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保護者対応 #187

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

2学期が始まっておよそ1か月半が経過し、2022年度も後期に入りました。これから年度末にかけて徐々に増えてくるのが保護者からの要望。そこで、今日のテーマは「保護者対応」。
一読に要する時間は約5分30秒(僕計測)。よろしくお願いします(^^♪

保護者対応のポイント

僕が、教諭時代・管理職時代を通じて一貫して後輩教員に伝えてきたポイントは以下の3つです。

「シンプル思考」「保護者理解」「スピード対応」

保護者からの要望と一口に言っても、内容も方向性も様々です。批判や謝罪・改善要求ばかりではなく、「今年は良かったので、来年も引き続き…」なんて希望を伝えに来られる場合もあります。後者の場合、回答に苦慮するのは管理職くらいで、一般教職員にはほぼ無関係です。

でも、残念ながら保護者対応の多くは前者。保護者個人の立場や考え方・価値観のもと、学校・教職員の業務、子どもどうしのトラブル、果ては学校業務外の要望・要求まで持ってこられる場合があります。
このような保護者対応は感情労働であり、学校教職員にとって最もしんどい業務の1つです。授業研究などは苦労の中にも楽しさや充実感がありますが、保護者対応は疲弊するばかり…。本当に大変です。

ただ、世の中の風潮を見る限り、保護者対応がなくなるとは思えません。ですから、教職員は保護者対応力も身につける必要があるのです。

シンプル思考

保護者から激しく叱責されたり厳しい要求を突き付けられたりすることは気持ちの良いことではありません。ましてや、誤解・思い違い・考え方の相違などがあった場合には、説明も訂正も反論もしたくなりますし、それが必要な場合もあります。ですが、行動に移す前にするべきことがあります。

まずは、シンプルなゴール設定を行うことです。いろんな思いとは別に、最終的にどうなりたいのかを問うことから始めてほしいと思います。シンプルに思考し“目指すゴール”と“避けるべき最悪の結末”を設定する。行動するのはそれからです。

たとえば、「学校の考え(正当性)を伝えること」をゴールにした場合は、説明・訂正・反論などの具体的な行動を起こすことになります。ただ、それで保護者が納得するかどうかはわかりませんし、場合によっては大きなトラブルになってしまうかもしれません。また、納得させたとしても、保護者の心にどのような感情が残るかはわかりません。
なので、僕はこのゴールをお勧めしませんが、実際にはこのパターンを選ぶ教職員が多いように思います。

一方で「子どものプラス」をゴールとして設定する教職員もいます。僕のお勧めはこちら。保護者は勝ち負けを争う相手ではなく、子どものために協働すべき仲間です。保護者を言い負かすよりも良好な関係づくりを進めること。その結果、逆に学校の考えを理解してもらえた…なんてこともよくあります。

保護者理解

保護者理解のためのポイントは「感情のコントロール」と「傾聴」です。

まずは「感情のコントロール」から。
教職員が手にする保護者からの連絡帳や手紙の中には、激しい表現、過度の要求が見られることがあります。感情が高ぶりすぎて、文脈がおかしくなっていることだってあります。
そうなると、受け取った教職員も感情的になってしまいますが、まずはアンガーマネジメント!怒りの感情は一旦解放すると増幅しやすくなるので、この段階では爆発させないように心がけてほしいと思います。

次に大切なのが「傾聴」です。
保護者の主訴は何かをきちんと把握することが必要です。ここでもシンプル思考が役に立ちます。
保護者は一番「何」を求めているのか。それは「具体的な何か」か、あるいは「わかってほしいという思い」なのか。また、それは「今起きていることなのか」、それとも「過去の話」なのか。また抱えているのは「まったく別の問題」なのかなど…。
時には保護者自身も問題の本質に気づいていないこともありますので、まずは傾聴。とにかく保護者目線の情報をたくさん集めることが大切です。自分の考えを伝えるのではなく、相手を理解しようと努めることで、保護者の気持ちはずいぶん安定します。

スピード対応

要望によってはすぐに解決できないことがたくさんあります。
だからといって、何もしないで放っておくことはNG。まずは、改善・対応に向けて保護者と一緒により良い対応策を考え、素早く行動に移してみることです。というのも、実は保護者も「すぐに改善できる」とは思っていないことが多いのです。

だからこそ、まずは小さな一歩でいいのでスピード対応!そうすることで保護者は「わが子を大切にしてくれている」「真剣に向き合ってくれている」と感じてくれます。そうしてつくられる信頼関係は、困難な課題解決には不可欠です。敵対せずに協働できる関係づくりに努めることが、結果的に教職員のストレス軽減にもつながります。

教育活動の振り返り

ところで、年度後半に要望・要求が増えてくるのには理由があります。
突然大きなトラブルや事故が起きたから…という場合もありますが、多くの場合は「この時期まで前向きに考えたり、我慢したりしていた保護者がついに諦め動き出した」と考える方が適切です。ですから、保護者対応をする前に、自分あるいは学校の教育実践について考えてみることが必要です。

担任あるいは担当教員として、年度当初から子ども一人ひとりの個性・特性を理解しようと努めながら、丁寧に学級経営・授業づくりを行ってきた成果は、子どもたちの姿にあらわれます。
今なおトラブルが起きることがあったとしても、そんなことは問題ではありません。
学習内容の習得、生き生きとした表情、前向きな言動、他者と協働する姿など、子どもの成長を感じる場面はたくさんあります。個人としての成長と集団としての高まり。これこそが、教育活動の成果なのです。そんな教職員であるならば、保護者対応もすでに適切に行っていることでしょう。

一方で、これらの成果がまったく見られない場合もあります。もちろん、原因はいろいろ考えられます。しかし、この時期まで来て、未だにうまくいかない理由を子どものせいにしているようでは大問題。これでは保護者対応も上手くいかないだろうなと思います。

改善策は「自分自身を見直すこと」。
まずは自分の仕事のあり方。頑張ったかどうかではなく「間違っていなかったか」「足りなくなかったか」を考えてみることがとても大切です。
意外なことに、“仕事ができる人”ほど、この振り返りを行います。言い換えれば、この振り返りができるから仕事ができるのです。お勧めです。

補足

ここまで、保護者は協働する仲間という前提で書いてきました。しかし、現実には常識的な範囲を大きく逸脱している保護者も出てきています。このような場合には、教職員個人・学校単体での対応は困難かつ不必要です。スクールロイヤーの導入など教委レベルでの施策が必要だと思っていることを補足します。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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