カテゴリー
教育

小学校の運動会 #145

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日は9/1。僕たちの町の小学校は短縮授業期間を終え、今日から通常授業を再開します。体育科学習の内容も水泳学習から運動会練習へと移行。学習内容も夏から秋へと移っていきます。
ということで、今日のテーマは「小学校の運動会」。
一読に要する時間は5分弱(僕計測)。よろしくお願いします(^^)/

お願い
いつも読んでくださりありがとうございます(*^^*)
ブログにつけていたアドセンス広告。原因は特定できておりませんが「無効なトラフィックが検出された」とのことで、現在広告掲載が制限されています。読者の皆様には、ブログ内広告は「純粋にご自身の興味がある場合のみクリック」していただきますよう改めてお願いいたします。

今朝の大雨!雷も!いよいよ台風シーズンも到来。被害が出ませんように(>_<)

運動会問題

熱中症問題、組立体操問題、授業時間数問題など、学校教職員だけでなく自治体や教委、大学の先生など多くの方が熱心に議論を展開している運動会問題。その結果、実施時期も実施内容も地域や学校によってさまざま。もしかすると「運動会は廃止した」という学校だってあるかもしれません。

当事者である子どもたちや保護者の方々、さらには運動会とは直接関係なさそうな住民の方々にもそれぞれの事情や考え方があるでしょうから、判断に差が生じるのは当たり前。
むしろ「〇〇ありき」という前例踏襲的考え方の方がNG。十分な議論の上で、学校が主体性をもって「運動会廃止」を判断されたのなら、それは尊重すべきだと考えます。

ただ、僕は運動会実施賛成派。もちろん、日本型学校教育を前提とした場合の話ですが、狭義の学力だけではなく、非認知能力を含めた総合的な学力を児童に育むのに有効だと思っています。
ついでに言うと、秋開催を支持していますが、理由は単純。秋の方が熱中症リスクが低そうだからです。

いつもの僕なら「○○を目的とするなら春(秋)開催であるべき」という考え方。つまり、先に目的があって、それを達成するためによりよい手段・方法を選択するという考え方ですが、運動会の開催時期は別。僕が運動会に求める成果と実施時期はあまり関係がないので「どっちでもいいな。でも、秋の方が安全そうかな」という程度の判断です (^^;

小学校の運動会

小学校にある大小さまざまな行事は、学習指導要領「特別活動」に位置づけられています。たとえば、儀式的行事や文化的行事など。ちなみに運動会は健康安全・体育的行事に位置づいています。
小学校時代、行事ごとなら何でも好きだったという方もいれば、その逆という方もいます。また、行事によって好きだったり嫌いだったり…という方もいます。中には「どうしてこんなことするんだろう?」と思った方もいると思いますが、学校行事はすべて学習指導要領に基づいて計画されていたわけです。

ただし、行事の種類・内容・開催方法については地域・学校差があります。ですから、一概に比べることはできないのですが、僕の町を基準に考えると、小学校最大の行事はやっぱり運動会かなと思います。理由は、全校児童に加えて多くの保護者・地域住民の方々が一堂に会する行事だからです。

もちろん、人生の節目となる入学式や卒業式、宿泊を伴う修学旅行など、他にも大切な行事はたくさんあります。でも、それらの多くは学年行事です。
また、運動会と同じように全校児童がとりくむ音楽会や学習発表会もあります。でも、会場は体育館などになることが多いため、小規模校以外は全保護者が同時に鑑賞することは困難です。
僕が運動会実施賛成派である理由はまさにこの点。年に1回の大舞台に出場すること自体に大いに意味があると思っているのです。

教科・領域との関連

特別活動として位置づいている運動会ですが、運動会に関わる全ての時間が健康安全・体育的行事としての取り扱いにはなりません。何と言っても小学校生活最大の行事。企画段階から始まって、練習、本番、振り返りと長期にわたり多くの時間を費やしながら開催します。そのため、児童の活動もさまざまな教科・領域の時間を活用して行うことになります。

「児童が主体的に企画・運営を行う」運動会づくりを進めるために、総合的な学習の時間等を軸にしたカリキュラムマネジメントを行っているという学校があります。また、同じ特別活動・学校行事でも、地域等との連携部分については、勤労生産・奉仕的活動行事として扱っているという学校があるかもしれません。

もちろん、団体での演技や集団ゲーム的なプログラムの内容を見直し、体育科学習の内容としてふさわしい活動内容とすることで、体育の授業としてカウントしている学校もたくさんあります。陸上運動や表現運動、体つくり運動などの体育科学習として適切な活動を取り入れたプログラムにすることで、体育科学習の年間カリキュラムにきちんと位置付けることが可能になるのです。

