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教育

見通して学ぶ #175

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

本日、Mちゃんは運動会のため出勤。朝7時に家を出たので、僕もその時間からウォーキングに出発。およそ6500歩、5km、消費カロリー600kcalの道のりを歩いてきました。
ウォーキングタイムは僕にとってのシンキングタイム。バンドのことを考えたり、ブログのことを考えたり…。どの時間よりもいろんなことをゆっくりと考えることができる大切な時間です。ひとりウォーキングの良さですね。

そして思いついた今日のテーマは「見通して学ぶ」。
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします(^^♪

ウォーキングコース

何度か歩いているうちに「スタンダードコース」ができました。ゴールは自宅から最も近いパワースポット・大門寺さん。往復わずか5kmほどのコースですから50分ほどで歩いてしまいます。ただ、僕のコースには平坦なところがほとんどありません。

往路の約1.4kmはアップ・アップ・ダウン・ダウン・ダウンって感じ。
そして復路約3.6kmはフラット・アップ・アップ・アップ・アップ・アップ・フラットって感じ!
主に、急勾配な南北道路を歩いて戻ってくるのですが、最後の数100mが特にきつい!ようやく自宅に向かう平坦な東西道路に入る頃にはずいぶん心拍数も上がっています。

そこから自宅まではわずか150mほど。でも、これではクールダウン不十分なので、あえて距離を伸ばしてゆっくり歩いています。冬のマラソンタイムの時に先生が「すぐに止まったらあかんよ!ゆっくり歩いて呼吸を整える~!」と叫んでいたあれです。
こうして僕のスタンダードコースができ上りました。

気づいた変化

長くウォーキングをしていなかった僕。わずか50分とはいえ、想像以上のアップダウンに当初はとても戸惑いました。最初のアップ部分だけでも「まだ続くん?すでに無理やん!」という状態。復路に至ってはもうボロボロ。途中で休憩を入れながら、何とか帰宅した記憶があります。

もちろん、帰宅後は“めっちゃ疲れた”状態。何て表現したらいいのでしょう?プールや海で泳いだ後のような感じ?元教員的に言えば、終日水泳指導やプール管理を行った後の感じ。
その上、足はがくがく。上り坂も大変だけど、慣れない身体に負荷がかかるのはむしろ下り坂かも?両足のすねの部分が痛すぎて、正座ができないほどでした。「わずか1時間でこんなにボロボロになれるんや!」と思ったほどでした。

それが今は!アップダウンだらけの道にもかなりアジャスト♪ウォーキング後の疲れ方も“ぐったり”から“心地よい疲れ”に変化。真夏の暑さや真冬の寒さは未体験ですが、当面は楽しく続けることができそうです。

疲れの原因

今朝は歩きながら「この変化がどうして起きたのか」を考えていました。もちろん、複数の理由が考えられるのですが、その中で僕がベストアンサーに選んだのは「見通し」でした。

初日はルートを探すことから始めました。いつだったかチラッと見たことがある地図を頭に浮かべながら自宅を出発。「こっちかな?」なんて気楽に歩き始めたのですが、すぐに「あれっ!こんなにしんどいの?」となってしまいました。
見慣れた自宅周辺の道なのに、いきなり始まった上り坂がいつ終わるのかわからない!“体感”としてとらえられていなかったのです。「そう言えば、車でしか通ったことがない!」と気づくのに時間はかかりませんでした。

その上り坂を息を切らしながら上り切ったあとは、不安な気持ちでルート探し。結局、この日は全然違う場所に行ってしまいました。「ダイエット27日目#157」に書いた通りです。
翌日は父にルートを教えてもらい再チャレンジ。今のルートを見つけたのですが、その日も「この道で合ってるのかな?」と不安な気持ちで歩いていました。

ウォーキングを始めた頃、今よりもっと「体力的な課題」があったことは事実です。でも、それ以上に心身を疲弊させたものは「ゴールやルートがわからない不安」だったのではないかと僕は思います。

見通すということ

今、学校でも「単元を見通して学ぶ」ことが大切にされています。教員だけがゴールやプロセスを知っているのではなく、子どもたち自身が「自らの学びのゴールとプロセスを見通す」ことが重要なのです。これは「受動的な学びから能動的な学びへ」と学びのスタイルを変化させることであり、やがて「探究的な学び」へと発展していきます。

学びと育ちの主体者である子ども自身が、自らの疑問や興味・関心に基づきアクティブに探究する姿。そして、自らの強みを発揮しながら、仲間と協働的に気づきを共有し新たな知を創造していく姿。考えただけでワクワクします。

