は本日開幕の茨木音楽祭(いばおん)に行ってみようかなと考えています。お目当てはFMCOCOLOステージに出演される近藤房之介先輩&清水興先輩!きっと人がいっぱいで遠くからチラッと拝見するだけになりそうですが、それもまた良し!いい音楽に刺激をもらって来よう(^^)/

夜はMちゃん(妻)の実家で、義姉弟や姪たちと夕食会。昨日、Mちゃんが梅田阪急で大量に仕入れてきたお刺身やお肉をいただく予定。
「GWにディズニーに行かないなんて!」って感じだけど、十数年ぶりのこんなGWもまた良しかな!異動したばかりで疲れがたまっているMちゃんの癒しタイムになりますように。(ちなみにお肉を焼くなどの調理作業はほぼ義弟がする!)

I本君より京都北山の写真が届きました♪(I本君のFacebookより)

4月29日

ところで、昨日は忙しかった!という話。
4月に入ってからというもの、朝夕のMちゃん送迎+ブログ更新作業を繰り返す毎日。そこに時々通院や離任式などのイベントがちょこっと入るだけで、毎日スケジュールはガラガラ。それなのに昨日はダブルヘッダー!何と珍しい!

午前中はある神社の年次祭・司会のお仕事に行ってきました。屋外での祭典なので晴れてほしかったというのが本音です。数年前に写真担当で参加した時には新緑のきれいな写真が撮れたのに残念…。

雨の影響で、進行の段取りや参列者用の座席配置などに変更がありましたが、長年の学校勤めで臨機応変な対応には慣れている僕!全く問題なし&余裕で対応♪もちろん本番もノーミス!自己評価は当然100点満点!実は、ベースを弾くよりこういう司会の方が得意なのです(^^;

完璧な司会(と自己採点)!

ご奉仕

ところで、この神社はMちゃんの雅楽仲間が宮司さんを務めている神社です。コロナの影響で2年間、集合型での年次祭は開催できなかったらしく、今年は3年ぶりの開催でした。しかし、感染防止の観点から規模・内容についてはやっぱり少し縮小。そんないろいろな条件が重なって、司会を探す必要が出てきたようです。それで、Mちゃんを通じて僕に声をかけてくださいました。

初詣は淡路島の伊弉諾神宮、お伊勢さんには年に数回は参拝に行く僕たち夫婦。特に、信者でも何でもありませんが、Mちゃんの雅楽の関係で、神社仏閣にはご縁が多く、何かある時にはパワーをいただきに行きます。そして、その分ご奉仕も。そんなわけで、昨日はご奉仕させていただきました。

お祝い

夕方はお招きいただいた結婚式&披露宴に出席しました。素敵なカップル。そして、お二人を祝福する温かい人たち。さらに、スタッフの方々の素敵なおもてなし。Mちゃんと出会って結婚した頃のことを思い出しながら、とても心地よい時間を過ごさせてもらえたことに感謝です。

『熊本県産和牛フィレ肉のポワレと300℃で香ばしく焼き上げたロース肉“母ゆずりのジャポネソース”ホースラデッシュのコンディマンを添えて』
ちなみに❝母ゆずり❞は鹿児島のお醤油です♪

会場はブリーゼ・ブリーゼ最上階の『The 33』。フレンチジャポネスタイルの料理はどれもきれいで美味しかったです。そして、圧巻は眼下に広がる梅田の景色。夕方から夜にかけての披露宴は、時間とともに変わっていく景色を満喫できる最高の時間帯。朝の雨がすっかり上がった梅田の夜景はとてもロマンチック。みなさんも一度お出かけされてはいかがですか?

ところで、肝心のスピーチはというと…。少々早口(もともとの悪い癖です)になってしまいましたが、一生懸命務めさせていただきました。神社の司会業務とは評価基準が異なるので自己採点は控えますが、お二人の大切な日を祝福できたことで良しとしたいと思います。改めてお二人の末永いご多幸をお祈りしております♪

素敵な時間をありがとう!お幸せに~♪

ブログの新スタイル

ということで、本日のブログはここまでです。
これまで「教育」「音楽」を中心に毎回テーマを決めて書き続けてきました。「ライフ」のカテゴリーでさえそれなりのテーマに基づいて書いてきました。
実際に、まだまだ書きたいことはたくさんあるし、すでに下書きを始めているテーマだってあります。たとえば、「学校グランドデザイン」「コロナ禍の学校」とか…。

でも、スケジュールがらがらなのに、なぜか慌ただしく過ぎていく日々…。好きなことをして楽しくて、充実している!それは確かなのですが…。
高校時代の友人のブログを読んだり、昨日のような特別な時間を過ごしたりしたことで、自分の中で小さな変化があったようです。

「過去の自分や今日の出来事などを振り返ってみる時間も大切かな」「誰の役にも立たなくても、振り返ることで何か新しい気付きに出合えるかも」…。そんなことを考えています。よろしければこんな内容にもお付き合いください。よろしくお願いします(^^♪

最後までお付き合いくださり、ありがとうございます!
またお越しください!
お待ちしています!

いよいよ迫ってきました!よろしくお願いします!
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音楽

ポール・ロジャース #20

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日からGWスタート!でも、今日の僕は大忙し!午前中は神社の年次祭で司会を務めます。そして、午後は結婚式に出席。職場の元上司としてお祝いの言葉を述べさせていただきます。ということで、今日は朝からブログアップします!

数日前のこと。大教大K-ONの後輩ギタリストMaちゃんがFacebookに『FREE』の「Stealer」を演奏したという話を投稿してくれました。『FREE』と聞いたら黙っていられない僕はすぐさまコメント投稿。そこに、同じくK-ONのFした先輩も加わり、ちょっとした『FREE』談義が展開されました。楽しかった(^^♪

『生FREE』

何とFした先輩は、ELPがメイン・アクトだった甲子園でのコンサートに行き『生FREE』をご覧になったとか!すごい!うらやましすぎる!
その時のベースはアンディではなくテツさん。コゾフもいなかったけど、代わりにラビットがキーボード。たぶんギターはウェンデル?
そして、ボーカルはポール!ドラムスはカーク!すごい!やっぱり観たかったなぁ…『生FREE』。

※注1 『生FREE』は第三のビールではありません。
※注2 「フリー ラビット」で検索するとウサギフードが出てきます!ご注意を!

僕は4/13の「ロックから受けた影響」にこんなことを書きました。
「僕の音楽性に大きな影響を与えてくれたのは、むしろポール・ロジャース。『FREE』 のVocalistです。ポールについては、また今度書いてみたいと思います。」
なかなか書く機会を作れていないなぁ…と思っていた矢先に見つけたMaちゃんの投稿。これはチャンスと思って、本日ようやくチャレンジに至りました(^^♪Maちゃんありがとう!!Fした先輩ありがとうございます!

