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始業式 is ライブ #136

みなさん おはようございます!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

最近、ネット上で「夏休み終了前の職員会議で教職員に校長先生が言い放った『ひとこと』がすごい」と話題になっています。きっかけはある方の投稿。たぶんTwitter?
僕もたまたまTwitterで見つけて「いいね」を押してコメントを書きました。「夏休み 校長」などで検索できると思います。「前の職場の校長…」から始まるつぶやき。ぜひご覧ください。

ということで、今日のテーマは「始業式 is ライブ」。
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします(^^♪

投稿について

ざくっとした言い方をすれば「始業式の日に登校してきた“宿題を出せない生徒”への対応について、校長先生が教員へ出した神対応指示」に関する投稿。これが話題を呼び、8/23(火)AM6:10現在、7.8万「いいね」、リツイート8343、コメント160!すごい反響です!

これほど多くのコメントが寄せられる理由は2つ。
1つは、多くの方が「始業式」「夏休みの宿題」とは何かを知っているから。
そして、もう1つは「始業式」「夏休みの宿題」にまつわる体験・記憶には個人差があるから。

1900年代中頃までと違い、ほとんどの子どもが学校に通うことができる時代に育った僕たち。だから、多くの方が「始業式」「夏休みの宿題」と言われただけで、それが一体どういうものであるかについては一定程度共有できています。

一方、現代社会が抱えている課題もたくさんあります。虐待や不登校、ブラックな職場環境や教員の質の問題など…。そのことが「始業式」「夏休みの宿題」にまつわる具体的エピソードに個人差を生んでいます。言葉の意味は共有できても、具体的な体験・記憶・イメージは大きく異なる…。これらが、この投稿が大きな反響を呼んでいる原因の一つであると考えます。

投稿を読んで

コメント数が多い上、言葉遣いや表現方法の面で不快な気持ちになるコメントもちょいちょい。なので、僕には全部読むことはできませんでしたが、印象的には肯定的意見が圧倒的多数。僕も概ね共感的立場です。

ただ、コメントを読むと「始業式の日をどう過ごすか」という視点に加え、「そもそも宿題をどう考えるか」という視点での議論も展開されていることがわかります。コメント欄にも投稿しましたが、これらは僕も提起してきた課題。非常に興味があります。

議論については、どれが正解かはわかりません。でも、前例踏襲・慣習的に続けているものごとについて、一度立ち止まって考え、議論することには価値があると考えます。TwitterだろうとFacebookだろうときっかけは何でもよいので、学校・家庭・社会教育のあり方について柔軟に考える機会になればいいなと思います。
なお、宿題に対する僕の意見は「夏休みの宿題#88」「宿題を考える①#89」「宿題を考える②#90」に書いています。よろしければご覧ください。

始業式に向けて

僕も始業式前日や当日朝の打合せ時には、教職員の方々に「子どもたちの迎え方」「1日の過ごし方」についてお願いをしていました。それも毎回!必ず!それだけ学期初日である始業式を重視していたということです。

始業式の目標は、すべての子どもたちに学校は楽しいところであると思わせること。とりわけ、学校生活に苦手感がある子どもたちに「しんどかったけど学校に来て良かったな」「明日も登校しようかな」などのポジティブな感想を持たせること。
教職員が始業式に向けて行う物的・人的環境づくりなどすべての準備は、この目標のためにあると僕は考えています。

教職員の事情

実は教職員も子どもたちと同じ。休み明けをしんどいと感じています。「始まったからには頑張ろう!」と気合いを入れて業務に向き合っているのです。自分自身の気持ちを高めるために、黒板に子どもたち向けポジティブメッセージを書いたり、オーバーアクション気味に「久しぶり!会いたかった!」と振舞ったり♪演技?建前?そうかもしれません。

でも、それでいいのです。いつでもやる気満々な人はいません。それは教職員だって同じ。だからと言って、不機嫌でやる気のない顔を子どもたちに見せるのは間違い!だからこれでいいのです。
ただし、同じ対応を子どもたちに求めるのはNG。前日までの準備と当日のパフォーマンスで、子どもたちを前向きな気持ちにさせていくのが正解です。

ところで、始業式の日は午後カットで午前中だけ…という学校が多いです。そのため、教職員は限られた時間の中で宿題を回収したり、たくさんのプリントを配ったりと、かなり慌ただしい日でもあります。

始業式の日の目標は「子どもたちを前向きに…」なのに、放っておくと、子どもたちも教職員も事務作業のために登校・出勤したかのような過ごし方になりがちです。だからこそ、最も大切なこと=目標は何かを明確にし、学校全体で共有することが重要なのです。

ライブ活動

僕は、お客さんたちに自然に楽しんでいただけるLiveをめざしています。「気がついたらノリノリ、夢中になってた!」「最初は興味なかったけど、最後は楽しんでた!」みたいな感じでしょうか。YouTubeも同じように考えています。
だから、いきなり「のってるか!」なんて聞かれると困ってしまう派です。バンド都合で煽れば煽るほど、逆に気持ちが冷めていく…。僕の場合は、最後まで観ること自体がしんどくなってしまいます。

最初から全開バリバリが喜ばれるのは、始まる前からファンの熱気で会場中がいっぱいになっている場合だけ。でも、残念ながら始業式の日の朝の教室に、そこまでのムードはありません。だから「気がついたら…」作戦が有効なのです。

僕たちのLiveはおもしろくなければ、次はもう来てくれませんが、学校はそうではありません。少しくらいつまらなくても、翌日も登校してくれる子がほとんどです。でも、だからと言って、そんなことに甘えていてはいけません。効果的な教育活動を行うためには、子どもたちのモチベーションを高める努力が欠かせないのです。下校時刻が近づいてきた頃、「まだ帰りたくなーい!」「また明日ねー!」などアンコールを求める声で教室がいっぱいになるといいですね。

まもなく2学期が始まります。2日目以降の学校生活を充実させるために、始業式はどうあるべきかを考え、子どもたちと一緒に楽しくスタートを切ってくださることを祈っています(^^♪

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

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協働のすすめ① #33

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今週は傘マークだらけ。やっぱりそろそろ梅雨かなぁ。
そういえば、教員時代は「登下校時の事故」「廊下・階段でのけが」…。そんなことばかりを気にかけていました。管理職になってからもやはり心配性。小学生ですからね。こんな日は、学級指導や校内放送などを通じて注意喚起をしてもらっていました。

ということで、今日のテーマは「協働のすすめ①」。
僕の経験をもとに、①では「学校業務の実態」について、明日の②では「今後の学校」について書いてみたいと思います。どうぞお付き合いください。
※一読に要する時間 約6分(僕の計測です)

ヤマツツジの花(I本君のFacebookより)空もきれい!青空気持ちいい!

