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幼児教育レポート #40

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日は久しぶりに小学校に行ってきました。目的はお世話になった受付員のTさんにお会いし、改めてお礼をお伝えすること。正門前で椅子に座ってのんびりおしゃべりタイムを楽しみました。業間休憩にはたくさんの子どもたちにも再会!みんな元気そうでよかった!さらに、他の受付員さんお二人&保護者の方お二人ともお会いして、充実した学校訪問となりました!

「やっぱり現場はいいなぁ…」ということで、本日のテーマは「幼児教育レポート」。今月12・13日にお伺いした幼児教育施設での学びをレポートします!

一読に要する時間は約6分(僕計測)。長いです!最後までお付き合いください!よろしくお願いします!

保育所訪問

まず初日に訪れたK保育所。K校長先生とY先生と僕の3人を笑顔で迎えてくださったのはH所長先生。Welcomeムードが本当にありがたい!
早速玄関ホールの掲示物について説明をしてくださいました。

壁面に、まずは大事な「10の姿」!市内で統一していると教えてくださいました。K保育所ではそれ以外に、最近の保育の様子や給食・イベントなどの情報がわかる掲示物も随時更新。送迎時に保護者が見たくなるような工夫がいっぱいです。さらに、玄関ホール近くにはおしゃべりしやすい大きな丸テーブル!日頃から保護者との交流を大切にされていることがよくわかります。ちなみにこの丸テーブルでは幼児たちも「ねえねえ…」とたくさんおしゃべりをしてくれるそうです。素敵ですね(^^♪

こちらがその丸テーブル!子どもたちも座りたくなりますよね!

発達について

子どもの育ちは様々です。特に最近は、様々な特性を持つ子どもが増えているため、いわゆる定型発達に当てはまらない子どもも増えています。大人たちが困ってしまう気持ちもわかります。でも、本当に困っているのは子どもの方。
定型発達の子たちと比べて、成長速度や最終ゴールが異なることもありますが、早期に適切な支援を行うことで、その子が持っている力を伸ばすことが可能になります。だから、おとなは子どもの様子をしっかりと観察し、困っていないかどうかを把握しなければならないのです。

さらに、保育者・教職員は乳幼児の発達について学んでほしいと思います。未発達なまま生まれてくる人間は、誕生後に適切な経験を積むことで必要な力を獲得します。物事に順番があるように、人の成長にも段階があることを僕たちは知っておかなければならないのです。

たとえば、身体機能や感覚器官が発達し、知的・情緒的・社会的発達が著しい「乳児期」には「愛着関係」「信頼感」を獲得する必要があります。また、「幼児期前期」には「自我の目覚め」とともに「自律」「意思」を、「幼児期後期」には「自発性」を獲得することが大切です。定型発達を基準にしたり、過度な早期教育を施したりするのではなく、発達段階に応じた力・感覚を獲得することが大切です。それは、のちの人生に大きく影響するからです。

かわいい壁面装飾。すべてに意味があります。

保育見学

この日は4歳児、3歳児、…0歳児の順で見学。先ほど書いたことが理屈ではなく、実践として展開されていました。まさに発達段階に応じた保育!たとえば、遊びの内容、保育者との距離、保育環境など…。どれも勉強になります。そして最後に5歳児さんのお部屋へ。

1年生を何もできない小さなお友達…と見がちな小学校。でも、4・3・2・1・0歳児と見学した後の5歳児さん!なんと立派な姿でしょう。この日はクッキーの型抜きにチャレンジしていました。グループごとに配られる生地と抜き型。お互いに譲り合いながらルールを守ってチャレンジ。どこに抜き型をおろすか、何個できるか…。「10の姿」のうち6つや7つは確実に関わる内容でした。やっぱり小学校教職員にぜひ見てほしいなあ。

コロナが少し収束。「くっきんぐ」できるようになって良かったね!(^^)!

こども園訪問

翌日はN幼稚園の園内研修に参加させていただきました。この日の参加者は、前日メンバーにK先生、さらに中学校のN先生を加えた5人。前日同様、Welcomeムードで大歓迎!K園長先生ありがとうございました!