学校行事である意味

学校行事は遊びではありません。たとえ小さな行事であっても学習活動です。ましてや運動会!
「目標は例年通りでお願いします。で、今年の日程ですが…」のような提案ではNGです!
「学校GD(久々に出ました!)のどの部分に関わる取組か」「ねらい・目標は何か」「どのような成果が期待できるか」「成果は子どもたちの学びと育ちにどのように作用するか」など、運動会を行う意義・意味や取組の方向性についてしっかり協議した上で活動を始めるべきです。

それが明確になればあとは手段との整合性だけ。
「子どもたちにつけたい力は何か」「子どもたちに出合わせたい感動は何か」「どんな子どもたちへと変容させたいのか」を考えれば、おのずと教員がやるべきこともやってはいけないことも見えてくるはず!
自信をもって練習・準備をスタートさせましょう(^^♪

今日から9月。運動会の提案自体は1学期中に終わっていると思います。教職員サイドの準備も夏休み中に進めたことでしょう。でも、実際の取り組みはこれから!練習が始まるこの時期に、改めて大切なポイントを確認していただき、指導に活かしてほしいと思います。すべての学校で素晴らしい成果を上げられることを期待しています(^^)/

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

カテゴリー
教育

学校GD(構造化) #79

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日のテーマは「学校GD(構造化)」。学校GD①構造化の最終回です。
今回は、学校の現在地をアセスメントした結果をもとに、学校GDに記載する内容を考えていきたいと思います。学校教育目標や研究テーマ、達成戦略など、僕たちの学校での取組を交えながら説明させていただきます。今日は本編だけでも十分長いので、前置きなしでスタートします(^^;

夏近し!というか、真夏日の毎日。今すぐ夏休みでもいい感じ(^^♪

ちなみに過去ブログの話。これまで、学校GD解説の事前説明として、いろんなテーマで書いてきました。本当はご参照いただきたいのですが、ちょっと書き過ぎたため一つひとつご紹介することができなくなってしまいました(^^;
必要に応じて、タイトルやタグを手掛かりに、ご覧いただけるとありがたいです。不親切ですみませんm(__)m

一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

目標設定

これまで書いてきたように、僕たちは子どもたちの実態を中心に学校の現在地を分析しました。
学習面・生活面ともに学校全体を見れば概ね良好。アベレージ的には十分満足できる状況だったと思います。ただ、個々の児童に目を向けると…。
学習面・生活面ともに困っている子どもたち、僕たちが「エンパワー層」と呼んでいた子どもたちが一定数存在していました。学校に来にくい子、教室に入りにくい子、授業に参加しにくい子、学習についていけない子など…。僕たちには、この子たちをエンパワーするための学校づくりが必要でした。

学校教育活動のターゲットはエンパワー層も含めた全児童です。当然、学校教育目標の対象も全児童。僕たちは「すべての子どもに、自分らしさを大切にしながら仲間と共に豊かな未来を生きる力を育みたい」という願いを込めて、長期目標としての学校教育目標を設定しました。ここには、僕たちが大切にしたい理念、つまりフィロソフィー的要素も含まれています。
ちなみに、校訓はもちろん、めざす子ども像(知・徳・体の内容)も変えていません。いわゆる不易に分類されると考えたからです。

車で5分も走れば、のどかな風景に出合えます(*^^*)

研究テーマ

次の課題は研究テーマづくりです。研究テーマは目標達成に向けた戦略、つまりフィロソフィー&ミッション実現の道筋です。ですから、僕たちは研究テーマをとても大切にしていました。なぜなら、研究テーマは、ゴールまで“何で、どのようにして行くか”のうちの“何”にあたる部分だからです。目的・目標と手段とはセットであるべきだと僕は考えています。

僕たちがつくった研究テーマは「学校のUD(ユニバーサルデザイン)化」。
ご存じの通り、UDには「誰にでも公平で利用しやすい」などの利点があります。そこで、僕たちは、「UD化された学校はエンパワー層の子どもたちにやさしい学校であると同時に、すべての子どもたちにもやさしい学校である」との仮説を立てました。UD化によって、児童・教職員などすべての人の持てる力を引き出そうと考えたのです。

