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教育

評価・育成(前編) #59

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

6月第2週。僕が校長だったこの時期は府の「評価・育成システム」で定められた目標設定面談の真っ最中。この制度の対象者は府正式採用の教職員。管理職が評価・育成者となり、教職員の評価と育成に寄与しようという制度です。制度そのものに対する批判も根強くありますが、設計段階では学校現場にとってより厳しい制度だったことも事実。府教育長を中心とした教育関係者のおかげで、現制度に落ち着いているというのが実情です。

ということで、今回のテーマは「評価・育成」。
「前編」は、評価・育成面談のねらいと準備がテーマ。そして、後編では、僕が大事にしていた面談ポイントがテーマ。前・後編とも最後までお付き合いください!
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

今日も歩道の紫陽花から。

面談の目的

目標設定面談のゴールは、被評価者(教職員)と評価者(所属長)の双方が納得できる年間目標づくり。「被評価者は1年間、何に取り組み、どんな成果をあげるのか」「評価者はどんな支援を行うのか」などを話し合います。その際には、評価方法や評価基準・規準について、数値化も含めて話し合っておくことが、トラブル防止の第1歩になります。と、こんな感じが一般的です。

僕の目的

僕の目的はいつもの通り2つ。

1つ目は目標設定そのもの。個々の教職員が適切に自己目標を設定することにより、1年かけて積み上げる努力を成果につなげることです。
適切な目標設定とするための基本的な考え方は「前編」で、実際の修正作業については「後編」でお伝えします。

2つ目は、教職員と僕との相互理解・信頼関係づくり。目標設定という作業を通して、相互理解・信頼関係づくりを進めることが目的です。そして、いつものことですが、僕にとってはこちらがメイン!なので、まずはこの話から(^^♪

僕たちの街のメインストリート。緑がいっぱい!

理解と信頼

僕は面談が好きでした。「評価結果でもめない目標づくりを…」と駆け引きしながら行う面談はしんどそうですが、相互理解をめざす面談は実に楽しいです!
教職員の思いや考えを聴かせてもらっては「そうなんや!」「やっぱり!」。発見&納得の連続!もちろん、僕の考えも聴いてもらえます!とても貴重な機会でした。

ですから、一人当たりの面談時間は他校より長めの約45分間(授業1コマ)が標準。でも、事務的な面談ではなく、相互理解・信頼関係構築をめざす面談ですので、これでも十分ではありませんでした。
特に、僕は大規模校勤務だったので、放課後の時間だけでは日程を組むことができず、教職員の「空き時間」を使わせてもらっていました。標準が授業1コマ分であるのはそのためです。

でも、延長戦はしょっちゅう!時には2時間以上「談笑」「お悩み相談」なんてことも!昨年度末に行った面談では「これで最後かと思うと、さみしくなります」という声も聞かせていただきました。僕と同じように「面談を楽しみにしてくれていたんやなぁ」と感謝・感激。それにしてもホント楽しい作戦会議でした(*^^*)

安満遺跡公園。SAKURA広場と空!

コミュニケーション

もちろん、一番大切なのは日常的なコミュニケーションです。僕も職員室をウロウロしては世間話&ジョークを頻発!もちろん仕事の話もしていましたが、教職員にとってはいい迷惑、業務妨害だったことでしょう(^^;

でも、コミュニケーションは人間関係づくりの基本!特に、大規模校の管理職にとって意識的なコミュニケーションはマストです!「気がつけば何日間もしゃべっていない…」なんてことが実際に起きるのです!だから、僕にとって職員室をウロウロすることは極めて重要な業務だったのです。

でも、やっぱりそれだけでは不十分。深い話題やプライベートな話題はオープンな場・短い時間ではできないもの。時には、自ら校長室にやってきて、たくさんおしゃべり&リフレッシュしてくれる教職員もいましたが、それが苦手な教職員もたくさんいます。定期的な面談機会があることは、僕にとっても教職員にとってもメリットがたくさんありました。

目標設定のキーワード

ところで、面談には「自己申告表」が必要です。作成するのは教職員一人ひとり。個々の教職員が1年間の目標などを考え、自己申告表に記入。指定された期日までに管理職に提出します。ただし、自己申告表とはいえ目標は自由かというとそうではありません。
教職員は学校最大の資源、学校の命です。教職員が目標達成に向けて発揮する力は、すべて子どもの学びと育ちにつながっていなければなりません。そのため、僕は、目標設定のキーワードとして「学校グランドデザイン(学校GD)との整合性」をあげていました。

もちろん、後出しじゃんけんはNG!教職員が「自己申告表」作成に取りかかる前に、このキーワードについても説明が必要です。タイミングとしては「学校GD説明時」と「自己申告表の作成・提出依頼時」の2回が良いと思います。

でも、なぜキーワードの説明が必要なのでしょう。
その理由は「校内組織(目標)(5/27)」で書いたことと全く同じ。「校内組織の目標と学校GDとが微妙にずれる」ように「個人目標が学校GDと微妙にずれる」ことがあるからです。

安満遺跡公園。ドッグラン♪

設定目標検討

実際に自己申告表を見る限り「微妙だな」と感じる目標がよくあります。もちろん、すべてが即NGというわけではありません。ただ、そのままではちょっと…という場合には面談で少し修正することが必要になります。ここは「後編」でお話しします。

さらに、少しの修正では厳しいという場合には、面談前に個別に修正支援・再提出を求めることが必要です。せっかくの面談を無駄にしないように、また、多忙な教職員に余分な負担をかけないように、提出された自己申告表は事前に丁寧に確認・検討!適切な対応は、管理職としてのマナーです。

面談日程

僕は教職員の業務スケジュールをもとに面談日程をつくっていました。もちろん、可能な限り配慮した日程を考えます。それでも、日程は教職員の希望や事情を優先したかったので、いつでも日程変更OKとしていました。
むしろ日程調整のために、一旦決めて提示する…という感じ?貴重な面談機会です。教職員に前向きな気持ちで面談に臨んでもらうためには、日程や面談時間(長さ)の面で配慮することはとても大切です。

さて、ここまでの準備をした後、いよいよ実際の面談が始まります。ということで、この続きは後編で(^^)/

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!