持っているはCDは2枚だけ。小屋根裏部屋にはLP全部あると思うんだけどなぁ。

ポールのShout!

歌謡曲からスタートし、フォークソング、ニューミュージックと流れてきた僕。高校時代にブリティッシュハードロックと出合い、さらに大西洋を渡ってアメリカ大陸へ…。ウエストコーストを中心としたアメリカンロックと出合ったあたりまでは書きました。
ちょうど同じころに出合ったもう1つのブリティッシュバンドが『FREE』。20歳そこそこのアンディの天才的なベースに感動しましたが、より衝撃が大きかったのはポール・ロジャースのボーカルでした。

とにかくパワフル!しかも、聴いたことのない歌い方!「何か“アウッ”とか“ウッ”とかいっぱい言うてる!何これ!」。もちろんShoutやSoulfulという言葉も知らなかった僕は「しぶい!かっこいい!」という平べったい言葉でポールの歌を表現していました。

“アウッ”とか“ウッ”とかが気になる僕は、またきっと誰かに教えてもらったのでしょう。そうでなければ、ライナーノーツでも読んだか?とにかく僕は、ブリティッシュロックの雄『FREE』のポールは、何とアメリカ大陸の音楽の影響を受けているらしいことを知りました。そうして、ブルースやリズム&ブルースに興味を持ち始めた僕は、カリフォルニアからさらに南下。最初に誰の何という曲を聴いたのかも覚えていませんが、確かに“アウッ”とか“ウッ”とかがたくさん。「これだ!」と思ったのでした。

ポールはOTIS REDDINGに大いに影響を受けたそうです!

1回生の頃

その後、僕は大学生になり、K-ONに入部しました。入部後は、さっそくバンドを組んで5月頃のイベントにも出演。1・2回生で組んだバンドの名前は『いきなりせっけん箱』。「インパクトがある名前!」「考えさせる名前!」をコンセプトにみんなで決めました。『餃子大王』といい『ポルノグラフィティ』といい、大阪拠点のバンドはどうしていつもこうなのでしょう(^^;ちなみに当時の僕のイチオシは『今夜のおかず』でしたが、合格を勝ち取ることはできませんでした。

このバンドでライブをしたのはたぶん1度だけ。『UFO』の「Doctor Doctor」を演奏したかと思えば、次は『Doobee Brothers』の「China Glove」…みたいな感じで、やりたいことがばらばらだったのです。他にも理由はありますが、とにかくあっという間の解散でした。

このあたりの曲はたくさんコピーしましたが、グルーブ感はなかなか出ない!

R&Bバンドへ

バンド結成と解散を誰よりも早く経験した僕たち。メンバーはみんな次のバンドを探していました。ちなみにこの頃の僕は2回生になったら、浪人時代のバンド『雅』を再結成するつもりでしたので、1年間だけできるバンドを探していました。

そんな僕に声をかけてくださったのが3回生のKい先輩。「俺たちはリズム&ブルースをやるから、平井ベース弾かへん?」というような言葉でスカウトしていただきました。
バンド名は『マンション3LDK』。ちょっと引きましたが、それでも即OK!
「バンドやりたい!しかも、“アウッ”とか“ウッ”とか言うはずのR&B!Kいさん、“アウッ”とか“ウッ”とか言わはるやろな♪」と期待に胸膨らませた1回生の初夏。懐かしい…。

それから『Blues Brothers Band』の曲など、いろいろな曲を演奏させてもらいました。大阪大学Swingの方がHorn Sectionとして加わってくれることもあり、とても良い経験になりました。ライブハウスにも初めて出演しました。

泉州の魂?ある意味NO.1 SOULかと(^^; 

僕の音楽的背景

自分でもいろいろな曲を聴きました。Otis ReddingやSam Coock 、Sam&Dave、Booker T.& The M.G.’sなど…。初めてB.B.Kingを聴いたときはビックリ!ボーカルやけどギター弾きまくり!目立ちすぎ!しかも“アウッ”とか“ウッ”とかのShout多すぎ&すご過ぎ!これもまた衝撃でした。

外国旅行ではファドやシャンソンなどいろんなCDも買いました。今はどこに…。

僕は今もブラックミュージック(という言葉は差別的だという方もいますが)をリスペクトしています。最初はR&BやR&Rから聴き始めましたが、今ではジャズもラテンもボサノヴァも聴きます。そんな音楽的背景が、R&Rバンドである『餃子大王』に僕を加入させたのだと思います。だから、あの日『FREE』に出合っていなければ、僕はまったく違う人生を歩いていたはずです。今の人生を楽しいと感じている僕は、改めて『FREE』と出合えたことに感謝したいと思います。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

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教育

校長の姿勢(やめる勇気) #19

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今朝の我が家上空は薄雲がかかった状態。でも、しっかり陽射しは届いています!これだけでも気分高揚!コストゼロでストレス解消!ありがとう太陽!
ということで、本日のBGMは大好きな松岡直也先輩のアルバム『SONGS AND DAYS』より「最後の楽園」。爽やかな朝を演出します!
※僕の青春時代を彩ってくれた曲を中心に選曲中です♪ぜひお聴きください!

さて、今日のテーマはシリーズ第3弾「校長の姿勢(やめる勇気)」です。今日も最後までお付き合いください(^^♪

スタンスと価値

少し過去2回の内容を振り返ってみたいと思います。
第1回「校長の姿勢(スタンス)」では、「できない理由を考える」よりも「どうすればできるかを考える」ことの重要性について書きました。そして、第2回「校長の姿勢(価値)」では、「行うことを目的とする」のではなく「なぜ行うのか、どう行うのか、どう評価するのか」を問うことの大切さについて書きました。いずれも、「子どもの学びと育ち」のために価値のあることをやりきるためのベースとなる考え方です。

僕たちの挑戦

もちろん、公立小学校には私立のような施設も設備も予算もありません。当たり前の環境整備や研究だってままなりません。でも、だからと言って何もできないはずはありません。多少見栄えは良くなくても、公立小学校にだってできることはたくさんあるはず!むしろ公立小学校にしかない強みを生かせれば、何か面白いことができるに違いない!

これは、6年前に校長になった時からずっと持ち続けていた僕の思い。大げさに言えば、僕たち公立小学校の挑戦でした。まあ成果はそこそこだったかもしれませんが、本当に楽しいチャレンジができました!