歴史ある学校

最後の勤務校は今年創立150周年。もちろん、校舎は何度か建て替えられていますが、やはりかなりの歴史を感じる校舎です。ここに800名ほどの児童が毎日登校。老朽化に加え、多くの子どもたちが利用する廊下・階段の傷み方・滑り方といったら…。

もちろん、市教委にも対応をお願いしますし、頑張ってもくれます。でも、ネックは予算。抜本的な改修工事は難しいので、自分たちでもやれることを行います。児童の委員会組織とも連携しながら、施設管理・行動改善の両面から事故防止へのアプローチをしていました。

新設校

その前の学校は新設校。着任時は創立12年目でした。数十名規模で開校した学校はあっという間に巨大化!僕たちの頃は児童数1180名で市内最大!いわゆる適正規模はとうに超えていました。

広い校内に最新設備。バリアフリーで使いやすい学校でしたが、この時期の結露にはとても悩まされました。廊下も階段もトイレも結露でびしょ濡れ。校内各所の鏡は浴室並みに曇る…。そんな学校でした。
しかも、校舎は最長95mにも及ぶ幅広廊下があるロの字型の巨大校舎。(とても走りやすい構造!そりゃ子どもは走るでしょ!)低層階ほど結露はひどく、モップはもちろん、給水スポンジや新聞紙まで活用!子どもたちが廊下に出てくる1時間目終了までに…と必死で作業をしたものです。
僕たちは、結露が起きるたびに、授業がない(だけで業務はある!)教職員総出でこの作業を行っていました。当然、その間の業務はストップしますが、やむを得ません。子どもの安全が最優先です。

この辺りでは、これからの季節に朴葉飯に使います。(I本君のFacebookより)
目に優しいグリーンフォトシリーズ♪

新設校の冬

標高が高く坂の多い街に建つ学校でしたので、冬場の凍結も厳しかったです。街のいたるところが凍結します。特に危険だったのは橋上と正門付近。
僕たちは、運動場に散布する凍結防止剤を正門付近にも常備していました。寒い日は正門付近の坂道、正門から校舎・運動場に続く広場が凍結するからです。教職員の中には、学校から遠く離れた橋(通学路でした!)まで行って、凍結防止剤を散布してくれる人もいました。

心の健康

僕たちはいつも児童の「安全・安心」を最優先に「学びと育ち」を考えてきました。教育活動は、心身の健康の上に成り立っている活動だからです。
そのため、日本の学校では、道徳教育や人権教育を中心に、全教育活動を通じて「心の教育」の充実に努めています。もちろん、「心の教育」は日本の学校教職員の本来業務であり、重点課題の1つです。未だ解決・解消できない課題や新たな課題もありますが、今後も変わらず「心の教育」を進めることでしょう。

本文と関係あります。どこの学校も似たようなものです(^^;

施設管理

コロナ禍になり、消毒作業が教職員の負担になっていることが問題になりました。地域差はともかく、ほぼ報道通りです。でも、コロナ禍での消毒作業はマストなので、問題は「教職員の仕事か?」という点です。でも、このような問題は今に始まったことではありません。

たとえば…。僕たちは熱中症が大きく報道される前から、学校の構造や動線を考慮して効果がある場所にミストシャワーを設置していました。運動場の端に水道がない学校では、散水栓と古い児童用机を使ってガーデンパンを作りました。また、夏の陽射しが厳しい校舎には全階にすだれや遮光ネットをつけました。スプリンクラー風のホースで水撒きを行い、良好なグランド状態の維持に努めたり、廊下でのスリップ事故防止に滑り止めテープ(とても高価!)を貼ったり…。

特別な予算も人員もない中でやれることには限りがあります。でも、何か課題を見つけるたびに僕たちは工夫し、子どもたちの安全のためにできることを行いました。指導でも維持管理でもないし、誰に言われたわけでもありません。でも、子どもを守るためには必要な業務。熱中症やコロナ禍のはるか以前から、僕たちはずっとそうして子どもたちの安全を守ってきました。

本文と関係あります。どこの学校もがんばっています!(^^)!

持続可能な学校

「すべては子どものため」「緊急時だから仕方ない」とも言えます。さらに言えば、公務員だし、工夫すること自体も楽しかったし…。それに、「誰の仕事だとかあまり明確にしない方がいい」という考え方もわかるような気がします。

でも、やっぱり僕は、今の学校教職員には「本来業務でない業務」「成果の見えない業務」にはあまり従事させるべきではないと思っています。
最近、教員不足に対する提言がなされるなど、大きな社会問題となっています。ありがたいし、頑張ってほしいです。でも、こんなことはすでに数年前から始まっています。大阪は大都会なのに、その傾向が顕著です。志望者が減り、退職者・休職者は増加しています。

進む方向

今、日本は「令和の日本型学校教育」構築をめざす取組をスタートさせています。他国とは異なる日本型教育には誇るべき点もたくさんあります。でも、実際に目にするのは、「教員の質の低下」などの悔しい報道。人員不足と業務過多。自己研鑽・OJTどころか、本来業務の準備までもが後回しになっている現実がそこにはあります。とても厳しい状況です。

校長先生方には、学校の門を広く開けるだけでなく、進んで他の機関や専門家との「連携・協力」を追求されることを勧めます。
僕たちの周りには様々な「強み」を持つ組織・専門家がいます。その方たちと協力して、お互いの守備範囲を整理していく作業が「分業・協働」です。その観点なしに、よりよい「連携・協力」の実現は難しいのではないかと僕は思います。

実際に僕たちがどのような観点で、専門家等との連携を模索したかについては、明日の「分業のすすめ②」でお話しします。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
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目標に向かう #31

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

まだ少し頭がふらつくのでノマドワークは自粛し、自宅のバルコニーで作業開始。1時間ほどたって「これもまたいいかも」と思った矢先、大きな蜂が…!虫が苦手な僕はすぐさま室内に避難。いつものレッスンルームで書いています(^^;

きんぽうげに来たベニシジミ(I本君のFacebookより)こんな可愛い虫ならOKだった…。

長く学校勤めをするうちに、「これって何か違うな」と思ったことがあります。それは、僕たちが「反省」と呼んでいた「取組の振り返り」です。ちなみに「反省」って言葉自体が好きではありません。「成果検証」や「次への戦略会議」などのポジティブワードにならないかなといつも言っていました。

ということで、今日のテーマは「目標に向かう」。昨日の続編&「4/27校長の姿勢(価値)」とも関連しています。どうぞお付き合いください。
※一読に要する時間は約5分です。(僕計測)

運動会の反省

たとえば、運動会。内容・練習計画・前日準備・当日の運営等について、丁寧に振り返りを行います。さらには、会場づくりや用具面の改善、保護者・地域・来賓への対応まで様々な意見が出されます。「○○は良かった」「〇年生ががんばっていた」「次年度は〇〇した方が良い」などなど…。
これらの意見は、担当者会議や職員会議などの場で議論され、翌年度に向けた申し送り事項として記録されていく。僕が勤務した多くの学校では、ざっとこんな感じで反省が行われていました。

これ自体に問題があるわけではありません。ただ、どの視点で意見を出し合っているのかという点には課題を感じます。
教職員は共通の視点からではなく、各々の立場で意見や感想を出し合います。だから、立場や見方によって正反対の意見が出ることもあります。時には、管理職や担当者、学校施設・設備等へのクレームかと思う意見も並列で記載されており、残念な気持ちになることもありました。

