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先を見る力 #97

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日は7/15(金)。ついこの前7月になったと思っていたら、明日はもう折り返し!早いですね。
そんな今日は、午後3時から研修会の打合せ。今、準備を進めている研修会に向けて、またK小学校にお邪魔します。
前回の研修が2月下旬だったので、校内研修講師として参加するのは5か月ぶり。
担当の教職員はお二人とも若い方。ミドルリーダー層の方が活躍している学校は溌剌としていてとても気持ちがいい!校長先生や事務職さんや先生方など、一緒に仕事をした人もたくさん!今回も楽しみです(*^^*)

ところで、その研修準備で掘り起こした過去データ。その中に、1990年代後半以降に取り組んだ人権教育・総合的な学習関係の資料がありました。それを見ると…。

さて、今日のテーマは「先を見る力」です。
一読に要する時間は5分(僕計測)。よろしくお願いします(^^♪

1998年度

1998年度の6年生人権学習。部落問題・障害者問題・国際理解・福祉などのテーマ別にグループを編成。フィールドワークを実施していました。そこで、収集した様々な情報をもとに、グループで伝えたいことを協議。何度も練習・検討を重ね、発表会を開催。当日は、劇や動画・クイズ・紙芝居・ペープサートなど、最も適切だと考えた方法で発信していました。

この年には、「楽しく人権学習」「気がつけば人権学習」をテーマに、TV『日立 世界ふしぎ発見』をモチーフにした人権学習の自主教材も考案。学年みんなで体育館に集合し、ビデオやプロジェクターを使った学習に取り組んだことも記憶しています。

2002・2003年度

2002年度の5年生は、国際理解をテーマに国別グループに分かれて「調べ学習」を実施。外国の方をゲストTとしてお招きし、交流もしました。ここでも、学んだことや調べたことをしっかり発信。ステージでの発表に加え、グループごとに試食や体験コーナーをつくるなど、手作りのワールドパーティーを開催しました。

6年生の3学期には、歌が上手という学年の強みを活かす取組をみんなで検討。音楽専科の全面協力のもと、4クラス合同でオリジナルのオペレッタにチャレンジしました。「仲間・信頼」など学年が伝えたかったメッセージをテーマに作り上げた作品は、保護者や他学年児童など、多くの観客の前で上演することができました。

チャレンジ

まだ「調べ学習」と言っていた当時の話ですから、情報の収集や整理・分析は不十分だったと思います。思考スキル・思考ツールの活用もできていません。ルーブリックだってつくっていません。

しかし、当時から子どもの願いと教員のねらいを一致させるように努めていました。また、模造紙発表しか知らない子どもたちに、場所や相手など目的に応じた発信の仕方があることも伝えていました。
また、人権学習や総合的な学習を軸に、教科の学びや情報教育(当時導入されたPC)との関連付けなど、いわゆる「カリキュラムマネジメント」にもすでに取り組んでいました。
ちょっと大げさな言い方をすれば、「探究的な学習」「カリキュラムマネジメント」が今ほど一般的でなかった頃に、すでにそれらに取り組み始めていたということです。

創意工夫

その後も、いろいろなことに取り組みました。たとえば…。
市のプロジェクトチームメンバーとして取り組んだ「人権教育教材」「教育課程(授業時間数)案」づくり。
首席教諭時代、異動直後の教職員が困らなくて済むようにと考えて作った「校内ガイドブック」。
教頭時代のテーマの1つは「縦割り組織構造からの脱却」。教職員組織・児童組織ともに、個の強みを活かす協働的組織となるよう取組を進めました。

また、校長になってからは、様々な業務改善。計画休暇制度や補充体制の充実、外部専門家との連携、支援・授業Co.チームの新設。また、職員室の改造や女性教職員用休養室の増設などハード面にも取り組み「働く人にやさしい職場づくり」をめざしました。