参観したのは4歳児の保育。「ルールのある遊びや触れ合い遊びをする」を主活動に、「10の姿」のうち7項目と関連付けた保育でした。
僕たちが到着した時は「ぎっこんばったん」などの触れ合い遊びの真っ最中。慣れた遊びで心&体ほぐし。保育者・N先生の声かけはとてもゆるやか。ピアノ伴奏のテンポや音量を変化させ、動きの変化を引き出します。予め用意された環境だけでなくLive感あふれる環境構成。これって大事やな♪

みんな幼児の目線になって参観。フープは次の活動「お引越しゲーム」の引越し先(^^♪

お引越しゲーム

そしてメインは「お引越しゲーム」。箱に入ったくじを引き、出た色と同じ色のある場所にお引越しするゲーム。全員が“色々さがしマン”になって活動します!
こちらも子どもたちの心はワクワクでいっぱい!早くお引越しできたら次のくじを引く権利までゲット!くじを引いて「〇色~!」と言えるとあって子どもたちは大ハッスル!N先生は上手にいろんな子どもを指名していました(^^♪

この遊びでも、言葉かけはゆるやか。マイルールで動きがちな子に対しても、誰もがみんな受容的。保育の目標が「できること=到達目標」ではなく、「やろうとする=方向目標」であること。そして、評価が「評価規準に基づく評価」ではなく、「個人内評価」であることにも納得。改めて「なるほどな」と思いました。

お引越しゲームのグッズです!

降園準備の時に

「お部屋に戻ったらトイレ・手洗い・うがい・お帰りの用意をしてね。たくさん言ったけどできるかな?」と、あえて複数タスクも指示!できて当たり前ではなく、できるようになるための工夫!さすがです!
たくさん動いて顔を真っ赤にした子どもたちは指示を思い出して頑張って行動!忘れている子には、周りがそっと伝える。何ともほほえましい雰囲気でした。

驚いたことがもう1つ!
制服のボタンを一生懸命留めていた子の様子を近くで見ていたK園長先生。「すごい。できるようになったね!」とその子に向かって一言。
「いやいや、すごいのは園長先生やろ!」と心の中で僕。
「できるようになったね」は、最近までできなかったことをご存じだから言える一言。きっと、いつ頃から上達してきたかをご存じなのだと思います。その証拠にほめられたその子はとても嬉しそうに「うん」とうなずいていました。

5歳児さんのお部屋の水槽。ざりがに、わかりますか?

保育者に学ぶ

保育者は意図的に工夫した環境を構成します。幼児はその環境を通した遊びを通じて総合的に学びます。そして保育者は、幼児が夢中になって遊び込む姿から「10の姿」に関わる変容を見取ります。保育者の適切な援助と的確な見取りの上に、幼児教育が成立していることを小学校教職員には知ってほしいと思います。
でも、やっぱり百聞は一見に如かず!ほんの少しの知識をもって、まずは現場に出かけてほしいです!ついでに僕も誘ってくださ~い(^^♪

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

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幼児教育との出合い #38

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日のテーマは「幼児教育との出合い」。
ホントは先週12日・13日に参加させていただいた幼児教育施設見学についてレポートしたいのです!でも、その前に、まずは僕と幼児教育との出合いからお話しさせてください。よろしくお願いします!
一読に要する時間は約5分30秒(僕計測)。最後までお付き合いください(^^♪

上賀茂神社(I本君のFacebookより)初夏の上賀茂神社の写真を送ってくれました♪

教諭時代

僕は23年間の担任時代のほとんどを高学年担任として過ごしました。当時は今のような「単年度制」ではなく、2学年単位の「持ち上がり」が主流。ですから、5年担任はクラス替えなしで6年担任に…というパターンが多かったです。
僕は、10回卒業生を送り出しましたが、6年のみ担任というのはわずか2回。それ以外の8回はすべて5・6年持ち上がり。さらに、うち1回は4・5・6年と3年間受け持ちました。(ただし、4年終わりはクラス替えしました)

そのため、校種間連携は小中が中心。中学校の教職員とはいろいろな観点で連携を進めました。たとえば、児童会&生徒会連携、人権教育推進、青少年健全育成など…。当時の僕は、幼児教育と関わっていないことをさほど気にしていませんでした。

持ち上がり

テーマから少し離れますが、単年度か持ち上がりかの問題。
いろいろな考え方があります。それぞれにメリット・デメリットもあります。でも、僕は持ち上がりが好きでした。
「2年も持てない」というネガティブな理由が裏にあると感じたことへの反発もありました。でも、それよりももっとポジティブな理由で持ち上がりが好きでした。

思春期前期の子どもたちとの長く深い時間。それは「穏やかで優しい家族」と過ごす感覚。その一方で感じる「本気で向き合わないと見抜かれる」という危機感。
この2つの感覚は、僕が教員になった理由を改めて確認させてくれていました。
毎日起きるいろんな出来事に笑ったり泣いたり悩んだり…。新しい発見もたくさん!きっと、子どもたち以上に僕が成長させてもらったのではないかと思います。今思い出してもとても楽しかった日々。懐かしいです。