欅にカワトンボ(I本君のFacebookより)この虫でもOK(^^)/

目標の明確化

原因は最初の提案。「運動会実施が前提」「運動会の目標は例年通り」に基づいた提案が原因だと僕は思います。
そのため、行事の意義や目標について改めて議論することはほとんどありません。さらに、目標達成の視点から計画全体を見ているかというと、これも疑問です。本来、職員会議等では、運動会を通して「児童にどんな力をどの程度つけるか」「この計画で成果が見込めるか」「成果はどう検証するか」等を議論すべきです。しかし、実際には、どうすればスムーズに行事が運営できるかが議論の中心になっているような気がします。

提案の課題はそのまま反省の課題となります。行事の意義や目標設定、効果検証について予め決められていませんから、反省の視点がバラバラになるのも当然です。
とはいえ、やはり行事は業務。「反省」=「業務の成果を検証する場」でなければいけません。その視点から、計画・実際の取組・当日の運営・児童の変容などを見取り、成果について評価し、次年度の対応策へとつなげていくべきです。

本文とは無関係です。学校感を出してみただけです(^^;

考え方の共有

だからと言って、運動会をなくそうとか目標を細かく議論しようと言っているのではありません。運動会の教育的意義についても、各校が設定している目標にも異論はありません。そうではなくて、僕が校長として伝えていたのは、「目的・目標」「手段」「検証」の関連付けです。

この考え方は教職員も納得してくれることが多く、僕たちの学校ではいつも「何のために行う?」「方法は適切か?」「検証方法は?」を軸に、各担当者が提案をしてくれていました。もちろん、「反省」も目標に基づき成果を検証。組織の仕事、大人の仕事をしてくれていたなぁと今でも思っています。

成果の評価

確かに、教育の成果は評価しにくいです。また、早急に成果を求めること自体がどうかという点も納得です。しかし、それらが成果検証をしない理由にはなりません。「できない理由を探す」よりも「どうすればできるかを研究する」方がはるかに建設的です。

僕の学校の教職員は、児童の非認知能力の見える化(数値化)にもチャレンジ。キャリア教育と関連付けて、振り返りシートなどを活用する方法に取り組んでいました。もちろん、これらは提案段階から検証方法として示されていますので、全校で取り組みます。児童の自己診断による評価は客観性に課題が残る…という声もあるかもしれませんが、僕たちの経験上、信頼性・妥当性に問題はありませんでした。むしろ、このような取組を通して、教職員が意図的に児童の学習活動の価値づけをしていく効果さえあると僕は考えています。

川面の藤(I本君のFacebookより)やっぱり、和んでください♪

学校文化

この学校文化が根付きつつあったことが、コロナ対応には大いに役立ちました。
多くの制約があり「可・不可」が明確なものも多くありましたが、僕たちの学校では「する・しない」という議論はしていません。論点はいつも「なぜするか」「する意味はあるか」です。制限・制約があっても、目標に向かう意味と方法があるなら、あとは「工夫・挑戦あるのみ」でした。

もちろん、制限が厳しくて「それだとやっても意味がない!」という場合もありました。その場合には、違う取組で同じ成果を上げる方法を模索しました。なぜなら、すべての取組はそれ自体が目的ではなく、「児童の学びと育ち」が目的だからです。目的に迫ることができるのならば、たとえ方法は違っても、何もしないよりはずっといいと僕たちは考えていたのです。

ここでノマドワークは…もったいないかな(^^;

校長先生方へ

学校教職員はまじめです。スクラップ&ビルドは苦手です。新たな社会問題が起こるたび、ビルド&ビルドになっている現実があります。まずは、この問題の解決を…というのは十分に理解ができます。しかし、すぐに解決できないことも事実です。だから、この課題の解決と並行して取り組んでほしいことがあります。

多忙な中、様々な思いをもって頑張っている教職員。だからこそ、校長先生方には、教職員のがんばりを無駄にすることなく、「意味のある仕事」「成果の上がる仕事」に高めてほしいと思います。そのために、まずは「目的・目標」「手段」「成果」を関連付けることがマストだと僕は思います。

GWが終わり、いよいよ学校生活も本格化。さらに忙しくなると思いますが、校長先生方が元気でいらっしゃることは学校にとってとても大切です。まずはご自愛ください!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
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コロナと学校 #26

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今朝もよく晴れています!今日は所用で高松に行く予定。渋滞だけが心配…。

さて、今日の中論文(?)テーマは「コロナと学校」。僕の目に映ったコロナ禍の影響について書いてみたいと思います。よろしくお願いします!
※一読に要する時間 約6分 僕が計測しました(^^♪

楽しかった大阪MUSE35周年 餃子大王vsタートルズ (楽屋にて)

2018年以降

僕の定年前最後の4年間はなかなか厳しい状況でした。
2018年6月18日午前7時58分に発生した大阪北部地震。登校してくる児童を正門(城門を復元した門)で迎えていた時に地震は起きました。門が倒壊しないことを祈りながら、しゃがみこんだ子どもたちの上から覆いかぶさる…。僕にはそんなことしかできませんでした。校区は昔ながらの景観が残る素敵な街なのですが、その分大きな被害も出てしまいました。住むところを失い転校を余儀なくされた子どもたちもいました。

その後も、慢性的な教職員不足による現場のひっ迫。
全国的に増え始めた熱中症による事故。
そしてコロナ禍。

写真はイメージです。本文とは関係ありません(^^♪

コロナ禍

2020年1月。コロナウィルスによる感染が急拡大!多くの尊い生命が失われました。職がなくなり生活の糧を失った方、ひっ迫した職場で心身の限界まで働き続けた方。相次ぐ休業や倒産、移動の制限など、これまで経験したことがない状況に日本も外国も飲み込まれていきました。

もちろん学校現場も同様。突然の全国一斉臨時休業措置により、現場は大混乱。学校再開後も教育活動は大きく制限されました。加えて、学級閉鎖や出席停止措置、教職員の自宅待機要請など…。授業時間数の確保はもちろん、子どもたちの学びと育ちを保障するという当たり前で最も大切なことができない…。そんな状況でした。

日本型教育

もともと日本の学校教育のあり方は、教育基本法・学校教育法を始めとする様々な法令で定められています。特に、教科等の学習内容については学習指導要領で細かく規定されています。また、学ぶ内容に加えて、子どもが身につけるべき水準も決められている(到達目標)ため、日本ではどの地域のどの学校に通っても一定の水準での教育を受けることが可能になっています。先日書いた『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の中学校とはずいぶん違います。

でも、この日本型教育の良さが、コロナ禍の学校現場には大きな課題となりました。授業時間数不足。そして、グループワークなど接触のある活動に対する制限。合唱や合奏、実験や調理実習、接触のある運動など、教科によっては定められた学習内容が実施できない状況。つまり、指導も評価もほぼ不可能…。そんな中で教職員は子どもたちの学びの保障に必死で取り組んでいたと、僕は思っています。

教科学習以外にも制限がありました。たとえば、給食は今なお黙食です。まあ、3年生以下の子どもたちは黙食の経験しかないのですから、「給食は黙って食べるもの」と考えているのかもしれません。でも、当然、給食指導の目標だってあるのですから、とても残念な話です。