でも、だからと言って、チャレンジ精神だけで突き進むことはとても危険です。なぜなら、あらゆる教育活動において「子どもの学びと育ち」よりも、さらに優先されることがらがあるからです。それは、もちろん「子どもの安全・安心」です。

花の色も鮮やかさを増しています。もうすぐ初夏♪

僕たちの失敗

かつて教頭として勤務していた学校で大きな事故が起きました。その結果、僕たちは一人の子どもに大けがを負わせてしまいました。子どもたちも教職員もより良いものをつくろうと一生懸命頑張ってきた活動。必要と思われる配慮も手立ても講じていた活動。でも、事故は起きたのです。

「僕たちは“やめる”という選択肢を持っていただろうか?」。これは、僕たちが直面することになった課題です。事故が起きれば何でも学校の責任だと言っているのではありません。
ただ、指導計画段階や指導時の配慮と確認、人的・物的環境整備、さらには個別の配慮など、もっとやれることがあったように思うのです。やはり事故は防げた…。これが僕たちの結論でした。

ましてや僕は管理職。子どもたちとともに一生懸命頑張っている教職員よりも、少し広い視野で状況を把握し、助言できることがあったはず。あの事故は管理職の責任。今もそう思っています。

写真はイメージ。本文とは無関係ですm(_ _)m

僕たちの決意

それ以降、僕たちは「事故未然防止のためのチェックシート」を作りました。基本スタンスは変えずに、安全・安心を確保するために必要だったからです。
もちろん、シートは管理職への提出を目的としたものではありません。むしろ、教職員一人ひとりの意識とスキルを高めることを目的としたマニュアルと言った方が近いかもしれません。

例えば、屋外活動中の子どもたちに対する水分補給の指示。「お茶飲んでね」と促すだけで実際に飲んだかどうかまでは確認していませんでした。誰かがお茶を教室に置き忘れていたとしても、おそらく気づきません。
もちろん、現実には個別確認をすることは難しいです。ただ、「指示通りに動いているだろう」と安易に考えることはなくなりました。注意深く子どもたちの行動を観察する。それだけでも随分違うのです。

僕たちは他にも再発防止のために考えられる手立てを考え、実行していきました。でも、事故を起こしたという事実は変わりません。傷ついた子どもの心と体は傷ついたままです。だから、このことは決して過去の出来事にはならないのです。

写真はイメージ。本文とは無関係ですm(_ _)m

やめる勇気の使い方

あえてもう一度書きますが、校長先生方が「様々な困難にぶつかったときに、無理に頑張らず、できるだけ無難な判断をしたくなる」気持ちはわかります。
でも、価値あることなら勇気と工夫をもってやりきるべきです。困難な状況であっても可能性があるなら追及する!自らがモデルとなり、予測困難な未来の生き方を子どもたちに伝えるべきだと僕は思います。

その上で持つ「やめる勇気」は、「初めからやろうとしない」こととは全く違います。結果が同じだとしても、やっぱり全然違うのです。

子どもたちも教職員も、熱意をもって取り組んだ活動ほど「ゴールまで行きたい」と考えます。当然のことです。でも、その思いは、時に「少しの無理ならOK」「それほど無理はしていない」などの判断の甘さにつながります。そして、最悪の場合は重大事故を引き起こすことに…。

写真はライブの宣伝。本文とは無関係ですm(_ _)m

校長の姿勢

校長先生方には、常にどうすればできるかを考えようとする「前向きで創造的な学校文化」を育ててほしいと思います。
子どもたちや教職員の努力が成果に結びつくように、「価値ある活動」を追求する思考プロセスを学校に根付かせてほしいと思います。
そして、子どもの学びと育ちの大前提であるべき安全・安心確保のために「やめる勇気」をもった学校づくりをめざしてほしいと思います。

今回は「校長の姿勢」というテーマで3回にわたり、僕の考えを書かせていただきました。字数にして約7000字!長文読解、お疲れになったことでしょう。
できれば明日は教育以外のカテゴリー。軽めの内容でお届けしたいと思います。お読みくださったすべての方に、心よりお礼とお詫びを申し上げます!ありがとうございました!

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。
また次回もお越しください!
ありがとうございました!

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教育

校長の姿勢(価値) #18

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日も朝から弱い雨が降っています。雨に濡れた新緑がさらに鮮やかさを増す…。自然界には優しい雨なのでしょうね。でも、やっぱりきれいな青空が好きな僕は、太陽が顔をのぞかせてくれそうな午後が待ち遠しいです。まさか、体内で光合成してる?ちなみに夏の陽射しは苦手!日傘愛用者です(^^;

そんな今朝のBGMは山下久美子先輩の「雨の日は家(うち)にいて」。かつて『学園祭の女王』『総立ちの久美子』と呼ばれた山下久美子さんですが、実はしっとり&胸キュン系の曲も多数。1980年代初め、大学生の僕がいつも持ち歩いていた特大サイズのショルダーバッグ(当時大流行!)。その中にはaiwaのカセットボーイとカセットテープ20本ほどが常に入っていました。もちろん山下久美子さんは超ヘビーローテーション!ホントに大好きでした。そして今も大好きです♪

さて、今日のテーマは「校長の姿勢(価値)」。昨日に続くシリーズ第2弾です。どうぞ最後までお付き合いください(^^♪

思考する

僕は「できない理由を探す」ことが好きではなく、「どうすればできるか」を基本スタンスに職務に向き合ってきました。それは、管理職になっても同じ。前向きで創造的な学校づくりを目指していました。といっても、自由気まま、好き勝手にすればいいと思っていたわけではありません。
むしろ、府市や校長会で決めたルールは厳守!自分勝手な行動は組織力低下につながります。僕の組織論上、ここは極めて重要。だから、決定事項は厳守なのです。

ただ、提案事項をただ受け入れるだけの「同調」「迎合」はもっと嫌い(ついでに言うと、「同調」「迎合」する人ほどルールを尊重しない気が…)なので、議論には積極参加!教職員には「あなたの思いが学校を育てる」と伝えています。だったら、まずは校長が実践!それに何よりも、校長の後ろには多くの教職員がいます。彼らに負荷をかけるだけで意味も意義も感じられない提案には徹底反論していました。

今日もI本君のFacebookより。なごんでください♪

組織として

もちろん、僕の意見が通る時もあれば、そうでない時もあります。でも、そうして決まったことに対しては、ある程度納得できるし、教職員に説明することだってできると思うのです。
だから、異論はあっても決定すれば、そこから先は組織コンプライアンス・ガバナンスが優先。それを組織というのだと僕は考えています。でも、本音を言うと「学校裁量」が一番好きでした(^^;

余談ですが、僕の勤務地は市教委と校長会が協議しながら諸課題に対応するという、府下でも珍しいパターンの市であったように思います。国が交付したコロナ対策費用も学校現場がきっちり活用できるようになっていました。市が掲げる「教育のまち」の言葉通り、教育現場は大切にされていると思います。
ただ、僕が抜けた今、どんな協議が行われているのか…。それには少し興味があります。さらにインクルーシブな組織となることを願います。