これは、ターゲットは全児童ですが、メインターゲット&検証軸はエンパワー層の子どもたちという、僕たちの学校にはピッタリの考え方でもありました。この研究テーマをもとに、学習面、生活面、またそれらを支える土台として人的・物的環境など、学校のあらゆる側面からUD化研究をスタートしました。

家のバルコニーから見える「太陽の塔」の後ろ姿(^^;

達成戦略

達成戦略は“どのように”の部分にあたります。
研究・実践の主体は校務分掌組織、つまり教職員です。複数の委員会がありますが、縦割組織では効果が十分に上がらないため、研究テーマは「学校UD化」で統一。それぞれの委員会が強みを活かしながら、担当領域からのアプローチを行うようにしました。
ポイントは、可能な限り委員会に権限を預け、校長(管理職)は委員会の思いを大切にしながら最終的な意思決定を行うようにすること。それにより、モチベーション3.0に基づき主体的に業務を行う組織が育ちます。

ただし、協働的な組織であるためには、常に全体での意志統一や確認を行うことと、各委員会の研究・実践をつなげることが重要になります。
そのため、僕たちが各委員会の上位組織として設置したものが学校経営戦略会議。必要な情報・方向性を各委員会の開催前に共有することで、学校全体が同じ方向に向かって、お互いが関連しながら進んでいきます。その結果、教職員は努力に見合う成果をあげることができるようになるだけでなく、校長のちゃぶ台返しによる教職員のモチベーション低下などのリスクを軽減することにもつながります。

ですから、これらは単に組織の形にとどまる話ではありません。これこそが学校マネジメントの中心課題。学校GDに描かれるべき内容です。ややもすると、研究テーマ重視・組織軽視になりがちな学校ですが、それは逆。協働的な組織をつくることが、成果をあげる近道だと僕は考えています。

さらなる拡がりを

学校GDには空間的・時間的拡がりも記載できるといいなと思います。

空間的拡がりは学校を取り巻く様々な方々との連携を指します。たとえば、家庭や地域との連携。他には、市教委や関係機関との連携、幼児教育施設・小中学校などの校種間連携。僕は、様々な課題に対応するために分業・協働を基にした連携によるセーフティネットづくりを主張していました。そのため、学校GDには連携についても記載していました。

時間的な拡がりは表現がとても難しいです。でも、やはり無視することはできないと思います。
僕たちが提供した教育はいつ、どのくらい子どもの役に立つのか?あるいはいつまで効果は持続するのか?
ややもすれば年度単位の発想に陥りがちな学校現場。特に、受験(良し悪しはともかく)の緊張感のない小学校では、成果に対する考え方がどうしても曖昧になりがちです。
学習指導要領は予測不能な未来を生きる子どもたちの姿を想定しています。SDGsでは2030年アジェンダがグローバルな課題として取り上げられています。学校GDづくりを通して、時間的拡がりについても一度考えてみる必要があるのではないかと僕は思います。

さて、4回にわたって学校GDについてお話してきましたが、今回で「構造化」については終了。
次は、これらの内容を学校GDに反映させ、共有すること、すなわち「見える化」と「共有化」がテーマとなります。ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。本当にお疲れさまでした。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

カテゴリー
教育

学校GD(アセスメント)#75

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日のテーマは「学校GD(アセスメント)」です。
一読に要する時間は5分(僕計測)。よろしくお願いします。

広くて気持ちよかった高槻市・安満遺跡公園の空!(^^)!

6/23の話

今朝の北摂は曇り空からのスタート。ブログを書き進めていくうちに少しずつ青い空が広がっていきそうな予感がします。
梅雨の中休みなんだろうけど、残念ながら今日も真夏日予想。
夏休みまで1か月弱となったこの時期!熱中症や河川での事故などが起きないことを願っています。みなさんもご自愛ください。

ところで、今日6月23日は沖縄「慰霊の日」だそうです。
「旅でリチャージ#35」でも少し書きましたが、教育活動に役立てようといろんな場所を訪れていた僕たち。下田に行ったり、知覧に行ったり、水俣に行ったり…。そして、それらの資料をもとに教材を作ることもありました。
そんな中、教科書の中でしか出合っていなかった場所の1つが沖縄。「いいかげん実際に見てこないとあかんよね」とMちゃんと沖縄旅行に行ったことを思い出します。

今なお残る基地問題を始めとする数々の課題。沖縄問題は沖縄以外の問題であると同時に、様々な人権課題を象徴する問題です。
「慰霊の日」に何を考え、どんな行動をすべきなのか…。僕なりに考えて過ごしたいと思います。
さて本論です!