写真はイメージです。本文とは関係ありません(^^♪

現場の苦労

一方で、GIGAスクール構想が全国的に一気に進んだことは事実です。ただ、整備状況は自治体によって様々。僕たちの市も、自治体・市教委・学校・家庭が連携して頑張りましたが、実用性という点ではなかなか厳しかったです。当時は「オンライン授業なんてとても無理」という自治体がほとんどでしたし、今でも多くの自治体が整備中だと思います。

近隣市で校長先生の提言が問題視された上、最終的に処分にまで至った事例もありましたが、学校現場からみれば当然の提言。以前にも書きましたが、この間、学校教職員(少なくとも教員)は本務と言えない業務を多く担わされてきました。「緊急時だから…」という理由がメインですが、そもそも連携・協力ばかりで分担・協働の観点が抜けているのだと僕は考えています。
改めて『学校における働き方改革に関する緊急提言(平成29年12月26日 文部科学大臣決定)』の実現に向け、校長先生方には市教委・保護者等への働きかけを強めてほしいなと思います。というか、まず校長先生方には『働き方改革』に関する問題意識を高く持ってほしいと思います。

写真はイメージです。本文とは関係ありません(^^♪

コロナ禍の舞台裏

この2年間はコロナ禍の影響で、例年通りが通用しませんでした。どの学校も工夫を重ね、「子どもたちの学びと育ちの保障」に懸命に取り組まれたことと思います。前例踏襲が好きではない僕にとっては「好ましい傾向」ではありました。でも、実際のところは本当に大変でした。
たとえば学校行事。結果だけ見れば「中止」「延期」「縮小」のオンパレード!でも、舞台裏は例年以上に大忙し!「状況が改善したら…」「感染が拡大したら…」など、様々な状況を想定して、柔軟に対応できるように準備を進めていました。でも結局は「中止」「縮小」の判断となることも多くありました。

僕の勤務校でも同じです。教職員は常に複数のパターンに対応できるように準備を進めてくれていました。最終判断もギリギリまで待ってくれました。加えて、学びの主体者である子どもたちへの事前指導。「人生には頑張って準備しても望む結果が得られないことも。でも、プロセスから得られる学びが必ずある!」ということなどを事前に伝えてくれていました。
こんなふうに「子どもたちの学びと育ち」を保障しようと、教職員も相当頑張っていたのです。まあ、現象面からは理解しにくいと思いますが…。

中には「早めに中止判断をしたほうが良い」と考えた学校もあるでしょう。もちろんメリットはあります。たとえば、「児童や教職員の負担を軽減できる」「保護者に早く予定を伝えることができる」「キャンセル料を支払わなくて済む」など。でも、やはり僕たちの学校は最後まで可能性を追求することを考えていました。もちろん「やめる勇気」を持ちつつです!

I本君のFacebookより!京都京北の風景です。なごんでね♪

教職員の仕事

学校現場は、今もなお厳しくしんどい状況が続いています。子どもたちも教職員も頑張りにくい状況です。しかし、そんな中でもクリエイティブに教育活動を展開しようとする子どもたち・教職員に支えられながら、僕は校長の仕事をさせてもらっていました。そんな教職員が保護者の方から感謝の言葉をかけてもらえた時は本当にうれしかったです。今、改めて皆さんに感謝したいと思います。

ところで、教職員の本務は「子どもたちの安心・安全、学びと育ちの保障」です。学校の働き方改革が進み、学校教職員が本務に力を注ぐことができる日が一日も早く来ることを願っています。そのために、僕は僕の方法で頑張りたいと思います。教職を志した人たちが、夢と目標をもって教育に携わることができる社会をめざして!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
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校長の姿勢(やめる勇気) #19

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今朝の我が家上空は薄雲がかかった状態。でも、しっかり陽射しは届いています!これだけでも気分高揚!コストゼロでストレス解消!ありがとう太陽!
ということで、本日のBGMは大好きな松岡直也先輩のアルバム『SONGS AND DAYS』より「最後の楽園」。爽やかな朝を演出します!
※僕の青春時代を彩ってくれた曲を中心に選曲中です♪ぜひお聴きください!

さて、今日のテーマはシリーズ第3弾「校長の姿勢(やめる勇気)」です。今日も最後までお付き合いください(^^♪

スタンスと価値

少し過去2回の内容を振り返ってみたいと思います。
第1回「校長の姿勢(スタンス)」では、「できない理由を考える」よりも「どうすればできるかを考える」ことの重要性について書きました。そして、第2回「校長の姿勢(価値)」では、「行うことを目的とする」のではなく「なぜ行うのか、どう行うのか、どう評価するのか」を問うことの大切さについて書きました。いずれも、「子どもの学びと育ち」のために価値のあることをやりきるためのベースとなる考え方です。

僕たちの挑戦

もちろん、公立小学校には私立のような施設も設備も予算もありません。当たり前の環境整備や研究だってままなりません。でも、だからと言って何もできないはずはありません。多少見栄えは良くなくても、公立小学校にだってできることはたくさんあるはず!むしろ公立小学校にしかない強みを生かせれば、何か面白いことができるに違いない!

これは、6年前に校長になった時からずっと持ち続けていた僕の思い。大げさに言えば、僕たち公立小学校の挑戦でした。まあ成果はそこそこだったかもしれませんが、本当に楽しいチャレンジができました!

でも、だからと言って、チャレンジ精神だけで突き進むことはとても危険です。なぜなら、あらゆる教育活動において「子どもの学びと育ち」よりも、さらに優先されることがらがあるからです。それは、もちろん「子どもの安全・安心」です。

花の色も鮮やかさを増しています。もうすぐ初夏♪

僕たちの失敗

かつて教頭として勤務していた学校で大きな事故が起きました。その結果、僕たちは一人の子どもに大けがを負わせてしまいました。子どもたちも教職員もより良いものをつくろうと一生懸命頑張ってきた活動。必要と思われる配慮も手立ても講じていた活動。でも、事故は起きたのです。

「僕たちは“やめる”という選択肢を持っていただろうか?」。これは、僕たちが直面することになった課題です。事故が起きれば何でも学校の責任だと言っているのではありません。
ただ、指導計画段階や指導時の配慮と確認、人的・物的環境整備、さらには個別の配慮など、もっとやれることがあったように思うのです。やはり事故は防げた…。これが僕たちの結論でした。

ましてや僕は管理職。子どもたちとともに一生懸命頑張っている教職員よりも、少し広い視野で状況を把握し、助言できることがあったはず。あの事故は管理職の責任。今もそう思っています。

写真はイメージ。本文とは無関係ですm(_ _)m

僕たちの決意

それ以降、僕たちは「事故未然防止のためのチェックシート」を作りました。基本スタンスは変えずに、安全・安心を確保するために必要だったからです。
もちろん、シートは管理職への提出を目的としたものではありません。むしろ、教職員一人ひとりの意識とスキルを高めることを目的としたマニュアルと言った方が近いかもしれません。