目的

さて、今日もまた前置きが長くなりました。
実は「どうすればできるか」の前に考えるべきことがあります。
それは「なぜするのか?」ということ。つまり、その取り組み(授業であれ行事であれ)の目的・目標は何なのかを改めて明確にすることが何よりも大切なのです。

ややもすれば、前例踏襲に陥りがちな学校。教科等の内容は国が決めています。変えられるものではありません。また、入学式や卒業式、運動会なども当たり前。何となく変えるところなんて無いように思える。公立学校は、現場の教職員の力だけでは変わりにくいのです。
それに、僕は各種行事を否定する気もありません。古き伝統を継承していく良さだって必ずあります。問題は「毎年やっているから…」と明確な目的を持たずに行っている点です。前例踏襲という考え方はすでに通用しません。

思考のプロセス

コロナ以前から僕たちの学校で行ってきた議論は、およそ次の通りです。
①「何が目的か?なぜするのか?」 ②「そこに教育的価値はあるか?」 ③「目的に迫る最適な手段は何か?」 ④「手段実行のための具体的手立ては?」 ⑤「目的の達成度の検証方法は?」
(目的か目標か…言葉の議論はまたいつか…)

僕たちはいつも、目的と意義の明確化・共有化を大切に、より良い手段を探しました。ですから、僕の学校では最終決定と呼べるものはありません。職員会議で確認した内容でも、より良い方法が見つかれば全体で確認、柔軟に対応していました。

また、取組の振り返りも「目的達成」の観点から実施。学校教育には非認知能力育成など数値化できない目的・目標も多いですが、僕たちは児童アンケート活用など、信頼性・妥当性のある評価材料を得るよう努めていました。その上で、さらに継続する意味があるかどうかも検証していました。

僕がもらった感謝状&ブック&DVDです!大切…。

強みは

現場は大変だったと思います。でも、「より良い実践を!」とみんなが思っているので不満は出ませんでした。僕たちの学校に力があったかどうかはわかりませんが、間違いなく前向きな学校!そして、それは学校の最大の強みであり、一番好きなところでした。

「ただやること」に意味はありません。でも、やるべき価値があるなら、全力で実現を目指すべきです。年始に批判が集中した『ジョブチューン』。番組コンセプトの良し悪しはともかく、民間企業の方々が努力している姿には多くのことを考えさせられます。一人ひとりの社員の方の情熱、真摯さ、プロとしてのプライド…。そして、彼らを支える企業使命とフィロソフィー。

こんな派手な服を着ていても、まあまあ考えて仕事をしていました(^^;

校長の姿勢

身内をかばうようですが、学校には民間企業とは異なる背景があります。変わっていきにくい事情もたくさんあります。でも、校長は学校マネジメントの権限を持っています。その権限に基づき、教職員が「前向きに創造的な仕事をしたい!」と思えるようにしなくてはいけません。
校長業務もたくさんありますが、まずは教職員が自分の仕事に大きな価値を見出せるようにすること。そして、そのためにワクワクするような使命とフィロソフィーを示すこと。僕はそれが校長の仕事だと考えています。

さて、シリーズ第3回は「やめる勇気」です。ここまで「前向きにやりましょう!」と言ってきた僕が、反対のことを言っているとお感じになるかも?でも、僕の中で「やめる勇気」は超重要!またお読みください。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

またお越しください!
よろしくお願いします!

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教育

校長の姿勢(スタンス) #17

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

4月も終わりに近づきました。新年度開始から全力で駆け抜けてきたみなさん。蓄積疲労でダウン寸前ではないですか?まもなくやって来るゴールデンウイーク。もちろん「GWの方が忙しい!!」という方もいらっしゃるとは思いますが、そろそろ心と体のメンテナンスの時期。どうぞ自分をいたわってくださいね。

さて、今朝は曇り空。昼前には雨になるらしくちょっと苦手なお天気です。ということで「仕事に集中できるジャズ」が今朝のBGM。J・コルトレーンの「ロコモーション」が流れています♪ご機嫌なサックスのメロディに元気をもらいながら、ブログを書き進めたいと思います。
今日のテーマは「校長の姿勢(スタンス)」です。相変わらずの長文ですがお付き合いください!よろしくお願いします。
※しかも2~3回のシリーズものになってしまいました(T_T)

サプライズセレモニー

退職おめでとうございます。何事も“できない”ではなく、どうすればBestをつくせるか、考えることの大切さを教えていただきました。これからもがんばります!

これは、一人の教員が僕に贈ってくれたメッセージです。

僕の定年退職が目前に迫った3月24日修了式の日。職員打ち合わせ後に、僕の退職を祝うサプライズセレモニーが密かに用意されていました。ビデオ上映から始まったセレモニー。感謝状や花束をはじめとするたくさんのプレゼント。そして、最後の記念撮影。
いろいろ頂いた中には、6年児童&教職員全員からのメッセージが入ったメモリアルブックもありました。先ほどのメッセージはその中の1つですが、僕にとっては特別な意味を持つメッセージでした。

基本スタンス

僕は教諭時代から「できない理由を探す」ことがあまり好きではありません。そのかわり「どうすればできるか」を考えることが好きでした。
担任時代には、周りの教員よりも早く授業にAV機器を導入しました。研究教科の体育を中心に、新しい教育の流れを学ぼうと各種の研究会にも出かけました。最も大切にしていた人権学習では、たくさんの方と出会い、多くの自主教材を作りました。総合的な学習の時間が導入されたときは嬉しくて、探究的な課題を掲げて子どもたちとフィールドワークにも出かけました。

このスタンスは管理職になっても変わらず。組織づくりを中心に据えた学校マネジメントから、環境整備や働き方改革など、様々な取り組みを進めることは、僕にとってとても楽しい仕事でした。やっぱり、「できない理由を探す」のではなく「どうすればできるか」を考えることが好きだったのだと思います。

I本君の写真。Facebookよりお借りしています。色が美しい!