毎日同じコースを歩くだけのウォーキングでさえ、ゴールとプロセスを見通しながら歩くことで心身への負荷は大きく軽減されます。その結果、心身は伸び伸びと活動し、最大のパフォーマンスを発揮することができるようになるのです。

特に僕のように心配性なタイプはそう。力を発揮するには不安の除去が近道です。これは、発達障害を始めとする様々な特性を持っている子どもたちも同様です。もともと苦手なこともありますが、持てる力を十分に発揮できていない場面を見るたびに残念な気持ちになるのはそのためです。
子どもたちが予めゴールとプロセスを見通すことで、心身への負荷を低減し、一人ひとりが持っている力を十分に発揮できるといいなと思います。

追記

楽に歩くことができるようになったことで起きた変化がもう1つ。これまで見ていなかったものが見えるようになりました。見えているだけで気づいていなかったものに気づけるようにもなりました。
心身のゆとりが視野を広げてくれたのだと思います。

子どもたちには、自らの学びと育ちのために、いろいろなものごとに目を向け、気づいて欲しいと願います。身近な自然にも、いろんな人の思いにも、世の中のことにも。そして、もちろん自分のことにも。
基礎的な体力が必要なように、知識・技能も必要ですが、それは目的ではなく結果として獲得すべきです。

おとなの仕事は、子どもたちが安心して学び育つことができるように学びの環境を整えること。その環境の中で、子どもたちには安心して学び、視野を広げ、たくさんの力を身につけていってほしいと思います。
今朝はウォーキングをしながら、そんなことを考えていました。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
感想・コメントも大歓迎!
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お友達をつくれ♪ #134

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

講師時代を含めると4校目の勤務校にあたるS小学校で出会ったO校長先生。「先輩の言葉#43」で書いたM小学校のO校長先生とは別の方です。そのO校長先生が、なぜか昨夜の僕の夢にご出演されました。起床後も細かく夢の内容を覚えているMちゃんと違い、覚えておきたい夢でもすぐに忘れてしまう僕は、昨夜の夢の内容もすっかり忘れてしまっています。

ただ、そのかわりにO校長先生が僕にいつもおっしゃっていた「平井君、お友達をつくれよ」という言葉を思い出しました。
ということで、今日のテーマは「お友達をつくれ♪」。
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします(^^♪

O校長先生との出会い

O校長先生との出会いは30代後半。僕が最もパワフルだった時期です。
前任のM小学校で人権教育や体育科学習、各種行事等に精力的に取り組み、多くのことを学んだ僕が気合いを入れて臨んだS小学校への異動。32歳の僕は「教わったことを使って学校づくりをする!」とやる気満々で異動しました。

異動当時のS小学校について少し。
学校により考え方や教育方針などが違うことはよくありますが、S小学校は当時の僕の考え方とは対極にあるような学校。特に、人権教育に対する考え方はかなり違っていました。
人権教育は教職員としての僕のアイデンティティ。ですから「S小学校を人権教育拠点校に変革する!」という強い決意のもと、なかばけんか腰で異動したのでした。

もちろん、M小学校・O校長先生の教え通り、僕の考えや方法を受け入れてもらえるよう、学級経営や教科指導、行事などで成果を上げることも心がけました。かと言って、多くの味方がいるわけではないので、傍から見れば孤軍奮闘!とっても頑張っていました。
でも、その甲斐あって1~2年の間に児童・保護者・教職員の信頼を獲得し、徐々に学校運営の中心人物・ミドルリーダーに成長していったのでした。

そうしてS小学校で確固たる地位?を築いた頃、O校長先生は異動してこられました。

O校長先生

府・体育研究の中心人物だったO校長先生。そのおかげで、滅多なことでは参加できない全国学校体育指導者講習会に受講生・記録者として2度も参加させていただき、貴重な学びを得ました。
また、府下の体育専門教職員を対象にした第1回研修会では、水泳領域で公開授業もさせていただき、僕たちの市の水泳学習についてアピール!その後、僕は市の体育研究の中心人物になっていきました。

O校長先生のおかげでできたことがもう1つ。それこそが人権教育の推進でした。
当時、新設された「総合的な学習の時間」。それまで人権学習の時間捻出に苦慮していた僕たち。人権学習という教科はありませんので、他教科から授業時間を借りてくるのですが、イマイチ根拠不明確ということで、いつも頭を悩ませていました。