例えば、屋外活動中の子どもたちに対する水分補給の指示。「お茶飲んでね」と促すだけで実際に飲んだかどうかまでは確認していませんでした。誰かがお茶を教室に置き忘れていたとしても、おそらく気づきません。
もちろん、現実には個別確認をすることは難しいです。ただ、「指示通りに動いているだろう」と安易に考えることはなくなりました。注意深く子どもたちの行動を観察する。それだけでも随分違うのです。

僕たちは他にも再発防止のために考えられる手立てを考え、実行していきました。でも、事故を起こしたという事実は変わりません。傷ついた子どもの心と体は傷ついたままです。だから、このことは決して過去の出来事にはならないのです。

写真はイメージ。本文とは無関係ですm(_ _)m

やめる勇気の使い方

あえてもう一度書きますが、校長先生方が「様々な困難にぶつかったときに、無理に頑張らず、できるだけ無難な判断をしたくなる」気持ちはわかります。
でも、価値あることなら勇気と工夫をもってやりきるべきです。困難な状況であっても可能性があるなら追及する!自らがモデルとなり、予測困難な未来の生き方を子どもたちに伝えるべきだと僕は思います。

その上で持つ「やめる勇気」は、「初めからやろうとしない」こととは全く違います。結果が同じだとしても、やっぱり全然違うのです。

子どもたちも教職員も、熱意をもって取り組んだ活動ほど「ゴールまで行きたい」と考えます。当然のことです。でも、その思いは、時に「少しの無理ならOK」「それほど無理はしていない」などの判断の甘さにつながります。そして、最悪の場合は重大事故を引き起こすことに…。

写真はライブの宣伝。本文とは無関係ですm(_ _)m

校長の姿勢

校長先生方には、常にどうすればできるかを考えようとする「前向きで創造的な学校文化」を育ててほしいと思います。
子どもたちや教職員の努力が成果に結びつくように、「価値ある活動」を追求する思考プロセスを学校に根付かせてほしいと思います。
そして、子どもの学びと育ちの大前提であるべき安全・安心確保のために「やめる勇気」をもった学校づくりをめざしてほしいと思います。

今回は「校長の姿勢」というテーマで3回にわたり、僕の考えを書かせていただきました。字数にして約7000字!長文読解、お疲れになったことでしょう。
できれば明日は教育以外のカテゴリー。軽めの内容でお届けしたいと思います。お読みくださったすべての方に、心よりお礼とお詫びを申し上げます!ありがとうございました!

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。
また次回もお越しください!
ありがとうございました!

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校長の姿勢(価値) #18

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日も朝から弱い雨が降っています。雨に濡れた新緑がさらに鮮やかさを増す…。自然界には優しい雨なのでしょうね。でも、やっぱりきれいな青空が好きな僕は、太陽が顔をのぞかせてくれそうな午後が待ち遠しいです。まさか、体内で光合成してる?ちなみに夏の陽射しは苦手!日傘愛用者です(^^;

そんな今朝のBGMは山下久美子先輩の「雨の日は家(うち)にいて」。かつて『学園祭の女王』『総立ちの久美子』と呼ばれた山下久美子さんですが、実はしっとり&胸キュン系の曲も多数。1980年代初め、大学生の僕がいつも持ち歩いていた特大サイズのショルダーバッグ(当時大流行!)。その中にはaiwaのカセットボーイとカセットテープ20本ほどが常に入っていました。もちろん山下久美子さんは超ヘビーローテーション!ホントに大好きでした。そして今も大好きです♪

さて、今日のテーマは「校長の姿勢(価値)」。昨日に続くシリーズ第2弾です。どうぞ最後までお付き合いください(^^♪

思考する

僕は「できない理由を探す」ことが好きではなく、「どうすればできるか」を基本スタンスに職務に向き合ってきました。それは、管理職になっても同じ。前向きで創造的な学校づくりを目指していました。といっても、自由気まま、好き勝手にすればいいと思っていたわけではありません。
むしろ、府市や校長会で決めたルールは厳守!自分勝手な行動は組織力低下につながります。僕の組織論上、ここは極めて重要。だから、決定事項は厳守なのです。

ただ、提案事項をただ受け入れるだけの「同調」「迎合」はもっと嫌い(ついでに言うと、「同調」「迎合」する人ほどルールを尊重しない気が…)なので、議論には積極参加!教職員には「あなたの思いが学校を育てる」と伝えています。だったら、まずは校長が実践!それに何よりも、校長の後ろには多くの教職員がいます。彼らに負荷をかけるだけで意味も意義も感じられない提案には徹底反論していました。

今日もI本君のFacebookより。なごんでください♪

組織として

もちろん、僕の意見が通る時もあれば、そうでない時もあります。でも、そうして決まったことに対しては、ある程度納得できるし、教職員に説明することだってできると思うのです。
だから、異論はあっても決定すれば、そこから先は組織コンプライアンス・ガバナンスが優先。それを組織というのだと僕は考えています。でも、本音を言うと「学校裁量」が一番好きでした(^^;

余談ですが、僕の勤務地は市教委と校長会が協議しながら諸課題に対応するという、府下でも珍しいパターンの市であったように思います。国が交付したコロナ対策費用も学校現場がきっちり活用できるようになっていました。市が掲げる「教育のまち」の言葉通り、教育現場は大切にされていると思います。
ただ、僕が抜けた今、どんな協議が行われているのか…。それには少し興味があります。さらにインクルーシブな組織となることを願います。

目的

さて、今日もまた前置きが長くなりました。
実は「どうすればできるか」の前に考えるべきことがあります。
それは「なぜするのか?」ということ。つまり、その取り組み(授業であれ行事であれ)の目的・目標は何なのかを改めて明確にすることが何よりも大切なのです。

ややもすれば、前例踏襲に陥りがちな学校。教科等の内容は国が決めています。変えられるものではありません。また、入学式や卒業式、運動会なども当たり前。何となく変えるところなんて無いように思える。公立学校は、現場の教職員の力だけでは変わりにくいのです。
それに、僕は各種行事を否定する気もありません。古き伝統を継承していく良さだって必ずあります。問題は「毎年やっているから…」と明確な目的を持たずに行っている点です。前例踏襲という考え方はすでに通用しません。

思考のプロセス

コロナ以前から僕たちの学校で行ってきた議論は、およそ次の通りです。
①「何が目的か?なぜするのか?」 ②「そこに教育的価値はあるか?」 ③「目的に迫る最適な手段は何か?」 ④「手段実行のための具体的手立ては?」 ⑤「目的の達成度の検証方法は?」
(目的か目標か…言葉の議論はまたいつか…)

僕たちはいつも、目的と意義の明確化・共有化を大切に、より良い手段を探しました。ですから、僕の学校では最終決定と呼べるものはありません。職員会議で確認した内容でも、より良い方法が見つかれば全体で確認、柔軟に対応していました。

また、取組の振り返りも「目的達成」の観点から実施。学校教育には非認知能力育成など数値化できない目的・目標も多いですが、僕たちは児童アンケート活用など、信頼性・妥当性のある評価材料を得るよう努めていました。その上で、さらに継続する意味があるかどうかも検証していました。