児童の姿

学校GDは旅の設計図です。そして、旅の始まりはいつも「現在地」から。まずは、学校GD作成の第1歩として「現在地」の分析から始めましょう。
ただ、「現在地」と言われてもピンとこないかもしれません。教職員のこと?研究テーマ?保護者のようす?地域性?時代のニーズ?…など迷ってしまうと思います。

でも、そんな時はシンプルに考えること。そもそも学校は何のために存在するのかということです。
学校は“子どもたちが豊かな未来を生きていくため”にあると僕は考えています。ですから、子どもの姿から学校の現在地を分析することが中心となります。

子どもを見取る

ここで大切なことは、まっすぐに子どもの実態(事実)を見取ること。理屈や言い訳は一切無用です。早い話が「子どもたちに力がついているのか?育っているのか?」をきちんと見取るということです。これは簡単に見えて、実は意外なほど難しい!教職員にとって、とてもシビアで厳しい作業となるので、相当な覚悟が必要です。

「あんなに頑張って授業したのに!テスト結果はボロボロ…」と絶望感に打ちひしがれた経験は僕にもあります。でも、事実は事実!「授業が悪かった」と考えることで改善の道が開けるかもしれません。

また、クラスが荒れているとか教室を飛び出す子がいるなどの事実にも正面から向き合いましょう。クラスづくりや個の育成の過程には、様々なことが起こります。好ましくないことが起こることだってあります。
問題は、その原因・背景をきちんと分析できるかどうか。「児童理解が不十分だった」と考えることで改善の道が開けるかもしれません。

事実に向き合ったとき、すべての作業は大きな意味を持ち始めます。それは学校分析も同じです。

児童アセスメント

児童アセスメントは、「学習場面」「生活場面」という2つの場面について行います。
「学習場面」は授業を中心とした学習場面における子どもの姿。「生活場面」は授業以外の日常生活(学校生活)の場面における子どもの姿です。
この2つの場面は「学習⇒生活」という一方通行ではなく「学習⇔生活」という双方向の関係となっています。
この2つの場面における子どもの姿を総合的に判断したものが、自校の「現在地」となります。

2つの場面が必要な理由を、学びの目的から説明します。
今や「学習場面」で成果をあげることが学びの目的ではありません。目的は「学習場面での成果」を「生活場面での課題」に活用し、自分自身や社会に活かすことです。(とはいえ、まだまだ受験が目的という現実も…)

子どもたちには、身につけた力を使って、自分たちで課題を発見・解決し、自分自身の生活や社会のあり方に活かすことを学んでほしいと思います。
また、時には「生活場面」において、今の力だけでは対応できない課題に遭遇することもあるでしょう。そんな時には「学習場面」で自己のアップデートを図ってほしいと思います。
今、求められる学力観に基づいて、児童の姿を検証軸に、自校の現在地を分析することが重要です。

検証軸づくり

補足しますが、「学習場面」では「狭義の学力(?)である教科等の内容の習得度」と「広義の学力(?)である資質・能力」の両方をきちんと見取ることが必要です。
ですから、テスト結果だけで判断することはNG。逆に、テスト結果を無視することもNGです。もちろん、「子どもの人柄(人間性)」に注目して「いい子たちだよね」なんて言葉で終わらせることもNG!

そのためには、妥当性・信頼性を感じられる尺度=検証軸を持つことです。基本的には、スタートからゴールまでの全期間を同じ検証軸で成果を検証することが大切です。「校内組織#58」などに関連記事がありますので、よろしければご参照ください。

外部との連携

その際のお勧めは、各種専門家等の力を借りること。学術関係者や市教委等の先生方はもちろんですが、一見関係なさそうな立場の方からの助言から新たな気づきが生まれることもあります。
たとえば「学習面」について、医療や福祉の専門家にアセスメントしていただくなど!

実は、僕たちの学校では、公認心理士やSENS・OT・SC・SSW・CSWなどによる支援教育Co.チームを作ったり、療育・医療関係の方々とも必要に応じて連携したりしながら、児童アセスメントに努めてきました。「プライドの使い方#11」で書いた通りです。プロセスに対するプライドを捨て、結果に対するプライドにこだわるためには、勇気をもって外部の専門家に協力を求めることです。その決断が、結果的に子どもたちも教職員も楽にしてくれると僕は考えています。

今回は児童アセスメントについて考えてみました。次回は、「ゴール設定」について考えてみたいと思いますが、書き始めると違う方向に行ってしまう可能性も・・(^^;
どうぞご容赦くださいm(__)m

本日もお付き合いくださり、ありがとうございました。
またお越しください。
お待ちしています!