もちろん、子どもたちや保護者のメリットを考えた取り組みもたくさん行いました。
炎天下で行っていた運動会。全児童席にテントをはったりミストをつけたり、体育館にパブリックビューイングを開設したりしました。また、行事によっては児童向けと保護者向けの2回開催を考案。コロナ対策として好評を得ました。

他にも、ちょっとしたことはたくさんあります。女子児童の体育用ブルマや男子用の短パンは早々にハーフパンツで統一したし、体育・屋外活動用にと水筒運搬用ワゴンを用意しました。授業参観・個人懇談会時は保護者の自転車来校を許可したり、地域の依頼で校区の商店街祭りに参加、Mちゃんと二人でミニコンサートをしたり…。
僕たちの町ではあまり取り組まれていなかったことにどんどん挑戦。本当に楽しい毎日でした。

先を見る力

僕が何かを始めようとするとき、必ずしも順風満帆だってわけではありません。むしろ「何でそんなことするの?」という疑問や反対の声が多いときもありましたし、断念したこともありました。黄帽とか…(^^;
でも、数年後にポピュラーになっている様々な取組もいっぱい!そんな時は「早めに導入して良かったな」と思って、こっそり喜んでいました(^^♪

ただ、僕に「先を見る力」があったわけではありません。飽き性なので前例踏襲は苦手だし、新しいことに挑戦したいし、アイディアだって浮かびます。でも、やっぱり「先を見る力」があったとは思いません。Mちゃんによると、僕の原動力は「人に対する思い」だそうです。

僕は、これまで多くの豊かな出会いを経験してきました。その多くは教育活動と音楽活動で得られた出会いです。そして、幸いなことに僕の毎日は「人を好きになったり、人から好かれたり」の連続…。そんな恵まれた日常から生まれた「人に対する思い」が、新しいこと好きの気質と相まって、多くのチャレンジをさせたのだと思います。

時代はますます混とんとしてきていますが、国のリーダーはもちろん、すべてのリーダー的立場の方々には、「人に対する思い」を胸に、時代の先を読み、斬新で効果的な施策に楽しくチャレンジして欲しいと思います。期待しています(^^)/

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

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教育

学校GD(組織基盤) #74

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

さて、本日のテーマは「学校GD(組織基盤)」です。
なぜ、学校GDが必要なのか?学校GDづくりが何に役立つのかについて書いてみたいと思います。
一読に要する時間は約4分30秒(僕計測)。よろしくお願いします。

6/22の話

今日も大阪・北摂は雨の朝となりました。でも、今日はお天気回復傾向。晴れるといいな。
そう言えば、昨日は聞こえなかった小鳥たちがさえずる声も、窓の外から聞こえてきます。
そうこう言っているうちに、どうやら雨も上がったよう。今朝はとても静かな朝です。

と書いたのが、午前9時ころ。
今日は歯医者さんを予約していたので11時過ぎに作業をストップして車で出発!
車内にはAmazon musicが勝手にセレクトしたオリビア・ニュートンジョンの「Physical」。懐かしいし、何だか爽やか♪
「いいなぁ」と思っている間も、どんどん広がっていく晴れ間!そして、ついには「暑すぎるやろ!」というお天気に…。
今もレッスンルームはエアコン作動中。ちょうどいい感じって難しいですね。では、本題に入ります!

組織基盤をつくる

誤解のないように言うと、学校GD作成は校長の仕事だと思っています。だから、本来は校長が独力で作成、教職員に提示するのが正解かもしれません。
しかし、校長のワンマン経営は非常に危険です。「小学校の校長の仕事①#5」以降、何度も書いてきたように教職員こそが学校の命!これから1年間の長旅をともにする大切な仲間である彼らに対するリスペクトと配慮なくして、どんなチャレンジも成功することはありません。
校長の仕事は、学校GD作成作業を通して「強力な組織基盤をつくること」なのです。