僕がもらった感謝状&ブック&DVDです!大切…。

強みは

現場は大変だったと思います。でも、「より良い実践を!」とみんなが思っているので不満は出ませんでした。僕たちの学校に力があったかどうかはわかりませんが、間違いなく前向きな学校!そして、それは学校の最大の強みであり、一番好きなところでした。

「ただやること」に意味はありません。でも、やるべき価値があるなら、全力で実現を目指すべきです。年始に批判が集中した『ジョブチューン』。番組コンセプトの良し悪しはともかく、民間企業の方々が努力している姿には多くのことを考えさせられます。一人ひとりの社員の方の情熱、真摯さ、プロとしてのプライド…。そして、彼らを支える企業使命とフィロソフィー。

こんな派手な服を着ていても、まあまあ考えて仕事をしていました(^^;

校長の姿勢

身内をかばうようですが、学校には民間企業とは異なる背景があります。変わっていきにくい事情もたくさんあります。でも、校長は学校マネジメントの権限を持っています。その権限に基づき、教職員が「前向きに創造的な仕事をしたい!」と思えるようにしなくてはいけません。
校長業務もたくさんありますが、まずは教職員が自分の仕事に大きな価値を見出せるようにすること。そして、そのためにワクワクするような使命とフィロソフィーを示すこと。僕はそれが校長の仕事だと考えています。

さて、シリーズ第3回は「やめる勇気」です。ここまで「前向きにやりましょう!」と言ってきた僕が、反対のことを言っているとお感じになるかも?でも、僕の中で「やめる勇気」は超重要!またお読みください。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

またお越しください!
よろしくお願いします!

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教育

校長の姿勢(スタンス) #17

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

4月も終わりに近づきました。新年度開始から全力で駆け抜けてきたみなさん。蓄積疲労でダウン寸前ではないですか?まもなくやって来るゴールデンウイーク。もちろん「GWの方が忙しい!!」という方もいらっしゃるとは思いますが、そろそろ心と体のメンテナンスの時期。どうぞ自分をいたわってくださいね。

さて、今朝は曇り空。昼前には雨になるらしくちょっと苦手なお天気です。ということで「仕事に集中できるジャズ」が今朝のBGM。J・コルトレーンの「ロコモーション」が流れています♪ご機嫌なサックスのメロディに元気をもらいながら、ブログを書き進めたいと思います。
今日のテーマは「校長の姿勢(スタンス)」です。相変わらずの長文ですがお付き合いください!よろしくお願いします。
※しかも2~3回のシリーズものになってしまいました(T_T)

サプライズセレモニー

退職おめでとうございます。何事も“できない”ではなく、どうすればBestをつくせるか、考えることの大切さを教えていただきました。これからもがんばります!

これは、一人の教員が僕に贈ってくれたメッセージです。

僕の定年退職が目前に迫った3月24日修了式の日。職員打ち合わせ後に、僕の退職を祝うサプライズセレモニーが密かに用意されていました。ビデオ上映から始まったセレモニー。感謝状や花束をはじめとするたくさんのプレゼント。そして、最後の記念撮影。
いろいろ頂いた中には、6年児童&教職員全員からのメッセージが入ったメモリアルブックもありました。先ほどのメッセージはその中の1つですが、僕にとっては特別な意味を持つメッセージでした。

基本スタンス

僕は教諭時代から「できない理由を探す」ことがあまり好きではありません。そのかわり「どうすればできるか」を考えることが好きでした。
担任時代には、周りの教員よりも早く授業にAV機器を導入しました。研究教科の体育を中心に、新しい教育の流れを学ぼうと各種の研究会にも出かけました。最も大切にしていた人権学習では、たくさんの方と出会い、多くの自主教材を作りました。総合的な学習の時間が導入されたときは嬉しくて、探究的な課題を掲げて子どもたちとフィールドワークにも出かけました。

このスタンスは管理職になっても変わらず。組織づくりを中心に据えた学校マネジメントから、環境整備や働き方改革など、様々な取り組みを進めることは、僕にとってとても楽しい仕事でした。やっぱり、「できない理由を探す」のではなく「どうすればできるか」を考えることが好きだったのだと思います。

I本君の写真。Facebookよりお借りしています。色が美しい!

教育とは

そもそも、教育は子どもたちの未来を豊かなものにするための営みです。だったら、教職員もやっぱり前を向いていたいなと思います。「今」はもちろん大切ですが、「今」が人生のピークだとすれば、それは少しさみしい気がします。子どもたちには充実した「今」を積み重ね、より素晴らしい「未来」を生きてほしいと願います。

ただ、子どもたちを待ち受ける未来は、予測することさえ困難であると言われています。どんな課題にぶつかるのか、誰にも予測できません。今ある知識と技能だけでは解決できないとも言われています。そのような時代を生きていく子どもたちには、身につけた知識と技能を活用し、他者と協働しながら、お互いの強みを生かしつつ、粘り強く考え、判断し、課題の克服を目指す力が必要になります。
だからこそ、子どもたちの前に立つ教職員には、「どうすれば解決できるか」を目指す姿勢を子どもたちに見せてほしいと思います。教職員には子どもたちの憧れの存在でいてほしいからです。

教職員のしんどさ

ただ、教職員が頑張りにくい理由もあります。僕も長く教員をしてきましたので、「頑張っても…」「頑張らなくても…」の両方の考えに対し意見は持っています。「教育立国というならもう少し何とかならないのかな」と思うことだって少なくありません。


特に、この数年は「教員の仕事ではない」と思える業務が増えました。たとえば、GIGAスクール構想。ICT機器を効果的に活用するのは教員の仕事です。でも、機器搬入や初期設定、不具合の対応などは教員の仕事ではありません。特長ある日本型教育を持続可能なものするためには、クリアすべき課題もたくさんあるのです。学校の業務改善・教職員の働き方改革については、またいつか書いてみたいと思います。

でも、そんなしんどさの中、僕の発信する「基本スタンス」に共感し、頑張ってくれた教職員の方々。そして、とても大切でとてもうれしいメッセージ。改めて、教職員のみなさんに感謝したいと思います。

校長の姿勢

話を戻します。「どうすればできるか」を考える姿勢が最も必要なのは当然校長です。コロナ禍を始めとする様々な困難にぶつかったとき、無理に頑張らず、できるだけ無難な判断をしたくなる気持ちもわかります。何と言っても、意思決定は校長の仕事。すべてが校長の責任になるのですから!

でも、何のために校長になったのでしょうか?校長になることが目的ではなかったはずです。素敵な学校をつくりたいから校長になったのだと思います。
教職員が子どもたちの憧れのモデルであるのと同様に、校長は教職員の憧れのモデルであるべきです。
って、自分はどうだったか…(^^;

次回予告

とは言え、行事を始めとする様々な取り組みは「実施することを目的」としていたわけではありません。「とにかくやろう」では意味がないと思うのです。
そこで、次回以降は、「基本スタンスの使い方」や「やめる勇気」などについて、僕の考えを書いてみたいと思います。

最後までお付き合いください、ありがとうございました。
またお越しください!
お待ちしています!