カテゴリー
教育

学校GD(予告編) #73

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日のテーマは「学校GD(予告編)」。これまで32本の『教育』記事を書いてきましたが、多くは「学校GD」シリーズを書くための下準備でした。
「目的とか、フィロソフィーとか、縦割組織構造脱却…なんてことを、その都度書いているといつまでたっても前に進まない!各論については先に書いてしまおう!」
そう考えて、項目ごとに僕の考えを書いてきました。いつどこに何を書いたか、僕自身もすでに分からなくなっていますが、各論に興味を持っていただけるようでしたら、過去ブログをご参照ください(^^;
※本ブログではグランドデザインをGDと省略表記しています。

一読に要する時間は約4分30秒(僕計測)。よろしくお願いします。でも、今日はその前に…。

再び登場!晴れた日の紫陽花(^^♪

ブログの構成

本論に入るまでが長いからブログが長くなる…。“はじめに”や“ごあいさつ”的部分を削げば多少はコンパクトになると考えたことがありました。でも、数名の読者さんから「そのままでいい!」とのお言葉…。
たしかに、専門家や企業のWebサイトではなく、単なる個人ブログ。ダイアリーだと考えれば「むしろここ重要!」なんて、相変わらずピュアな気持ちで継続決定!常に前向き(^^)/

ただ、「いつ話が始まるの?」と読者の方々をイライラさせてしまうのも心苦しい。ということで、これまで前段で何となく書いてきた部分を「〇/〇の話」として書かせていただこうと思います!潔く!
ですから、本論だけに興味があるとおっしゃる方は、「〇/〇の話」を飛ばしてご覧ください。よろしくお願いします。(と言いつつ、このパターンも予告なく変更する場合があります。予めご了承ください(^^;)

今日の空、そして街並み。午前11時40分ころ。

6/21の話

今朝の大阪・北摂地域は弱雨。空は厚い雲に覆われ重く垂れさがっています。何だか空が近い。
山の上の住宅地に建つ僕の家。空気がきれいな日には大阪南部・南河内あたりまで見えるのに、今日は市内の街並みでさえ白い空気に埋もれてしまっています。
家の中でじっとしていても汗ばんでくるほど湿度も高い。今日はとっても梅雨らしい…。
でも、ブログ執筆作業前に、窓を閉めてエアコンON!梅雨っぽさから逃避しました(^^;

そして今日のBGMは『BOSTON』の「More Than A Feeling(宇宙の彼方へ)」。BOSTONは学生の頃大好きだったアメリカン・ハードロックバンド。ハードロックと言っても、アメリカンらしくとても爽やかで伸びやかな曲想。美しくなめらかなメロディに心癒されます。もっとも僕が聴いていたのは初期のみ。実際はどんなバンドなのかよく知らないのですが、僕の中にいるBOSTONはそんなバンドなのです。

だから、梅雨時期に聴くならブリティッシュ系よりも断然アメリカン系!中でもBOSTONはお勧め!心の湿度を下げてくれます!と、ここまで書いたら「Don’t Look Back」。やっぱりいいなぁ。心が元気になります!みなさんもこの時期にぴったりな1曲を探してみてはいかがですか?では、本論に行きます!

学校GDとは

そもそも「学校GD」って何ですか?という話ですよね。僕が教職員にしていた説明はざっとこんな感じです。

GDとは長期に渡って遂行される『大規模計画』『全体構想』のこと。
つまり、学校GDは、学校がスタート地点である現在地から遠くのゴールまで、長時間かけて到達するための旅の設計図・行程表のようなものです。

僕の若い頃は学校GDではなく、学校教育目標などと呼んでいました。4月当初、校長先生がプリントを配布。そこには「校訓」「教育目標」「教育方針」などとともに「めざす子ども像」「めざす学校像」などが書かれています。箇条書きで示されたたくさんの項目と数えきれない文字、文字、文字…。
校長先生が読まれるのですが、とてもじゃないけど覚えきれません。まるで脳が理解と記憶を拒否しているかのようです。きっと「学校教育目標テスト」があったら、全教職員が「がんばろう」の評価になっていたと思います。もしかすると、校長先生ご自身でさえ…(^^;

学校GDは必要か

そんな学校GD、本当に必要なのでしょうか?僕の答えはYESです。と言うよりマストです。設計図もなしに1年間の教育活動を進めること自体が無謀で無責任。学校教育は、その時々のインスピレーションで進めるようなものではありません。

