みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪
あまりテレビが好きではないのですが、ここ数日は珍しくニュース以外にもワイドショーも見ていました。「東京オリ・パラ汚職事件」では地位ある人たちの不正疑惑に失望。「国葬問題」では正面から議論を交わさないリーダーたちの姿にさらに失望。ウクライナ情勢は変わらず、ついでに庶民の所得も変わらないのに、物価だけは上昇していく…。ホントに暗いニュースばかりですね。
そして連日長い時間をかけて報道されている「園児バス置き去り事件」。状況がわかるにつれて重大な過失によって起きた事件であることも明らかになってきました。ただ、番組出演者のコメントには学校教職員OBとしてはつらいなぁと思うところも…。
ということで、今日のテーマは「欠席者への対応」。
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします(^^♪


番組では
僕がたまたま見た番組では、出演者の方々が異口同音に「連絡なく欠席している場合は、つながるまで何度でも保護者に連絡を取って当たり前」「忙しいとか、そんなことは理由にならない」「それが仕事だ」「保護者には何度でも、必ず欠席連絡を入れるように伝えればいい」などと厳しい口調でコメントされていました。
確かに、僕も最初から「なぜ出欠確認ができていないのかな?」という点に違和感をもっていました。送迎バスを使っていない公立小学校の場合は、常に登下校中の事件・事故の可能性も視野に入れて対応しているので、「連絡なしの欠席」にはとても敏感になっているからです。
特に、今回のように「休むときには必ず連絡を入れている」家庭の場合には、保護者の連絡忘れとは考えにくいため、事件・事故の可能性も出てきます。それだけに、ルール通りの行動がとられなかったことや違和感を放っておいたこと、都合よく解釈したことなどが残念でなりません。
ですが、それでも冒頭のコメントを一般論としてとらえた場合には「厳しいなぁ」と思ってしまいます。


教職員の業務実態
僕たちの町では、学校教職員の始業時刻は午前8時30分となっています。保育所送迎などのため出勤がギリギリになる職員もいますが、多くは始業時刻よりかなり早く出勤しています。最大の理由は始業前に子どもたちが登校するから。登下校中の事故対応や登校後の安全管理など子どもの安全確保をしつつ、8時30分からの朝の会に備えているケースがほとんどです。
それだけではありません。中には、登校しぶりの子どもたちを迎えに行く教職員もいます。学校からモーニングコールをしている教職員もいます。校門や教室で子どもたちを温かく迎えたり、授業や行事の準備をしたり…。僕が管理職として勤務していた学校は児童数およそ700 ~1200名の大規模校でしたので、要配慮・要支援の家庭もたくさんありました。教職員は子ども支援だけでなく、時に保護者支援の役割までも担っていました。

欠席対応
学校では8時30分から始まる朝の会で、「健康観察簿」を使った出欠確認・健康確認を行っていました。この時、欠席者と欠席連絡を照合し、問題がなければ係や当番の子どもが「健康観察簿」を養護教諭に提出しておしまいです。
ただ、連絡なしの欠席者がいる場合はそうはいきません。子どもではなく担任が職員室まで降りてきて教頭他の職員に欠席連絡の有無を確認します。
そして、連絡が入っていないことが分かればすぐに固定電話や携帯電話に連絡。この段階でつながってくれれば良いのですが、うまくいかないこともよくありました。
その後、担任は授業に戻り、職員室メンバーが連絡業務を引き継ぎます。着信履歴も残っているはずだし、何度も電話をしているのにつながらない…という場合には、緊急連絡先である勤務先や親せき宅に電話をすることだって当然あります。また、登校中の事故の心配もあるので、通学路を中心に付近を探索することや家庭訪問をすることも少なくありません。それでも状況がわからない場合には、教育委員会と情報共有し、次の段階に備えます。もちろん、担任は休み時間ごとに職員室までやってきて情報共有を行います。

情報共有
朝の会開始後、または授業中に保護者から連絡が入る場合に備えて、職員室内では情報共有を行っています。適切な電話対応や担任へのすばやい連絡を行うためです。もちろん、遠い教室にいる担任がわざわざ職員室に来なくてもよいように、職員室メンバーが教室まで行って無事を伝えます。
残念ながら教職員には民間勤めの方々のように業務用の携帯電話などが与えられていません。コロナ禍で多少は情報化が進みましたが、依然として昭和的アナログシステムが多く残されています。
一方で、要配慮の児童への対応も含め、細かな情報共有を瞬時に行い対応すべき場面は増加しています。特に、最近のマンパワー不足は深刻であるにもかかわらず、それを補う手立ても講じられていません。本来の業務を後回しにしたり持ち場を離れたりすることにはリスクも伴いますが、優先順位を考えながら足を使い手間・暇をかけて何とか情報共有・対応を行っているのが現実です。

コメントへの思い
今回の事件には職務を怠った面が多々あり、その積み重ねが事件につながったと言えそうです。また、会見を見たことで、より複雑な思いになった方も大勢いらっしゃると思います。僕もそうです。
でも、今回の事件の話ではなく、一般論として冒頭のコメントについて考えると、やっぱりつらいなぁと思ってしまいます。中には「自分も欠席連絡をし忘れたことはありますけど」と言いつつ園の責任を厳しく追及されている方もいましたが、僕にすればちょっと違います。ここまで書いてきたように無断欠席に対しては丁寧に対処していますが、よくよく考えてみれば欠席連絡さえ入れてくだされば済む話なのです。
それでも、単なる連絡忘れであった場合には「何事もなくて良かったです」と安堵しながら電話を切ります。僕たちも「無事で良かったやん」と喜びます。それは本音です。でも…。
教職員が本来ならしなくていい心配をしたり対応したりしていることは伝わっていないのかな。何度お願いしても、ルールを守ってくださらない保護者がいなくならないのはどうしてなのでしょう。
次回のブログ
民間企業と違い、公的サービスの1つである学校園は何かあると厳しい批判にさらされます。この風潮に対して思うところもありますが、不平を言っていても前進しないので、僕たちは自分たちでできる対策を講じたり、市教委や自治体に改善を求めたりしています。ということで、明日のブログでは僕たちが行っていた「欠席連絡」の方法について書いてみたいと思います(^^♪

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
感想・コメントも大歓迎!
またお越しください!
お待ちしています!