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夏休みの宿題 #88

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

僕たちの町の学校は7月21日から夏休みに入ります。気がつけば、1学期の残り登校日数は10日間!終業式の日を除けば、残り日数は9日間!早いですね!!

ということで、今日のテーマは「夏休みの宿題」。どうぞお付き合いください。
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

今日も癒しの写真をお届けします(^^♪(I本君のFacebookより)

7/6の話

台風4号による影響が少なかった大阪・北摂。空を見上げると雲の隙間から青空ものぞいています。時折、降ってくる陽射しはまるで夏の雰囲気。今日は数日ぶりの真夏日予想。このまま天気回復となると、また暑い1日になりそうです。関西地方にお住まいのみなさん、熱中症にご注意ください。
そして、気になるのが東海以東にお住いのみなさん。台風4号から変わった温帯低気圧の影響で天気は不安定。激しい雨となっているところもあるそうです。被害が出ないことを祈っています。

花背峠から琵琶湖を望む(I本君のFacebookより)

7/5のふりかえり

昨日は、とってもお世話になった芝先生への感謝とともに過ごした1日。そんな大切な日に、大好きな教え子たちとの再会も叶いました。再会した瞬間から当時にタイムスリップ。15年以上も会っていなかったのに、お互い違和感なし!それどころか…。

24年前、まだキャリア10年ほどだった僕を、「子ども一人ひとりのいいところを見つけて伸ばしてくれてた」と評してくれたRちゃん。本当は、何ができて、何ができなかったのかもわかってなかった当時の僕。ただ、日々、全力で子どもたちと向き合っていたことだけは確かでした。みんなで育てた「ニコニコ2組」。そんな何よりも大切な教え子にほめられて、超幸せ気分の僕でした。

再会ランチの別れ際、「先生Instagramして!」とRちゃん&Kちゃん。ほめられて気分上々の僕は、その日のうちにInstagram初投稿!雑誌などのwriterをしているRちゃんの書いた記事も読んでみたし、二人のおかげでまた新しいことにチャレンジできました!
退職教職員のみなさん!「老いては教え子に従う!」。ぜひお勧めします。

これは昨日の『FARMER’S KITCHEN』

コロナ対応

今から2年ほど前。全国の学校がコロナの影響を受け、臨時休校や分散登校、オンライン学習などの対応を迫られていました。僕たちの学校も同じ。日々変わる状況に対応しながら、様々な方法にチャレンジしていました。今、思い出しても教職員の方々の前向きな努力に頭が下がります。感謝!

当時のことは「コロナと学校#26」に書いた通り。そして、僕たちの学校の基本スタンスは「校長の姿勢③#19」で書いた通り。コロナ禍により「子どもたちの学びと育ち」が止まりそうになっていても、最優先事項は「子どもたちの安全・安心」でした。

休校期間中、僕たちの学校は子どもたちに時間割表を配布しました。夏休みの生活表的要素も入った10日間ほどのスケジュール表。朝から5~6時間目終了時刻まで、毎日の活動プログラムを作成・管理するためのものです。

ねらいは2つ。まず、休校中の生活リズム確保!次に、自分の生活をセルフプロデュースする練習。
そのため、授業動画や朝ミーティングなど、一部のプログラム以外は空欄のままの時間割表を配布。自分で自由に記入できるようにしていました。
とはいえ、それは難しい…という場合もありますので、学年ごとに参考例は記載。時間割に組み込む項目(課題)も明記。参考例をそのまま自分のプランとしてもよいし、保護者等と相談しながら作ってもOK。もちろん完全セルフプロデュースもgood!そんな取組でした。

ヤマボウシ(I本君のFacebookより)

主体的な学び

この取組の背景には先述の「安全・安心優先スタンス」があります。「学びと育ち」よりも心身を健全な状態に保つことを優先した結果です。

でも、それとは別に僕自身がずっと課題だと思っていることがあります。
それは「受動的な学び」から「主体的な学び」への転換を図ること。でも、こんなことはずいぶん以前から言われていたことです。生きる力・モチベーション3.0、社会に開かれた教育課程…。ですから、別に目新しい発想ではありません。