とは言え、現実には「どうせ誰も覚えていないGDだから不必要」「覚えられるように具体的取組だけを書いておこう」という方もいらっしゃいます。一見、現実的な対応・優しい対応に思えますが、そうではありません。僕に言わせれば、旅の設計図も渡さず「黙ってついてこい!」的対応にすぎません。

このことについては「フィロソフィー#44」を始め、何度も書いてきました。全力で組織貢献する人は、自分の仕事が「どこに向かうか」「何にどう役立つか」を理解している人なのです。さらに、組織として成果を上げるためには、基盤となる目的・フィロソフィーを「組織内で共有すること」は不可欠なのです。きちんとした学校GDなしで学校経営・運営をすることはとても危険です。

次回予告

むしろ考えるべきは「学校GDを学校全体で共有するためのしかけ」です。ここでも大切になる考え方は「どうすればできるか!」。僕は次の3つに取り組みました。
①構造化…ゴールとゴールに向かう計画を分かりやすく整理する!
②見える化…構造化した内容をわかりやすく表現する!
③共有化…暗記ではなく理解につなげる!

次回以降は僕が取り組んだ内容の解説にチャレンジします。僕のメインとなる手持ち資料は2021/4/1に教職員向けに作ったPPT資料。その後、市内小学校の校長先生方にも一方的に送り付けた(が正しい表現)ものです。うまく文章化できるかな(^^;

併せて、僕が初めてGD的手法を教わったSMBC時代のできごとにも触れてみたいと思っています。学校教職員の僕が民間企業に学ぶきっかけとなった20年以上も前のエピソード。改めて、出会い・ご縁のありがたさに感謝しつつ、当時を振り返ってみたいと思います。どうぞお付き合いください!

今日もよい1日になりますように!僕は次の研修準備に入ります(^^)/あっ、ベースも弾きます(^^♪それから家事も!(^^)!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

カテゴリー
教育

評価・育成(後編) #60

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

さて、今日は「評価・育成(後編)」です。実際に面談を始めておられる校長先生も多いと思いますが、ほんの少しでも参考になればいいなと思います。最後までお付き合いください!
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

面談環境

僕は校長室で面談を行っていました。ゆっくりと落ち着いて話ができる環境だったからです。併せて、面談が中断されないように、校長室扉に年中貼っていた一覧表の項目から「面談中:緊急時以外は入室NG」をセレクト!ついでに、校内連絡システムで配信済みの「面談日程表」も扉に貼っておきます。「誰と何時から面談をするか」を周知することにより、静かな環境づくりに協力してもらえるからです。

また、当日用意するグッズも大切です。まずは自己申告表。事前にきちんと目を通し、管理職としての支援事項やアイディアなど、必要な情報をシートに記入しておくことを勧めます。それを目にした教職員と「ちゃんと見ている」と思ってくれます。他にも、支援材料(書籍やデータなど)などがあれば、それも用意しておきましょう。喜んでもらえると思います。

聴くこと

「個人目標と学校GDの整合性」が目標設定のポイントです。個人目標が学校GDとかけ離れ過ぎている場合は、残念ながら再提出となるのは前回書いた通りです。難しいのは「悪くないけどちょっと微妙?」という場合です。学校GDは当然大事ですが、できれば個人の思いも尊重したい…。と管理職は、ここで悩むことになります。

そのため、まずは教職員の思いや考えを理解する必要があります。自己申告表だけではつかみきれない部分を、自分の言葉で話してもらいます。しっかり話してもらう時間を確保しておくことは当然ですが、管理職として知りたい点を絞っておくことも重要です。僕は、教職員の言葉から学校GDと目標を整合させるポイントを探す努力をしていました。目標修正はもちろん、日常的な教職員支援にも関わる大切なポイントですね。

目標の修正

具体的な修正方法の1つ目は「学校GDに関連するように目標そのものを修正する方法」です。この場合の留意点は、教職員のモチベーションが下がらないように配慮すること。

そこで大切になるのが先ほどの教職員理解です。「先生の思いを尊重するなら、目標をこっちの方向に変えた方がフィットすると思うよ」など、教職員の思いを大切にした上で助言・指導を行うことが必要です。さらに言えば、力量や立場などに基づき、管理職が何を期待しているかについても、きちんと伝えることが有効です。教職員のモチベーションを維持・向上させながら、目標を修正することが可能になります。

