みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪
今日のテーマは「学校GD(構造化)」。学校GD①構造化の最終回です。
今回は、学校の現在地をアセスメントした結果をもとに、学校GDに記載する内容を考えていきたいと思います。学校教育目標や研究テーマ、達成戦略など、僕たちの学校での取組を交えながら説明させていただきます。今日は本編だけでも十分長いので、前置きなしでスタートします(^^;

ちなみに過去ブログの話。これまで、学校GD解説の事前説明として、いろんなテーマで書いてきました。本当はご参照いただきたいのですが、ちょっと書き過ぎたため一つひとつご紹介することができなくなってしまいました(^^;
必要に応じて、タイトルやタグを手掛かりに、ご覧いただけるとありがたいです。不親切ですみませんm(__)m
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。
目標設定
これまで書いてきたように、僕たちは子どもたちの実態を中心に学校の現在地を分析しました。
学習面・生活面ともに学校全体を見れば概ね良好。アベレージ的には十分満足できる状況だったと思います。ただ、個々の児童に目を向けると…。
学習面・生活面ともに困っている子どもたち、僕たちが「エンパワー層」と呼んでいた子どもたちが一定数存在していました。学校に来にくい子、教室に入りにくい子、授業に参加しにくい子、学習についていけない子など…。僕たちには、この子たちをエンパワーするための学校づくりが必要でした。
学校教育活動のターゲットはエンパワー層も含めた全児童です。当然、学校教育目標の対象も全児童。僕たちは「すべての子どもに、自分らしさを大切にしながら仲間と共に豊かな未来を生きる力を育みたい」という願いを込めて、長期目標としての学校教育目標を設定しました。ここには、僕たちが大切にしたい理念、つまりフィロソフィー的要素も含まれています。
ちなみに、校訓はもちろん、めざす子ども像(知・徳・体の内容)も変えていません。いわゆる不易に分類されると考えたからです。

研究テーマ
次の課題は研究テーマづくりです。研究テーマは目標達成に向けた戦略、つまりフィロソフィー&ミッション実現の道筋です。ですから、僕たちは研究テーマをとても大切にしていました。なぜなら、研究テーマは、ゴールまで“何で、どのようにして行くか”のうちの“何”にあたる部分だからです。目的・目標と手段とはセットであるべきだと僕は考えています。
僕たちがつくった研究テーマは「学校のUD(ユニバーサルデザイン)化」。
ご存じの通り、UDには「誰にでも公平で利用しやすい」などの利点があります。そこで、僕たちは、「UD化された学校はエンパワー層の子どもたちにやさしい学校であると同時に、すべての子どもたちにもやさしい学校である」との仮説を立てました。UD化によって、児童・教職員などすべての人の持てる力を引き出そうと考えたのです。
これは、ターゲットは全児童ですが、メインターゲット&検証軸はエンパワー層の子どもたちという、僕たちの学校にはピッタリの考え方でもありました。この研究テーマをもとに、学習面、生活面、またそれらを支える土台として人的・物的環境など、学校のあらゆる側面からUD化研究をスタートしました。

達成戦略
達成戦略は“どのように”の部分にあたります。
研究・実践の主体は校務分掌組織、つまり教職員です。複数の委員会がありますが、縦割組織では効果が十分に上がらないため、研究テーマは「学校UD化」で統一。それぞれの委員会が強みを活かしながら、担当領域からのアプローチを行うようにしました。
ポイントは、可能な限り委員会に権限を預け、校長(管理職)は委員会の思いを大切にしながら最終的な意思決定を行うようにすること。それにより、モチベーション3.0に基づき主体的に業務を行う組織が育ちます。
ただし、協働的な組織であるためには、常に全体での意志統一や確認を行うことと、各委員会の研究・実践をつなげることが重要になります。
そのため、僕たちが各委員会の上位組織として設置したものが学校経営戦略会議。必要な情報・方向性を各委員会の開催前に共有することで、学校全体が同じ方向に向かって、お互いが関連しながら進んでいきます。その結果、教職員は努力に見合う成果をあげることができるようになるだけでなく、校長のちゃぶ台返しによる教職員のモチベーション低下などのリスクを軽減することにもつながります。
ですから、これらは単に組織の形にとどまる話ではありません。これこそが学校マネジメントの中心課題。学校GDに描かれるべき内容です。ややもすると、研究テーマ重視・組織軽視になりがちな学校ですが、それは逆。協働的な組織をつくることが、成果をあげる近道だと僕は考えています。


さらなる拡がりを
学校GDには空間的・時間的拡がりも記載できるといいなと思います。
空間的拡がりは学校を取り巻く様々な方々との連携を指します。たとえば、家庭や地域との連携。他には、市教委や関係機関との連携、幼児教育施設・小中学校などの校種間連携。僕は、様々な課題に対応するために分業・協働を基にした連携によるセーフティネットづくりを主張していました。そのため、学校GDには連携についても記載していました。
時間的な拡がりは表現がとても難しいです。でも、やはり無視することはできないと思います。
僕たちが提供した教育はいつ、どのくらい子どもの役に立つのか?あるいはいつまで効果は持続するのか?
ややもすれば年度単位の発想に陥りがちな学校現場。特に、受験(良し悪しはともかく)の緊張感のない小学校では、成果に対する考え方がどうしても曖昧になりがちです。
学習指導要領は予測不能な未来を生きる子どもたちの姿を想定しています。SDGsでは2030年アジェンダがグローバルな課題として取り上げられています。学校GDづくりを通して、時間的拡がりについても一度考えてみる必要があるのではないかと僕は思います。
さて、4回にわたって学校GDについてお話してきましたが、今回で「構造化」については終了。
次は、これらの内容を学校GDに反映させ、共有すること、すなわち「見える化」と「共有化」がテーマとなります。ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。本当にお疲れさまでした。

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