ですが、今なお子どもたちの姿を見ると、自主性・主体性・課題発見力などに課題があるという悩みも聞きます。現在、研修依頼をいただいている学校もそうです。自分自身の学びをセルフプロデュースできる子を育てたいと思いながら、なかなかそのように育ってくれない子どもたち。悩ましいですね。

森林浴!木漏れ日がいいですね!(I本君のFacebookより)

夏休みの宿題

そもそも、今なお多くの学校で出されているであろう「読み・書き・計算」のような毎日の宿題を見直すべきだというのが僕のスタンスです。もちろん、メリットを全否定するつもりはありませんが、デメリットが多すぎます。少なくとも個別最適ではないと考えています。
でも、このあたりは意見が分かれるところ。僕たちの学校でも断続的に協議しましたが、導入には至りませんでした。

ただ、コロナ禍・夏休み短縮を契機に、長期休業期間の宿題の自由度を上げたことは事実です。「読み・書き・計算」などのドリル的課題はなし(または最小限)にしました。子ども(というより保護者)が苦戦しがちな自由研究や読書感想文・感想画などは様々な課題の中から選択制に。読書や器楽、適度な運動はマストながら自分のペースでOKにしました。

もちろん、「ドリル的な課題も!」という子ども・保護者用に、タブレットや紙媒体での課題を例示。様々なニーズに応える形にしたことで、多くの子ども・保護者が喜んでくれました。ついでに言うと、学力の低下は認められませんでしたし、業務改善(意味のない業務の軽減)の点では教職員にも好評でした。

休み明けの日に

夏休みに限らず、休み明けの日に僕が願っていたことは、子どもたちが「学校に行きたいな」と思ってくれること。「雨の月曜日!Blue Monday!」「2学期開始!最悪!」なんてまるで疲れたおとなみたい。子どもたちには、もっともっと学校を楽しんでほしいと思うのです。そうでなければ、学びも育ちもありません!
だから、僕たちの学校では、「夏休みにエネルギー充電!新学期を楽しみにできる子」をめざした取組にチャレンジしてみたのです。ぜひ一度ご検討ください!

今日は「夏休みの課題」について軽い感じで提案させていただきました。でも、僕が考えているのは、むしろ日々の授業や宿題のあり方です。ただし、学校や家庭を取り巻く様々な阻害要因があることも事実。次回は、そのあたりも考えながら書いてみたいと思います。よろしくお願いします。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

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校長の姿勢(やめる勇気) #19

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今朝の我が家上空は薄雲がかかった状態。でも、しっかり陽射しは届いています!これだけでも気分高揚!コストゼロでストレス解消!ありがとう太陽!
ということで、本日のBGMは大好きな松岡直也先輩のアルバム『SONGS AND DAYS』より「最後の楽園」。爽やかな朝を演出します!
※僕の青春時代を彩ってくれた曲を中心に選曲中です♪ぜひお聴きください!

さて、今日のテーマはシリーズ第3弾「校長の姿勢(やめる勇気)」です。今日も最後までお付き合いください(^^♪

スタンスと価値

少し過去2回の内容を振り返ってみたいと思います。
第1回「校長の姿勢(スタンス)」では、「できない理由を考える」よりも「どうすればできるかを考える」ことの重要性について書きました。そして、第2回「校長の姿勢(価値)」では、「行うことを目的とする」のではなく「なぜ行うのか、どう行うのか、どう評価するのか」を問うことの大切さについて書きました。いずれも、「子どもの学びと育ち」のために価値のあることをやりきるためのベースとなる考え方です。

僕たちの挑戦

もちろん、公立小学校には私立のような施設も設備も予算もありません。当たり前の環境整備や研究だってままなりません。でも、だからと言って何もできないはずはありません。多少見栄えは良くなくても、公立小学校にだってできることはたくさんあるはず!むしろ公立小学校にしかない強みを生かせれば、何か面白いことができるに違いない!

これは、6年前に校長になった時からずっと持ち続けていた僕の思い。大げさに言えば、僕たち公立小学校の挑戦でした。まあ成果はそこそこだったかもしれませんが、本当に楽しいチャレンジができました!