教育とは

そもそも、教育は子どもたちの未来を豊かなものにするための営みです。だったら、教職員もやっぱり前を向いていたいなと思います。「今」はもちろん大切ですが、「今」が人生のピークだとすれば、それは少しさみしい気がします。子どもたちには充実した「今」を積み重ね、より素晴らしい「未来」を生きてほしいと願います。

ただ、子どもたちを待ち受ける未来は、予測することさえ困難であると言われています。どんな課題にぶつかるのか、誰にも予測できません。今ある知識と技能だけでは解決できないとも言われています。そのような時代を生きていく子どもたちには、身につけた知識と技能を活用し、他者と協働しながら、お互いの強みを生かしつつ、粘り強く考え、判断し、課題の克服を目指す力が必要になります。
だからこそ、子どもたちの前に立つ教職員には、「どうすれば解決できるか」を目指す姿勢を子どもたちに見せてほしいと思います。教職員には子どもたちの憧れの存在でいてほしいからです。

教職員のしんどさ

ただ、教職員が頑張りにくい理由もあります。僕も長く教員をしてきましたので、「頑張っても…」「頑張らなくても…」の両方の考えに対し意見は持っています。「教育立国というならもう少し何とかならないのかな」と思うことだって少なくありません。


特に、この数年は「教員の仕事ではない」と思える業務が増えました。たとえば、GIGAスクール構想。ICT機器を効果的に活用するのは教員の仕事です。でも、機器搬入や初期設定、不具合の対応などは教員の仕事ではありません。特長ある日本型教育を持続可能なものするためには、クリアすべき課題もたくさんあるのです。学校の業務改善・教職員の働き方改革については、またいつか書いてみたいと思います。

でも、そんなしんどさの中、僕の発信する「基本スタンス」に共感し、頑張ってくれた教職員の方々。そして、とても大切でとてもうれしいメッセージ。改めて、教職員のみなさんに感謝したいと思います。

校長の姿勢

話を戻します。「どうすればできるか」を考える姿勢が最も必要なのは当然校長です。コロナ禍を始めとする様々な困難にぶつかったとき、無理に頑張らず、できるだけ無難な判断をしたくなる気持ちもわかります。何と言っても、意思決定は校長の仕事。すべてが校長の責任になるのですから!

でも、何のために校長になったのでしょうか?校長になることが目的ではなかったはずです。素敵な学校をつくりたいから校長になったのだと思います。
教職員が子どもたちの憧れのモデルであるのと同様に、校長は教職員の憧れのモデルであるべきです。
って、自分はどうだったか…(^^;

次回予告

とは言え、行事を始めとする様々な取り組みは「実施することを目的」としていたわけではありません。「とにかくやろう」では意味がないと思うのです。
そこで、次回以降は、「基本スタンスの使い方」や「やめる勇気」などについて、僕の考えを書いてみたいと思います。

最後までお付き合いください、ありがとうございました。
またお越しください!
お待ちしています!

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もう1つの音楽活動 #16

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

4月初めの我が家

Facebook&Twitterにも書きましたが、昨日は『家の片づけ・半日コース』に取り組みました。というのも、僕の退職とMちゃん(妻)の異動が重なったため、2人が持ち帰った段ボール箱は合計10箱以上。家中は箱だらけという惨状。まずは、居住スペース確保に努めました。

ところで、我が家は玄関だけを共有しているタイプの2世帯住宅です。2階部分が僕たち夫婦の居住空間となっていて、キッチンもバスもトイレも全部あるので便利なことは間違いなし!ただ、その分、部屋数は少なく、2LDK+小屋根裏部屋+バルコニーだけ。この空間に大量の段ボール箱が運び込まれたわけですから、とても困ったことになりました。

我が家の構造

当然のことながら、居住空間のメインはLDK。わりと広めに作ったのですが、今はMちゃんの趣味orストレス軽減のためのディズニーグッズで占拠されています。グッズの多くはバッジやストラップと呼ばれる小さなぬいぐるみですから、1つ1つのサイズはコンパクトです。でも、これが1000個も集まると話はちょっと変わります!小さな博物館なら作ってしまえそうな気さえする、可愛いぬいぐるみたち。そんなわけで、LDKにはすでに余剰スペースはありません。ちなみにLDKに収まりきれないディズニーグッズは家中のあちこちに格納されています(^^;

次に長くいる場所は、やっぱりベッドルーム。こちらはちょっと無駄に広い感じ。Mちゃんが持ってきてくれた立派な箪笥が3棹入っても余裕。シングルベッドとセミダブルベッドを並べても余裕。ですから段ボール箱の一部(主に図書・資料関係)は現在、こちらで保管中です。でも、本当にちょっと広すぎたかなぁ?

レッスンルーム事情

そして、一番滞在時間が短いのがレッスンルームです。この時点ですでにミュージシャン失格!たとえそれが「教育系ミュージシャン」だとしてもダメですね。反省…。


ところで、このレッスンルーム。「8畳くらいあれば2人でも練習できるかな♪」と思って設計したのですが、これが大失敗!入居後に楽器を買い足したこともあって、当初のイメージとは違う状況になってしまいました。

いつも陽気!かずちゃんはどこにいくのか…。

たとえば、どんな楽器があるかと言うと…。
ベース&ギター12本。YAMAHA STAGEPAS300(小さなPAシステム)、アンプ類3台(全部小さめ)、YAMAHAエレピ(88鍵 でかい!)、Roland JUNO-G(まあまあでかい!)、ZOOM 8ch Hard Disc Recording Studio(コンパクト)、ツリーチャイム等のパーカッション類。そして、当然ながらマイクやマイクスタンド、譜面台、エフェクターにシールド類…。小物だって結構嵩張るのです。 
とまあ、バンド関係機材だけでもこの量ですが、実はこれにMちゃんの楽器が加わります!

Mちゃんは演奏家

実はMちゃんは雅楽・邦楽の演奏家。訳あって小学校教員をしていますが、本来は僕以上に音楽の世界にいるべき人です。雅楽は京都・大阪の2団体に所属。スメタナホールやオペラハウスなど外国での演奏にも何度も行っています。また、一時期休んでいた邦楽の活動にも数年前に復帰。徐々に活動を再開しています。それ以外にも、広島でのNote Japanという活動にも参加し、ジャズ・プレイヤーとも共演していました。教員としても力のあるMちゃんは、実はすごい演奏家だったのです!!

京都の団体「音輪会」の雅楽演奏会・管絃の部です。お琴の後ろがMちゃん。他に舞楽もあります!

ということで、レッスンルームにはさらにMちゃんの楽器や譜面、音源などが大量に加わります。今、ざっと部屋を見回しただけでもお琴3面に三絃3棹!龍笛や高麗笛などの横笛に笙、篳篥などはいくつあるのかわかりません。「そりゃあ8畳では足らんやろ!」ってところ。やっぱり、ベッドルームとレッスンルームのバランス間違えたかなぁ。

そんなわけで、レッスンルームは使用不能区域となっていましたが、このほどめでたく復活!音楽活動はもちろん、ブログ作成のスペースだって確保できました。やったー(^^♪

もう1つの音楽活動

ようやく本日のテーマ「もう1つの音楽活動」!
それは、餃子大王でもなく雅楽団体でもない、僕たち2人(たまに、Mちゃんの姉も加わって3人)のユニットです。このユニットでの演奏曲目は雅楽・邦楽の曲が中心。たとえば、雅楽曲「越天楽今様」や生田流筑紫会の曲「今年の桜」などを演奏しています。演奏スタイルは、Mちゃんのお琴や龍笛がメイン。そこに僕がE・ベースやKey、歌などを入れるというスタイルになっています。

公民館の文化祭で「越天楽今様」を演奏。笙プレイヤーのじゅんちゃん(僕)!