探究的な学習

その悩みを一気に解消してくれたのが「総合的な学習の時間」です。すっかり人権教育拠点校になりつつあったS小学校での僕の取組は人権総合学習として加速していきました。
その推進を後押ししてくださったのがO校長先生。僕が学年教員や子どもたちと一緒に考え出した新しい活動を常に応援してくださっていました。

僕たちがめざした人権総合学習は探究的な学習。教室内で静かに教える学習ではなかったので、時にはリスキーな活動も!たとえば、フィールドワークは交通事故、試食コーナーは食中毒など、ほとんどの管理職ならNOと言いそうなチャレンジがいっぱい!でも、O校長先生はリスク管理に対する助言を添えてGOサイン!おかげで、S小学校の取組は先進的なものとなっていきました。

お友達をつくる

こんなふうにミドルリーダーとしてS小学校の学校づくりを進めてきた僕。もちろん、何でも一人でできると思っていたわけではありません。でも、同僚教職員の信頼を得るためには、頑張って認められる存在、スーパーティーチャーになることが必要でした。それが近道だと考えていたのかもしれません。

一方、O校長先生はというと、毎日楽しそうにブラブラしているだけ。そんな姿を見て「毎日、気楽そうでいいなぁ。いろんな指示を出すだけで、自分では動かはらへんしなぁ」と思っていた僕。
「親分・子分の関係は嫌いや。みんなお友達やで。」とおっしゃるO校長先生でしたが、いろんな人を引き連れて歩く姿は十分親方でした。そんなO校長先生がいつもおっしゃっていた「お友達をつくれよ♪」というアドバイス。当時は、何だかよく意味がわかりませんでした。

言葉の意味

その後、少しずつ言葉の意味に気づき始めた僕。

たとえば、何でも自分が頑張らないと…と思っていた僕へ。
いろんな力を持っている人たちと協力すれば、一人で頑張る必要なんかないんやで…という助言。

たとえば、結果を出すために、周囲にも努力や成果を求めがちな僕へ。
人それぞれのもちあじや強みをしっかりと認めることが最も大切…という指導。
とても頑張って結果も出すスーパーティーチャーだけど、他者に対するリスペクトが不足していた僕。
そんな僕が、少しずつ変わっていけたのは、きっとO校長先生のおかげなのだろうと思います。

お友達づくり

定年退職してフリーランスの活動を始めた今。改めて人との関係を結び直したり、新たな出会いを求めて行動したりしています。昨夜の東三国FUZZでのライブもそう。これから参加するライブやコンサートもそう。もちろん、バンド活動もYouTubeもブログもSNSも全部そう。
そうしてつながった方々に励まされたり支えられたり…。そのおかげで、自分がやりたかった音楽活動や自己表現活動を進めることができていることを感じます。

当時の僕のように孤軍奮闘しているみなさん。お疲れさまです(*^^*)
少し肩の力を抜いて、近くにいるお友達の力を借りてみてくださいね。その方が、気持ちも体も楽!しかも成果も上がると思います!人生は案外楽しい♪Take it easyで行きましょうね(^^)/

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
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先を見る力 #97

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日は7/15(金)。ついこの前7月になったと思っていたら、明日はもう折り返し!早いですね。
そんな今日は、午後3時から研修会の打合せ。今、準備を進めている研修会に向けて、またK小学校にお邪魔します。
前回の研修が2月下旬だったので、校内研修講師として参加するのは5か月ぶり。
担当の教職員はお二人とも若い方。ミドルリーダー層の方が活躍している学校は溌剌としていてとても気持ちがいい!校長先生や事務職さんや先生方など、一緒に仕事をした人もたくさん!今回も楽しみです(*^^*)

ところで、その研修準備で掘り起こした過去データ。その中に、1990年代後半以降に取り組んだ人権教育・総合的な学習関係の資料がありました。それを見ると…。

さて、今日のテーマは「先を見る力」です。
一読に要する時間は5分(僕計測)。よろしくお願いします(^^♪

1998年度

1998年度の6年生人権学習。部落問題・障害者問題・国際理解・福祉などのテーマ別にグループを編成。フィールドワークを実施していました。そこで、収集した様々な情報をもとに、グループで伝えたいことを協議。何度も練習・検討を重ね、発表会を開催。当日は、劇や動画・クイズ・紙芝居・ペープサートなど、最も適切だと考えた方法で発信していました。

この年には、「楽しく人権学習」「気がつけば人権学習」をテーマに、TV『日立 世界ふしぎ発見』をモチーフにした人権学習の自主教材も考案。学年みんなで体育館に集合し、ビデオやプロジェクターを使った学習に取り組んだことも記憶しています。