我が家のこと

僕とMちゃんには子どもがいません。そのため、僕たちは「育児」をしていません。せいぜいかわいがっていた姪たちのお世話をしたくらい。だから、プライベートで保育所・幼稚園などに行く機会はなく、保育者の方々と会うことも話をすることもありませんでした。

かと言って、幼児に対するイメージがなかったわけではありません。
1年生の子どもたちには毎日会いますし、幼い姪たちにもちょくちょく会っていました。それに、たまには幼児教育施設の前を通ることだってありました。だから、高学年担任だけど、「幼児さんのことも知っている」という気になっていました。

ベネチアのゴンドラ。ゴンドリエーレのカンツォーネが聞こえてきそう(^^♪

校長管外出張

今から約6年前。市内の校長会メンバー8人で横浜に管外出張に行きました。目的は横浜の教育に学ぶこと。教育委員会と小学校を視察させていただきました。そこで、出合ったのが「横浜版 接続期カリキュラム」。幼児教育と小学校教育の段差を解消し、子どもたちの学びと育ちを円滑につなぐ取組です。

それまで幼児教育に触れたことがなかった僕には、とても興味深い横浜の実践。僕たちの市も教育には力を入れていて「学力向上プラン」に取り組んでいましたし、校種間連携にも力を入れていました。
なのに、「接続期カリキュラム?何それ?」って感じ!聞いたことがない!
「ぜひ学校で取り組んでみたい!」と僕は興味津々状態でした。

視察時に「私たちのバイブルです」と見せてくださった横浜市教育委員会発行の冊子『育ちと学びをつなぐ 横浜版 接続期カリキュラム』。入手するには直接市役所に行くしかないことも教えていただきました。
そこで、翌日の午後。帰阪前のフリータイムを利用して、僕は一人で横浜市役所へ。発行されていたシリーズを数冊購入しました。

『横浜版 接続期カリキュラム』のシリーズ!一部貸し出し中です(^^♪

スタカリ宣伝

以降、僕はスタートカリキュラム(スタカリ)導入に向けて動き始めました。校区内の幼稚園・保育所の行事を参観させてもらったり、園長先生たちにお話を聞かせてもらったり…。僕もスタカリ導入への意欲を話しました。
でも、なかなか他の教職員が幼児教育施設見学に帯同してくれることはありませんでした。理由は簡単。興味はあっても見学に行く時間がなかったからです。
幼児教育を見たいと願う教職員の多くは低学年担当者。保育を行っている午前中の時間は、教職員も授業中。見学に行く時間などないというのが実情でした。スタカリ導入以前の問題!これが僕の幼小連携の始まりでした。

翌年も大きな成果は上げることができないまま、僕は最後の学校へと異動することになります。そこでも1年間は何もできず。
でも、その3年の間に僕は市内の幼児教育界では少しずつ有名になっていきました。「小学校教育は幼児教育に学ぶべき!」なんて熱く語る小学校校長が珍しかったからだと思います。

幼児教育に学ぶ

今、大切にしたい主体的・探究的な学びは幼児教育の本質そのものです。
保育者は「(幼児期の終わりまでに育ってほしい)10の姿」という方向目標を意識して、環境構成や活動を工夫します。幼児の自発的な遊び=学びの芽生えを引き出すためです。そして、幼児の姿を深く観察し、一人ひとりの幼児の学びと育ちを見取り、次の活動へとつなげていきます。

だから小学校教職員は1年生の子どもたちが幼児教育で何をどのように身につけてきたのかを知る必要があるのです。幼児が育ってきたプロセスを理解することは幼児が育てた力を認めること。幼児教育で培われた自発性や自己肯定感を大切にすることから小学校教育は始まります。そして、それは小・中学校での豊かな学びへとつながります。

昨年度K小学校で行った「スタカリ研修」ではこんな話をさせていただきました。そして、わずか1か月の準備期間でスタカリに取り組んだK小学校教職員の方々。先日の施設見学といい、熱意と行動力がすごいです!改めて「学校の命は教職員。教職員が変われば学校が変わる」と実感しています。この動きをぜひ他校へも広げてほしいと思います。

さて、次回『教育』カテゴリで書く時は、「見学レポート」をお届けします。でも、「パリ・アクシデント編」も書きたいし、「本の紹介」も、もちろん『音楽』の話も書きたいし…。
気まぐれですみません(^^;お付き合いくださいm(__)m

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!