これまでは、お寺の落慶法要や料亭でのお食事会の余興、結婚式や日本舞踊の地方など、知人や家族に依頼された時にだけ演奏してきました。今後は、この枠をもう少し広げて、「予算はないけどお琴の生演奏があったら…」とか「お祝い事なのでお神楽の演奏があったら…」などのニーズにお応えできればいいなと思っています。僕たち2人も多くの方々にお世話になって音楽を続けてくることができました。これからは僕たちも音楽を通して誰かのお役に立てるといいなと思います。

大阪近郊在住のお友達の皆さま。僕たちのユニットへのお問い合わせがありましたら、コメント欄を通じてご連絡ください。もちろん、非公開のまま、個別にやり取りをさせていただきますね。
まずは、『5/3大阪MUSE with タートルズ』がんばります!

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

カテゴリー
ライフ

僕のチャレンジ #15

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日のテーマは「僕のチャレンジ」。3月に定年退職した僕が、セカンドライフ(というらしいです)として、今のチャンレンジを選択した理由(という程ではない)について書いてみたいと思います。カテゴリーは「ライフ」です。
そろそろセカンドライフ計画を…と考えていらっしゃる方のお役に立てるといいな。どうか最後までお付き合いください。

ライブまで10日を切りました!打ち合わせも準備も着々!ぜひお越しください!

定年退職

多くの民間企業の場合、定年退職は60歳の誕生日。入社は全員一斉なのに、定年退職日は人それぞれ。4月生まれの人は4月に定年。3月生まれの人は約1年後の3月に定年。同級生で同期なのに退職日が違うなんて、何だかとても不思議な気がします。2021年度内に定年を迎えた僕の友人たちもみんなそうでした。なので、4月3日生まれの友人は「残念!今年付与された有給休暇を使いきれなかった!」とジョークを言っていました。でも、これ本当ですよね!

僕たち公務員の場合は、年度末に一斉に定年を迎えます。僕も他の同級生たちと一緒に2022年3月31日付で定年による退職辞令を受け取りました。

瑞々しいイヌブナの新葉。エネルギーがもらえますね。(I本君のFacebookより)

教職員のセカンドライフ

退職後の進路は人それぞれです。今は、全国的に教職員不足なので、管理職を含め再任用教職員として働き続ける方も増えています。一時期の過員状況が嘘みたい。当時は、児童・生徒数、それに基づく学級定数等に対し教職員が多すぎるということで、狭き門&校種間異動・退職勧奨という時代。つまり「採用しません。できればやめてください」みたいな時代です。それが今度は欠員状況。何なのでしょう?この違い!このような極端な状況が繰り返されないことを願いますが、実はかなり心配もしています。

そんな状況ですので、最近は定年退職予定者には再任用意向調査を実施してくれます。ただ、僕には最初から再任用という選択肢はほとんどありませんでした。
学級担任として過ごした23年間は本当に楽しく充実していました。「これがしたくて学校に来た!」と思えました。そして、その後の12年間は、全力で学校づくり!教職員とともに多くの成果をあげることができました。全員で共通の目的・目標に向かって力を合わせたことで、僕たちの学校は市のフラッグシップ校になったと自負しています。素晴らしい仲間たちに感謝です!

苔玉も鮮やかです。(I本君のFacebookより)

チャレンジしたかったこと

だから、教育界に唯一残る興味は若手校長の指導・支援だけ。少し不謹慎な言い方になりますが、僕は校長として出合った様々な出来事に成長させてもらいました。いじめ、虐待、重大事故、大阪北部地震、熱中症、コロナ禍…。もちろん、音楽活動やプライベートタイムからの学びもたくさん!それを強みに、校長支援をしたいと考えましたが、残念ながら僕たちの市にはそんなポジションはありませんでしたし、新設されることもありませんでした。

僕のブログ

だから、僕には発信したいことが山ほどあります。再任用せず、餃子大王本格始動までの2年間はフリーランスで活動すると決めた時に、「教育系ミュージシャン」「学校経営Co.」の肩書でブログを書くことも決めました。
僕の中にある「音楽」と「教育」の2つの軸。そして、その2軸を包む「ライフ」。これらは個々バラバラにあるのではなく、すべてが関連しています。そのため、「音楽」の話の中に「教育」が出てくることだってありますが、それが僕らしさだと思っています。
ついでに言うと長文も僕らしさです。「軽い気持ちで読みに行けないブログ」(餃子大王メンバー評)みたいですが、ご容赦ください。

咲き始めたシャクナゲ。濃い色が美しいですね。(I本君のFacebookより)

僕のチャレンジ

Vo&Gのかずちゃんは僕に「平井さん、2年間、足場固めといてください!」と言いました。どういう意味かよくわかりませんが、自由な立場になったのでFacebookやTwitterでの発信を増やしてみました。ブログに餃子大王のことも時々書いています。
もちろん、メンバーみんなライブの数を増やしたいと考えていますし、僕とかずちゃんは、2人でYouTube配信も企んでいます。「実現できる?したいなぁ」「でも面白いか?」「誰が見る?」「誰も見いひんやろ!」なんてワクワクがいっぱいです♪

学校経営Co.活動は、一度だけ若い校長先生の相談に乗ったくらいで、ほぼ開店休業状態。でも、昨年2月に他校で行った「スタートカリキュラム(幼児教育と小学校教育の接続・連携)」研修は実を結びました。早速、今年度からスタカリ実践!嬉しいです!来月はその学校の方々と一緒に保育所・幼稚園訪問もする予定。相談業務でも研修支援でも、ニーズがあれば恩返ししたいなと考えています(^^)

昨日はスタジオリハ。疲れていても、やっぱり陽気な餃子大王。

そんなわけで、僕のセカンドライフはまだ始まったばかりです。長時間に及ぶブログ執筆作業では、肩甲骨付近の筋膜の癒着を感じつつ、頭を悩ませる日々…。『劇団ババロワーズ』みっちーさんの筋膜リリースレッスンが必要か!?という状況です。でも、すべては僕の僕による僕のための活動。やっぱり好きなことができることに感謝です!