視点の修正

具体的な修正方法の2つ目は「個人目標と学校GDとの関連を強化する方法」です。目標自体はOKだけど、視点が曖昧だったりずれていたりする場合に行います。

たとえば、授業力。「〇〇に取り組み、〇点以上の児童を〇%育成する」とある場合です。授業改善の具体的手立ても数値による評価規準も書かれているので、管理職にとってはありがたい目標です。でも、『学力委員会』が「授業研究は全児童がターゲット。ただし、成果検証はエンパワー層を中心に分析」としていたらどうでしょう?この目標は少しずれていることになります。

この場合には、学校GDの視点から個人目標を見直します。もちろん、管理職による修正は意味がないどころか、むしろ逆効果。教職員自身が納得して目標を修正することが重要です。
ただし、見直し作業は管理職と教職員が協力して行います。教職員自身が気づくことが大切ですので、管理職は一人ひとりに合う支援を考え、実行してください。
このようにして好ましい視点から再整理された目標は、学校GDとの整合性確保だけでなく、教職員のモチベーションと取組精度の向上にもつながります。

補足しますが、そもそも数値目標が設定しにくい業界です。評価・検証のために業績を数値化する努力は必要ですが、「指示されたから無理して数値化した」というケースがほとんど!実は教職員本人もそれほどこだわっていないことが多いです。
前編冒頭で書いたトラブル防止が気になることはわかります。でも、数値化を求めすぎるあまり、不適切な目標をスルーしてしまうことの方が目的に反します。ちなみに、僕のトラブル防止策は信頼関係構築作戦でした。

チームワーク

僕は学校GDを使いながら面談を行っていました。「先生の目標は学校GDのどの部分と関係がありますか?」と質問するためです。自己申告表に書かれている区分、たとえば「授業力」「自立・自己実現の支援」「学校運営」などすべての区分について聞いていました。

その理由は、学校GDと個人目標との関連に気づくことにより、全教職員で学校GD達成をめざしているということを実感してほしかったからです。そのため、面談を始めとする様々な場面で学校GDを提示したり活用したりしていました。

自己有用感

もう1つ、初任者など経験の浅い教職員をターゲットにしたねらいがありました。彼らに同じ質問をすると、恐る恐る「ここかなぁ」と指をさします。たとえば「授業力」の区分で聞くと『学力の研究』を…という感じです。
そのときに僕は必ずこう言います。「先生は初任者だからあまり組織の役に立たないと思っているかもしれないけど、それは違います。先生が目標に向かって努力してくれることで、学校の取組は必ず前進します。先生は学校に貢献する力を十分もっているのです」と。

校長の仕事は学校の資源を効果的に活用することだと繰り返し書いてきました。その中には当然、初任者教職員の方々も含まれます。目標設定面談を通じて、すべての教職員のモチベーションを向上させることができるといいですね。楽しい目標設定面談が開かれることを期待しています!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

カテゴリー
教育

評価・育成(前編) #59

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

6月第2週。僕が校長だったこの時期は府の「評価・育成システム」で定められた目標設定面談の真っ最中。この制度の対象者は府正式採用の教職員。管理職が評価・育成者となり、教職員の評価と育成に寄与しようという制度です。制度そのものに対する批判も根強くありますが、設計段階では学校現場にとってより厳しい制度だったことも事実。府教育長を中心とした教育関係者のおかげで、現制度に落ち着いているというのが実情です。

ということで、今回のテーマは「評価・育成」。
「前編」は、評価・育成面談のねらいと準備がテーマ。そして、後編では、僕が大事にしていた面談ポイントがテーマ。前・後編とも最後までお付き合いください!
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

今日も歩道の紫陽花から。

面談の目的

目標設定面談のゴールは、被評価者(教職員)と評価者(所属長)の双方が納得できる年間目標づくり。「被評価者は1年間、何に取り組み、どんな成果をあげるのか」「評価者はどんな支援を行うのか」などを話し合います。その際には、評価方法や評価基準・規準について、数値化も含めて話し合っておくことが、トラブル防止の第1歩になります。と、こんな感じが一般的です。

僕の目的

僕の目的はいつもの通り2つ。

1つ目は目標設定そのもの。個々の教職員が適切に自己目標を設定することにより、1年かけて積み上げる努力を成果につなげることです。
適切な目標設定とするための基本的な考え方は「前編」で、実際の修正作業については「後編」でお伝えします。

2つ目は、教職員と僕との相互理解・信頼関係づくり。目標設定という作業を通して、相互理解・信頼関係づくりを進めることが目的です。そして、いつものことですが、僕にとってはこちらがメイン!なので、まずはこの話から(^^♪

僕たちの街のメインストリート。緑がいっぱい!