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教育

小学校の校長の仕事② #8

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日は「小学校の校長の仕事①(4/13)」の続編。学校教育法第37条第4項の前半部分である「校長は校務をつかさどり…」について書いてみたいと思います。最後までお付き合いください。

学校の組織

学校組織の多くは鍋蓋型です。鍋蓋の本体が教職員で、小さな持ち手部分が管理職。つまり、民間企業によくあるヒエラルキーと呼ばれるピラミッド型構造ではありません。学校によって首席(主幹)や主任等もいますが、実際の職務は学校によるため、多くの学校は「フラットな関係の教職員と少数の管理職」という鍋蓋型組織であると言えます。

そのような組織構造ゆえ、学校経営・運営のあり方も民間企業と違い、かなり特徴的です。もちろん、そこには歴史的背景が存在します。

学校の文化

かつて日本が世界大戦へと進んでいった時代。学校は戦時下教育として皇国民を育成する教育へと舵を切り、小学校は国民学校へと名称が変更されました。初等教育における国民科・体練科、中等教育における軍事教練・勤労奉仕など教育内容にも大きな変化が見られます。このような戦時下教育への急激な転換は、「大東亜共存圏建設」という政治目的が教育本来の目的よりも優先されたことを意味するだけでなく、教育を政治的に利用した結果であると言えます。

僕たちは子どもたちと多くの平和学習に取り組み、戦中・戦後を生きた方々から多くのことを教わりました。戦時下教育に携わった先輩教職員の苦悩についても学びました。

トップダウンへの警戒という学校文化。即ち、民主的な組織として、教職員自らが考え、方針を決定しようする文化は、歴史から得た教訓であり、今後も大切にすべき財産でもあると僕は考えています。

ワンマン経営の問題点

校長の肩書だけで教職員の信頼を得られる時代は終わりました。また、時代の流れはインクルージョン。「教職員は学校の命」ですので、教職員の思いや考えを尊重することはとても大切です。志水宏吉先生(大阪大学大学院教授)の言われる「気持ちの揃った教職員集団」は、学校の経営・運営上最大の強み!僕はずっとそう考えています。
ですから、校長先生方には、ご自身がよほどのカリスマでもない限り、教職員を信頼し、インクルーシブで協働的な組織をつくることを勧めます。独裁・独善的な手法では、学校経営の方向を見誤るだけでなく、教職員組織の育成をも阻害してしまいます。

教職員による判断

では、方針決定を職員会議等での教職員議論に委ねて良いかと聞かれると、僕の答えはNOです。「民主的な組織づくり・インクルージョン…」とキーワードを並べられてもNOです。根拠法令もありますが、それが理由ではありません。

たとえば、学校の「判断」への批判対応。校長自らが主体的に判断するというプロセスを経ていないと説明に困ってしまいます。その挙句「そういう意見が多かったのです。私の意見は違うのですが…」なんて話してしまったら最悪です。こんな責任転嫁は学園ドラマの中だけにしてほしいものです。 そもそも判断に迷うような問題には様々な意見があって当たり前。校長は教職員の代表として、判断理由を堂々と説明すればよいのです。もちろん、保護者対応等には相手へのリスペクトと配慮が必要ですが、その話題はまた後日。

校長の判断

一方で、コロナ禍により、自治体や教育委員会に方針決定を求める校長が増えました。「歴史から得た教訓はどこへ?」ととても残念な気持ちになります。上部組織に統一した指示を…というのは、児童・保護者の不信感防止など一定のメリットが期待できることは事実です。しかし、僕はデメリットの方が大きいと思います。

現場のことは現場の教職員が一番良く知っていますので、校長は独善的にならずに、教職員の声に耳を傾けるべきです。そのために、個々の思いや考えを引き出す工夫も必要です。そして、集まったたくさんの情報を、高所大所から多面的・多角的に分析。教職員の思い・考えを十分に理解した上で、意思決定は自らの責任において校長が行うというのが僕の考えです。
ただし、これは学校グランドデザインに関わるフィロソフィーとそれに基づく方針などの重要課題、昨今のコロナ対応方針など大きな事案に対する判断を必要とする場合の話です。

それ以外の課題、たとえば校務運営組織の具体的な取組などは、むしろ教職員に意思決定の権限を委譲することを勧めます。なぜなら、「教職員に権限を委譲する」ことも校長の意思決定によるものだからです。僕の組織論についてもまた後日お話しします。

校務をつかさどる

最近、「納得解」や「最適解」という言葉をよく耳にします。「正解」とも「多数派の解」とも違う「解」。インクルーシブな組織づくりを推進し、教職員一人ひとりが強みを発揮し合うことで、より良い方針を決定するために、特に「納得解」を目指すのはとても良いと感じます。

Society5.0に加えてコロナ禍…。新たな時代への対応に加え、難しい判断を迫られることが増えています。校長先生方のご苦労は大変!でも、仲間である教職員とともに前向きな議論を積み上げて、正解のない時代の納得解を探してほしいと思います。


教職員の思いをもとに最終の意思決定を行うことが校長の仕事であり、すなわち「校務をつかさどる」こと!学校組織の決定に全責任を負うのは校長であるという自覚こそが、校長の尊厳・品格の保持、そして教職員からの信頼につながるのです。さらに言えば、それこそが校長の楽しさ&醍醐味でもあります!
あとは、校長先生自らが自信を持って周りに情報発信をするだけ!がんばってください。応援しています!

「校長の仕事②」にお付き合いくださり、ありがとうございました!


次回もよろしくお願いします!
お待ちしています!



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小学校の校長の仕事① #5

みなさんこんにちは。
『餃子大王』ベーシスト・学校経営コーディネーターの元公立小学校校長のじゅんちゃんです。
今日は教育カテゴリーの第2弾。僕が考える「小学校の校長の仕事」について書いてみたいと思います。

はじめに


一口に「小学校」と言っても、全く同じ学校なんてあるはずがありません。地域性や学校規模、公立・私立の別などの違いに加え、児童や教職員など構成メンバーも違います。そして、これらの違いは学校の強みや課題の違いにもつながるため、学校ごとに作成される学校グランドデザインにも違いが表れてきます。

そんな中で「小学校の校長の仕事」について書くということ自体が無謀であることは理解しています。上述の違いだけでなく、校長先生方それぞれがご自身の考え方を持っておられるだろうし、とても賛同していただけるような内容にはならない気がします。ましてや僕の校長としてのキャリアは僅か2校・6年間だけ。

でも、やっぱり僕が何をどんなふうに考えて校長業務に携わってきたかについて2回に分けてお話ししたいと思います。これから学校現場で尽力される校長先生方はもちろん、いつか、誰かに、ほんの少しでも役に立つことを願って…。
では、第1回スタートします。