そのために大切にしたいポイントは2つ。「教職員の思いを大切にすること」と「学校フィロソフィーを明確にすること」です。

教職員の思い

第1のポイント「教職員の思いを大切にすること」。
学校アセスメントというと子どもの実態や保護者・地域の願いばかりに目が向きがちですが、教職員の思いを大切にすることを忘れてはいけません。なぜなら教育活動に直接携わり、成果をあげるのは教職員。管理職、とりわけ校長は大した力になりません。これは何度も書いてきました。
実務に当たる教職員の納得も意欲も期待できないような学校GDはほぼ無意味!単なる校長の自己満足に過ぎません。

もちろん、「4月に着任したばかり…」という場合には、すぐにできなくても構いません。時間をかけて良いので、いろんな立場の教職員としっかり話し込んでください。一人ひとりの強みや思いを理解しようとする姿勢こそが重要!強い組織基盤をもつ学校づくりにつながります。

学校フィロソフィー

第2のポイント「学校フィロソフィーを明確にすること」。
自校は何を大切にどのような使命を果たそうとするのかを明確にすることが重要です。
人間は自分たちの営みの意義や方向性に共感したとき、初めて持てる力を発揮するということは、「フィロソフィー#44」を始め、これも何度も書いてきました。
ですから校長は、すべての教職員が自校の教育に誇りを持って取り組めるようなフィロソフィーを提示する必要があると僕は思います。

しかし、だからといって「世界平和の実現」ではゴールが遠すぎます。大切にしたいのは、やはり「目の前にいる子どもたちの幸せ」ですね。
今、様々な課題を抱え、しんどさを感じている目の前の子どもたち。いったいどうなれば幸せを感じることができるのか?具体的な子どもの姿を思い浮かべながら考えてほしいと思います。
学校教育活動の基盤となる方向性を教職員みんなで共有すること。これも、強い組織基盤をもつ学校へと変容するためには不可欠なことです。

不易と流行

ところで、前回「学校GDは旅の設計図のようなもの」と書きました。ですから、「旅なら行先から決めるのでは?」と思われた方もいらっしゃると思います。それはそうですよね。
ただ、日本の学校教育に関していえば、究極の目的は「人格の完成」であると明確に規定されています。毎年変わる校訓というのも聞いたことがありません。「不易」の部分はよほどのことがない限り、大切に継承していって良いと思います。

だったら、僕たちがまず把握すべきは「学校の今」。そして、「時代のニーズ=流行」。この2点から学校がめざすゴールが見えてくるのではないかと思います。
どうしても方法論的なものに飛びつきがちですが、ゴール向かう具体的戦略はもう少しあとの話。

ということで、次回は「学校の今」を把握する上で最も重要な「児童アセスメント」について書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
そして、最後はおまけ。僕とGDの出合いについてです。
よろしければお付き合いください。

GDとの出合い

僕が年間計画的発想・作業について教わったのはSMBC時代。当時、大阪ミニバス界をけん引していた大阪市・NNミニのSさんから「トータルデザイン」という言葉で教わりました。
目的地(ゴール)設定。現在地の確認。練習計画はバックワードプランニングを使いながら、年・学期・月・週・日…と細分化。PDCAを回しながら、常に計画に修正を加える・・・などなど。

学校業務に年間計画がなかったわけではありません。特に、授業では子どもたちの習得状況により指導計画を変更したり指導方法を工夫したりすることはしていました。でも、ここまで細かな計画・分析・修正の必要性は感じていませんでした。
SMBC時代は指導をしながら、日々トータルデザインに修正を加えていたことを思い出します。

今、学校ではカリキュラム・マネジメントの確立が求められるようになりました。単元ベースや1コマの授業ベースでも評価規準を明確にし、授業改善を図ることも当たり前になってきました。
しかし、僕は幸運にも25年も前から、この考え方・方法に出合っていたのです。僕が、今なお民間企業やビジネス書を重視している理由は、ここにあるのかもしれません。
よりよい教育のヒントは教育以外の場所に転がっているかもしれません。みなさんもぜひ多くの出会い・出合いを求めて、外に出てみてくださいね。きっといいことがあると思います(^^♪

本日もお付き合いくださり、ありがとうございました。
またお越しください。
お待ちしています!