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

またお越しください!
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音楽

二足のわらじ #14

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日のテーマは「二足のわらじ」。カテゴリーは音楽です。最後までお付き合いください(^^)/

1978年の秋、高校2年生の文化祭。僕は初めてバンドスタイルでステージに立ちました。あれからもう少しで44年。その間、3ヶ月だけバンド活動を休止しましたが、それ以外はずっと途切れることなくバンド活動を継続しています。

あかさんデザイン「LIVE AT THE BOURBON HOUSE」ジャケット。サブスクでどうぞ!

バーボンハウス

餃子大王の人気絶頂期。本当に大勢のお客さんが来てくださいました。僕たちのホームは大阪梅田のバーボンハウス。百又ビルの地下にありました。だいたい二部制(2ステージ)でやっていたように記憶していますが、時にはライブハウスに入りきれないほどのお客さんが押し寄せ、百又ビルは階段まで人であふれていました。インディーズだけどメジャー並みの勢い…。若さもあって一番好き勝手に暴れまくっていた頃かもしれません。
今は…。「すっかり大人になったのね」と言えるくらいには落ち着きました。

すっかり大人になった僕たちをご覧ください!タートルズも素敵な年齢に♪

二足のわらじ その1

この頃は「二足のわらじをはいている」と言われていました。テレビやラジオ、新聞・雑誌でも取り上げていただきましたが、同時に「公務員の兼業・副業禁止」規定への抵触も取り沙汰されました。実際に、府教育委員会~市教育委員会~校長というルートでの調査・指導もありました。僕の当時の上司はO校長先生。とても豪快かつ知的な方でした。O校長先生からは質問1つと指導が1つのみ。「収入あるのか?」「儲けるなよ」とだけおっしゃいました。

O校長先生の指導に対して、当時の僕は「あまり言われなくてよかったな」くらいにしか感じていませんでしたが、今はそのすごさが分かります。僕も校長をしていましたが、教職員に対して同じ対応ができただろうか…
O校長先生からは、他にも多くのことを教わりました。でも、それは「教育」の話題の時にまた書くことにします。何と言っても、僕の教員としてのあり方に大きな影響を与えてくださったO校長先生の言葉。大事に書いてみたいと思うからです。

二足のわらじ その2

「二足のわらじ」についてもう1つ。担任をしていた頃、多くの保護者の方から「教師とバンド活動、両方されているなんて!すごいですね!」みたいなことをよく言われました。でも、その質問にはいつも「そうかなあ…」と思っていました。
僕の周りにはゴルフが趣味、パチンコは副業、仕事帰りはまず一杯という先生がいました。キャンプや料理、カラオケ、ショッピングが大好きという方もいました。休日はもちろん、毎日のオフタイムには好きなことに時間を費やし、楽しんでおられたのだろうと思います。
それに比べて、僕たちのバンド練習はせいぜい週末1回2時間程度。「毎日飲みに行く方が大変やろ」と僕は思っていました。

そもそも、餃子大王を「教師がバンド活動をしている」という認識でとらえること自体がすでに誤りです。餃子大王は「バンド活動をしていた若者が教師になった」バンドにすぎないのです。

B.G.とA.G.

その後もバンド活動を順調?それなりに?続けた僕。気がつけばステージに立ち続けて43年半になりました。そんな僕のターニングポイントはやはり餃子大王への加入。つまり、僕のバンド人生は『餃子大王以前(B.G. Before Gyoza)』と『餃子大王以後(A.G. After Gyoza)』とに分けることができるのです。

ところで、僕の記憶力が低下している、過去の記憶が薄れていっているという話はしました。かつてIQ160を誇った僕も、今、何のためにそこに来たのかわからなくて立ちすくむことが増えました。本当に困ります!
僕から生まれたたくさんのBassフレーズたち。演奏中に突然、僕の中から消えてなくなることが増えました。本当に迷惑しています!

ですから、今のうちに僕のバンド人生を振り返ってみたいと思うのです。その時々に僕は何を感じたのか。そして、それは僕の考え方にどんな影響を与えたのか。これから少しずつ綴っていきたいと思います。
って、まるで終活!自分史やん!

ということで、次にこのテーマで書くときはたぶん「B.G. 高校2年~」になると思います。ただし、その時に今日のことを覚えていれば…の話です(^_-)-☆

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!

また次回もお越しください!
お待ちしています!


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教育

書くこと #13

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!


今朝もいつもの通り、妻のMちゃんを職場まで愛車ノアで送り届けてからのブログ執筆作業です。今日は「書く」をテーマに書いてみたいと思います。

温かい言葉

ブログを始めてから10日余りになります。最初はペースがつかめませんでしたが、徐々に生活にもリズムが出てきました。この感じだと、まもなく小学生の頃に書いた(が守らなかった)『生活表』も作ることができそうです(^^♪

ところで、FacebookやTwitterにも投稿しましたが、ほぼ毎日のブログ更新作業に対し、「無理し過ぎていませんか?大丈夫?」という優しいメッセージを届けてくれる方がいます。心配してくださって本当にありがとうございます!

有名人でもなければ学識経験者でもない、自称「教育系ミュージシャン」「学校経営Co.」の僕が、世界に向かって自分の思いを発信しているだけでもおこがましいこと!教職を卒業して、好きなことをして過ごす毎日。それだけで十分贅沢なのに…。ホントに感謝です!それに、「書きたいこと」はいっぱいあるので、実は話題には困っていません!ご安心ください!

自分を表現する

ただ、思いを言葉に変換する作業はとても難しいです。説明しようとすると長くなるし、コンパクトにまとめると粗くなる。時には、ピタッとくる言葉そのものが見つからないことも…。ブログであれ、誰かへのメッセージであれ、学習指導案であれ、自分の思いや考えを言葉で表現することはなかなか難しいものですね。子どもの頃、作文や感想文で苦労された方も多いのではないでしょうか。

でも、うまく書けない原因はどこにあるのでしょう?
そして、どうすればうまく表現できるようになるのでしょう?

校内研究会でこんな話題になると、決まって出てくる意見があります。
たとえば「語彙不足」。そして、「生活経験の不足」に「書く(話す)経験の不足」。
僕はどれも否定はしませんし、きっとそれも原因の一つだろうと思います。

60年間生きてきた僕。ある程度の語彙力は身につけました。生活経験だって、書いたり話したりする経験だってそれなりにあります。でも、やはり小学生の子どもたちと同じように、うまく書いたり表現したりできない場面にぶつかります。なぜ?