理解と信頼

僕は面談が好きでした。「評価結果でもめない目標づくりを…」と駆け引きしながら行う面談はしんどそうですが、相互理解をめざす面談は実に楽しいです!
教職員の思いや考えを聴かせてもらっては「そうなんや!」「やっぱり!」。発見&納得の連続!もちろん、僕の考えも聴いてもらえます!とても貴重な機会でした。

ですから、一人当たりの面談時間は他校より長めの約45分間(授業1コマ)が標準。でも、事務的な面談ではなく、相互理解・信頼関係構築をめざす面談ですので、これでも十分ではありませんでした。
特に、僕は大規模校勤務だったので、放課後の時間だけでは日程を組むことができず、教職員の「空き時間」を使わせてもらっていました。標準が授業1コマ分であるのはそのためです。

でも、延長戦はしょっちゅう!時には2時間以上「談笑」「お悩み相談」なんてことも!昨年度末に行った面談では「これで最後かと思うと、さみしくなります」という声も聞かせていただきました。僕と同じように「面談を楽しみにしてくれていたんやなぁ」と感謝・感激。それにしてもホント楽しい作戦会議でした(*^^*)

安満遺跡公園。SAKURA広場と空!

コミュニケーション

もちろん、一番大切なのは日常的なコミュニケーションです。僕も職員室をウロウロしては世間話&ジョークを頻発!もちろん仕事の話もしていましたが、教職員にとってはいい迷惑、業務妨害だったことでしょう(^^;

でも、コミュニケーションは人間関係づくりの基本!特に、大規模校の管理職にとって意識的なコミュニケーションはマストです!「気がつけば何日間もしゃべっていない…」なんてことが実際に起きるのです!だから、僕にとって職員室をウロウロすることは極めて重要な業務だったのです。

でも、やっぱりそれだけでは不十分。深い話題やプライベートな話題はオープンな場・短い時間ではできないもの。時には、自ら校長室にやってきて、たくさんおしゃべり&リフレッシュしてくれる教職員もいましたが、それが苦手な教職員もたくさんいます。定期的な面談機会があることは、僕にとっても教職員にとってもメリットがたくさんありました。

目標設定のキーワード

ところで、面談には「自己申告表」が必要です。作成するのは教職員一人ひとり。個々の教職員が1年間の目標などを考え、自己申告表に記入。指定された期日までに管理職に提出します。ただし、自己申告表とはいえ目標は自由かというとそうではありません。
教職員は学校最大の資源、学校の命です。教職員が目標達成に向けて発揮する力は、すべて子どもの学びと育ちにつながっていなければなりません。そのため、僕は、目標設定のキーワードとして「学校グランドデザイン(学校GD)との整合性」をあげていました。

もちろん、後出しじゃんけんはNG!教職員が「自己申告表」作成に取りかかる前に、このキーワードについても説明が必要です。タイミングとしては「学校GD説明時」と「自己申告表の作成・提出依頼時」の2回が良いと思います。

でも、なぜキーワードの説明が必要なのでしょう。
その理由は「校内組織(目標)(5/27)」で書いたことと全く同じ。「校内組織の目標と学校GDとが微妙にずれる」ように「個人目標が学校GDと微妙にずれる」ことがあるからです。

安満遺跡公園。ドッグラン♪

設定目標検討

実際に自己申告表を見る限り「微妙だな」と感じる目標がよくあります。もちろん、すべてが即NGというわけではありません。ただ、そのままではちょっと…という場合には面談で少し修正することが必要になります。ここは「後編」でお話しします。

さらに、少しの修正では厳しいという場合には、面談前に個別に修正支援・再提出を求めることが必要です。せっかくの面談を無駄にしないように、また、多忙な教職員に余分な負担をかけないように、提出された自己申告表は事前に丁寧に確認・検討!適切な対応は、管理職としてのマナーです。

面談日程

僕は教職員の業務スケジュールをもとに面談日程をつくっていました。もちろん、可能な限り配慮した日程を考えます。それでも、日程は教職員の希望や事情を優先したかったので、いつでも日程変更OKとしていました。
むしろ日程調整のために、一旦決めて提示する…という感じ?貴重な面談機会です。教職員に前向きな気持ちで面談に臨んでもらうためには、日程や面談時間(長さ)の面で配慮することはとても大切です。

さて、ここまでの準備をした後、いよいよ実際の面談が始まります。ということで、この続きは後編で(^^)/

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!