2002・2003年度

2002年度の5年生は、国際理解をテーマに国別グループに分かれて「調べ学習」を実施。外国の方をゲストTとしてお招きし、交流もしました。ここでも、学んだことや調べたことをしっかり発信。ステージでの発表に加え、グループごとに試食や体験コーナーをつくるなど、手作りのワールドパーティーを開催しました。

6年生の3学期には、歌が上手という学年の強みを活かす取組をみんなで検討。音楽専科の全面協力のもと、4クラス合同でオリジナルのオペレッタにチャレンジしました。「仲間・信頼」など学年が伝えたかったメッセージをテーマに作り上げた作品は、保護者や他学年児童など、多くの観客の前で上演することができました。

チャレンジ

まだ「調べ学習」と言っていた当時の話ですから、情報の収集や整理・分析は不十分だったと思います。思考スキル・思考ツールの活用もできていません。ルーブリックだってつくっていません。

しかし、当時から子どもの願いと教員のねらいを一致させるように努めていました。また、模造紙発表しか知らない子どもたちに、場所や相手など目的に応じた発信の仕方があることも伝えていました。
また、人権学習や総合的な学習を軸に、教科の学びや情報教育(当時導入されたPC)との関連付けなど、いわゆる「カリキュラムマネジメント」にもすでに取り組んでいました。
ちょっと大げさな言い方をすれば、「探究的な学習」「カリキュラムマネジメント」が今ほど一般的でなかった頃に、すでにそれらに取り組み始めていたということです。

創意工夫

その後も、いろいろなことに取り組みました。たとえば…。
市のプロジェクトチームメンバーとして取り組んだ「人権教育教材」「教育課程(授業時間数)案」づくり。
首席教諭時代、異動直後の教職員が困らなくて済むようにと考えて作った「校内ガイドブック」。
教頭時代のテーマの1つは「縦割り組織構造からの脱却」。教職員組織・児童組織ともに、個の強みを活かす協働的組織となるよう取組を進めました。

また、校長になってからは、様々な業務改善。計画休暇制度や補充体制の充実、外部専門家との連携、支援・授業Co.チームの新設。また、職員室の改造や女性教職員用休養室の増設などハード面にも取り組み「働く人にやさしい職場づくり」をめざしました。

もちろん、子どもたちや保護者のメリットを考えた取り組みもたくさん行いました。
炎天下で行っていた運動会。全児童席にテントをはったりミストをつけたり、体育館にパブリックビューイングを開設したりしました。また、行事によっては児童向けと保護者向けの2回開催を考案。コロナ対策として好評を得ました。

他にも、ちょっとしたことはたくさんあります。女子児童の体育用ブルマや男子用の短パンは早々にハーフパンツで統一したし、体育・屋外活動用にと水筒運搬用ワゴンを用意しました。授業参観・個人懇談会時は保護者の自転車来校を許可したり、地域の依頼で校区の商店街祭りに参加、Mちゃんと二人でミニコンサートをしたり…。
僕たちの町ではあまり取り組まれていなかったことにどんどん挑戦。本当に楽しい毎日でした。

先を見る力

僕が何かを始めようとするとき、必ずしも順風満帆だってわけではありません。むしろ「何でそんなことするの?」という疑問や反対の声が多いときもありましたし、断念したこともありました。黄帽とか…(^^;
でも、数年後にポピュラーになっている様々な取組もいっぱい!そんな時は「早めに導入して良かったな」と思って、こっそり喜んでいました(^^♪

ただ、僕に「先を見る力」があったわけではありません。飽き性なので前例踏襲は苦手だし、新しいことに挑戦したいし、アイディアだって浮かびます。でも、やっぱり「先を見る力」があったとは思いません。Mちゃんによると、僕の原動力は「人に対する思い」だそうです。

僕は、これまで多くの豊かな出会いを経験してきました。その多くは教育活動と音楽活動で得られた出会いです。そして、幸いなことに僕の毎日は「人を好きになったり、人から好かれたり」の連続…。そんな恵まれた日常から生まれた「人に対する思い」が、新しいこと好きの気質と相まって、多くのチャレンジをさせたのだと思います。

時代はますます混とんとしてきていますが、国のリーダーはもちろん、すべてのリーダー的立場の方々には、「人に対する思い」を胸に、時代の先を読み、斬新で効果的な施策に楽しくチャレンジして欲しいと思います。期待しています(^^)/

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!