でも、だからと言って、チャレンジ精神だけで突き進むことはとても危険です。なぜなら、あらゆる教育活動において「子どもの学びと育ち」よりも、さらに優先されることがらがあるからです。それは、もちろん「子どもの安全・安心」です。

花の色も鮮やかさを増しています。もうすぐ初夏♪

僕たちの失敗

かつて教頭として勤務していた学校で大きな事故が起きました。その結果、僕たちは一人の子どもに大けがを負わせてしまいました。子どもたちも教職員もより良いものをつくろうと一生懸命頑張ってきた活動。必要と思われる配慮も手立ても講じていた活動。でも、事故は起きたのです。

「僕たちは“やめる”という選択肢を持っていただろうか?」。これは、僕たちが直面することになった課題です。事故が起きれば何でも学校の責任だと言っているのではありません。
ただ、指導計画段階や指導時の配慮と確認、人的・物的環境整備、さらには個別の配慮など、もっとやれることがあったように思うのです。やはり事故は防げた…。これが僕たちの結論でした。

ましてや僕は管理職。子どもたちとともに一生懸命頑張っている教職員よりも、少し広い視野で状況を把握し、助言できることがあったはず。あの事故は管理職の責任。今もそう思っています。

写真はイメージ。本文とは無関係ですm(_ _)m

僕たちの決意

それ以降、僕たちは「事故未然防止のためのチェックシート」を作りました。基本スタンスは変えずに、安全・安心を確保するために必要だったからです。
もちろん、シートは管理職への提出を目的としたものではありません。むしろ、教職員一人ひとりの意識とスキルを高めることを目的としたマニュアルと言った方が近いかもしれません。

例えば、屋外活動中の子どもたちに対する水分補給の指示。「お茶飲んでね」と促すだけで実際に飲んだかどうかまでは確認していませんでした。誰かがお茶を教室に置き忘れていたとしても、おそらく気づきません。
もちろん、現実には個別確認をすることは難しいです。ただ、「指示通りに動いているだろう」と安易に考えることはなくなりました。注意深く子どもたちの行動を観察する。それだけでも随分違うのです。

僕たちは他にも再発防止のために考えられる手立てを考え、実行していきました。でも、事故を起こしたという事実は変わりません。傷ついた子どもの心と体は傷ついたままです。だから、このことは決して過去の出来事にはならないのです。

写真はイメージ。本文とは無関係ですm(_ _)m

やめる勇気の使い方

あえてもう一度書きますが、校長先生方が「様々な困難にぶつかったときに、無理に頑張らず、できるだけ無難な判断をしたくなる」気持ちはわかります。
でも、価値あることなら勇気と工夫をもってやりきるべきです。困難な状況であっても可能性があるなら追及する!自らがモデルとなり、予測困難な未来の生き方を子どもたちに伝えるべきだと僕は思います。

その上で持つ「やめる勇気」は、「初めからやろうとしない」こととは全く違います。結果が同じだとしても、やっぱり全然違うのです。

子どもたちも教職員も、熱意をもって取り組んだ活動ほど「ゴールまで行きたい」と考えます。当然のことです。でも、その思いは、時に「少しの無理ならOK」「それほど無理はしていない」などの判断の甘さにつながります。そして、最悪の場合は重大事故を引き起こすことに…。

写真はライブの宣伝。本文とは無関係ですm(_ _)m

校長の姿勢

校長先生方には、常にどうすればできるかを考えようとする「前向きで創造的な学校文化」を育ててほしいと思います。
子どもたちや教職員の努力が成果に結びつくように、「価値ある活動」を追求する思考プロセスを学校に根付かせてほしいと思います。
そして、子どもの学びと育ちの大前提であるべき安全・安心確保のために「やめる勇気」をもった学校づくりをめざしてほしいと思います。

今回は「校長の姿勢」というテーマで3回にわたり、僕の考えを書かせていただきました。字数にして約7000字!長文読解、お疲れになったことでしょう。
できれば明日は教育以外のカテゴリー。軽めの内容でお届けしたいと思います。お読みくださったすべての方に、心よりお礼とお詫びを申し上げます!ありがとうございました!

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。
また次回もお越しください!
ありがとうございました!