自分を見つめる

説明的文章を書きたいのに、自分の考えがうまく表現できない時。それは、もしかすると「自分自身の考えや考えの道筋を、自分自身が理解しきれていないから」かもしれません。

自分の思いを伝えたいのに、何だか少し違う気がする時。それは、もしかすると「自分自身の本当の思いに気づけていないから」かもしれません。

もちろん、これらは僕の勝手な考えにすぎません。でも、時々「自分はなぜそう考えているのだろう」「本当はどう思っているのだろう」と考えてみることは大事なことだと思うのです。

自分をいたわる

このように、自分を外から客観的に見つめる行為を「メタ認知」と言います。非認知能力育成の重要性が高まりを見せる昨今、メタ認知という言葉も本当によく聞くようになりました。でも、僕が言いたいのはそんなアカデミックな話ではありません。

僕が思うのは自分へのいたわりです。
皆さんが身近な人の考えを深く理解しようとするように、ご自分の考えも深く理解してあげてほしいと思います。また、皆さんが身近な人の思いを大切にしようとするように、皆さんもご自分の思いを大切にしてあげてほしいと思います。
いつもいつも自分のことは後回し…とならないように、時折、メタ認知を取り入れてみませんか?そうすることで、自分の思いや考えに寄り添った言葉や表現だって見つけられそうな気がするのです。

おわりに

ところで、「無理していませんか?」の話に戻ります。
書きたいことは山ほどあると言いましたが、記事づくりは常に悪戦苦闘しています。何度も言葉を選び直したり文を書き直したり…。心は元気なのですが、身体に疲労がたまってきていることは事実です。その原因の一つが作業環境。外出先でのちょっとしたすき間時間をうまく活用できる環境にないため、在宅中に全力投球!となっていることが問題なのかもしれません(:_;)

というのも、今使っているノートPCは15.5ワイドのVAIO。どうやらモバイルには不向きなようです。
「ブログ用ならこれっ!」「外出先でも旅行中でもOK!」っていうモデルがありましたら、PC知識の乏しい僕にレクチャーしてくださ~い!
って、書く以前の問題ですね…。

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
またお越しください。
お待ちしています!

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音楽

餃子大王加入! #12

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日は僕が餃子大王に加入したいきさつについて書きたいと思います。理由は、記憶がどんどん薄れていっているから!「そんなの忘れる?」ということまで忘れていきます。昔のことは覚えていると言いますが、僕にはあまり当てはまらないようです😢
先日も、自分が何年幼稚園に通っていたか「?」となり、母に確認したところです。1年保育…かろうじて正解でした…。

餃子大王誕生の頃

餃子大王は1983年、大阪教育大学軽音楽部(通称K-ON、Nはホントは鏡文字)で誕生しました。結成当時のメンバーは4人。Vo&Gが森かずお君(1回生)。Dsはしげお君(1回生)。もう一人のGは「ギターの神様」わたるちゃん先輩(4回生)。そして、超絶プレイのBは大将先輩(回生不明)。

その頃の僕は3回生。『Lip Service』 というレゲエバンドをやっていました。2回生にはかめお君もいましたが、彼がやっていたバンドは『デラ』。何というか意味不明なバンドでした。さらに、謎の女キムチさんも1回生。『ルナティックドール』という女性バンドを組んでいたような気がします。違った?

餃子大王の音楽

餃子大王は、メンバー4人のうち半分が1回生とは思えないパワフルで独創的なプレイをするバンドでした。フレーズ面の独創性は先輩2人の力が大きかったのですが、曲そのものの独創性はむしろ1回生2人の力。2人の先輩方も異口同音に「森もしげおもすごいで!」とおっしゃっていたことを思い出します。コピーバンドが主流のK-ONの中で、オリジナル曲で勝負する餃子大王。その存在は異色でした。

ただ、僕は餃子大王には興味が持てませんでした。理由は3つ。
①パンクバンド?という印象。僕はパンクが好きじゃなかった。
②歌詞が下品な上に、ステージングも好きじゃなかった。
③K-ONでの派閥違い。僕は主流派の体育会系派閥だった。

加入の誘い

僕は大学6年間をK-ONで過ごしただけでなく、卒業後も1年間、学外部員としてフュージョンバンドを組んでいました。「K-ONもいよいよ引退やな…。」と思っていた1988年3月。突然、かずちゃんからの電話。当時のことだから家電?よく電話番号知っていたなぁ。

今度ヤマハのコンテストに出るので、餃子大王に入ってもらえませんか?一緒に武道館に行きましょう!」と熱く誘ってくれるかずちゃん。
「でも、餃子の音楽好きじゃないしなぁ。下品やん。」と僕。
「まあそう言わんと、一回スタジオに来てください!」
何度かのやりとりののち…。
「そしたら一回だけ見に行くわ」
「ぜひベースも持って!」

そうして向かった先は大阪市西成区。ハードコアやパンクなどエキセントリックな音楽で有名だった大阪伝説のライブハウス『エッグプラント』
「やっぱりパンクか…」と思いながら、聴かせてもらった(というかベースを弾かされた)曲の1つが「させて」。後日、NHK出演時には放送コードにしっかり引っかかりましたが、品のないタイトルとは違い、曲はポップなロックンロール。「ちょっと曲想変わったか?思ったほど悪くないな」というのが僕の感想。そのまま加入することにしたのでした。

YAMAHA BAND EXPLOSION

結局、「はだしのゲン」(中沢啓治先生の名作漫画をモチーフにした曲)で挑んだBAND EXPLOSIONでは世界大会に進むことなく、人気大賞受賞で終了。「ん?武道館は?」。

まあ、コンテストだっていうのに、ピンクレディーの名曲「渚のシンドバッド」(作詞:阿久悠先生、作曲:都倉俊一先生)をSEに、ステージセットとして持ち込んだ原爆ドームや平和の像(いずれも段ボール製 あかさん作)の後ろからポンポン持って登場したしなぁ。エントリー曲以外にも、なぜか「俺はジャイアン」(藤子・F・不二雄の名作漫画「ドラえもん」をモチーフにした曲)もやったしなぁ。そんなふうに好き勝手やっていましたので当然の結果ですよね。

でも、人気大賞の副賞だった合歓の里でのソノシートの録音・制作!楽しかった!ヤマハのモニターとして楽器の提供も受けました。僕はBB2000!そして、何よりも、バーボンハウスを始めとするライブハウスへの出演回数がどんどん増えたことが嬉しかった!その後、僕たちはバンドブームの強烈な追い風に乗り、ついに東京進出も果たしたのでした。

これからの餃子大王

2024年3月。メンバーの多くが定年退職を迎えます。30数年前、悩みながら選択しなかったメジャーデビューに僕たちは挑戦する予定です。

そう言えば、かつて情熱を持って指導した「沢池ミニバスケットボールクラブ」の横断幕には「夢に向かってLet’s Try!!」と入れていました。

もう一度メンバーと、そして変わらず応援してくださるファンの方たちとともに武道館を目指してみたいと思います。楽しいだろうなぁ(^^♪
さて、誰のバーターで出してもらおうか…。

今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。

またお越しください!

お待ちしています!