校長の職務 法令によると…

学校教育法第37条第4項には「校長は校務をつかさどり、所属職員を監督する」と書かれています。この条文は実際に校長が行う業務・職責を簡潔に書いたものです。

前半部分に書かれている内容は「校長は学校経営・運営上の全ての業務に対して責任と権限を持つ」ということ。
また、後半部分には「校長は自校に所属する全教職員の職務上および身分上のあらゆる行動を観察し、必要に応じて指導・助言や指示・命令を行う」ということが書かれています。
つまり校長は学校現場の最高責任者であり、教職員をしっかりと管理・監督することが職務・職責ということになります。

管理職という言葉に対する違和感

ここまでの内容については、特に大きな違和感を持つ方はおられないと思います。実際にそう書かれているし、書かれている内容にも大きな問題があるわけではありません。

学校は組織です。多くの学校には校長や副校長、教頭などの管理職がいます。民間企業を始めとする様々な組織にも管理職が存在します。どの組織の管理職も「業務をつかさどり、部下を監督している」ことでしょう。そう考えると、管理職的役割は組織の経営・運営に必要なポジションなのだとわかります。
でも、やっぱり少し違和感を感じてしまいます。

学校の命

2回シリーズの1回目は、同法第4項の後半部分である「所属職員を監督する」に関する考えを書きたいと思います。

子どもたちは学校の宝です。教育基本法によるまでもなく、すべての教育活動は子どもたちの人格の完成等を目指して行われます。その意味からも、子どもたちは紛れもなく学校の主役であり、その存在は尊重されなければなりません。

では、教職員はどうでしょうか?
僕にとって教職員は学校の命でしたし、実際にそう伝えていました。施設・設備や予算、教材・教具などの学校資源も大切です。しかし、学校組織最大の資源は間違いなく教職員!学校教育に限って言えば、教職員の存在なくして子どもたちの安全・安心も学びも育ちもありません。僕たち管理職、とりわけ校長にとって教職員はリスペクトの対象であっても、管理の対象ではありません。

僕は校長として、一般的な言葉の意味としての管理は行っていませんでした。反対に、最もやりたかったことは教職員一人ひとりが持っている力を十分に引き出すこと。そして、個々の力を学校力向上につなげることでした。
そのために、いろんな方法を考え実行しました。環境整備や条件整備、適切な助言や指導などの正攻法はもちろん、「ちょっとどうなのか?」というような微妙な作戦やオリジナルのアイディアなど、思いついたことはできる限り実行に移し、PDCAを回すように心がけていました。このあたりの作戦については、またいつかお話しできればと思います。

言いたかったことは1つ。学校教育法の言葉を短絡的に解釈して、教職員を四六時中見張るような管理・監督はしないでほしいということです。教職員は学校の命であり、学校経営・運営上、最も大切な仲間です。
もちろん時には服務に関する指導が必要なこともあります。しかし、教職員が校長を信頼してくれなければ、その指導は効果を発揮しないでしょう。教職員の最も身近で信頼される上司となるために考えることはたくさんあります。教職員一人ひとりに寄り添うとは?大切にするとは?リスペクトとは?配慮とは?

組織は複数の人がいるだけではなく、それぞれがつながりを持って初めて組織となります。すべての営みが信頼関係の上にのみ成り立つとするならば、校長が行うべき職務はおのずと決まるのではないかと思います。

今春、初めて管理的立場になった皆さん。「上司らしく威厳ある振る舞いを…」などと考えず、これまで通り、仲間を大切に、人のためにできることを考えてほしいと思います。皆さんがいきいきと輝くことで、周りの方々もますます力を発揮されることでしょう!少し力を抜いて業務に向き合ってください!応援しています!

今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!

次回はシリーズ第2回。
「校務をつかさどる」について考えたいと思います。
またお越しください!お待ちしています!

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学校だよりの活用法 #2

2022年度始業式

4月8日(金)第1学期の始業式。前日の入学式で新1年生を優しく迎えてくれた桜の花は、始業式の日にも2年生以上の子どもたちを温かく迎えてくれたことでしょう。
いよいよ2022年度が始まりました。2年以上にも及ぶコロナ禍もそろそろ終息し、今年度こそ伸び伸びと学校教育活動が展開されることを願っています。

学校生活スタート

そして、今週からは授業や各種行事などが本格的にスタート。各学校のHPをのぞいてみると…。学校からのお知らせやWeb日記などが次々と更新されていて、順調に1学期が始まったことが分かります。僕が勤務していた市では12日(火)から給食開始!学年によっては早くも6時間授業が実施されます。


新しいクラスの仲間たちとの出会い。
今年の目標を考えて発表する子どもたちの姿。
多くの子どもたちが目を輝かせている横で、自分の素直な気持ちを上手に表現できずに困っている子もいます。
やる気がないように振る舞ったり…
不適切なことばかりしてみたり…

でも、どの子も本当は「学びたい・成長したい」と思っています。子どもたち一人ひとりのそんな思いに気づき、寄り添うことができる教職員で学校中がいっぱいになることを期待しています。

校長の仕事

ところで、教職員が子どもたちを迎える準備を着々と進めている頃、校長先生は何をしているのでしょう。もちろん、「前年度も同じ学校の校長」「今年度、異動してきたばかりの校長」のいずれかによって、まずやるべき業務には違いがあるかもしれません。また、「今年度初めて校長になった」というケースなら、さらに違いが大きくなるかもしれません。

でも、そのような違いによらず、多くの校長が取り組む業務の1つに『学校だより』のあいさつ文作成があります。4月の学校だよりでは、多くの校長先生方が学校づくりの方向性について書いています。中には、目標だけでなく、目標に迫る手段=具体的な取り組みまで発信している方もいらっしゃいます。


学校HPによる情報発信が当たり前のようになった今、様々な学校のHPを訪れてみるのはいかがでしょうか。僕も、特色ある学校づくりを意欲的に進めようとしているHPを探して、たくさんの元気をもらいたいと思います。

学校だよりによる情報発信

「学校だより」に何を掲載するかは、誰に対して何のために「学校だより」を出すかによって決まります。多くの場合は保護者がメインターゲットですので、保護者が知りたい内容については必ず情報発信する必要があります。たとえば、行事予定や事務的な連絡事項などはマストですね。


少し話がそれますが、最近では紙媒体での配布ではなく、メール等でデータ配信を行う学校が増えてきているようです。僕が勤務していた学校でもデータ配信&HPにアップしていたため、保護者の方々からは「外出先からでも確認できて便利」という声をいただいていました。保護者がメインターゲットであるなら、保護者の利便性を考えて改善するのは当然のことです。僕たちは保護者の声をもとに、スマホでも見やすい用紙サイズ設定にも取り組みました。

僕の学校だより

「学校だより」のメインターゲットは上述の通りですが、学校によっては地域の方々も読者である場合があります。また、「学校だよりを通じて児童にメッセージを…」と考えて執筆することだってあるでしょう。つまり「学校だより」のターゲットは、時と場合によって追加したって構わないのです。そんな僕の学校だよりは教職員もターゲットにしていました。

僕が校長になった2016年度は、ちょうど今の学習指導要領の姿が明らかになってきた時期でした。そして、2017年3月には新学習指導要領告示。小学校では2020年度の全面実施に向けた準備が始まり、移行期間には特別の教科道徳の先行実施などにも取り組みました。

当然、学習指導要領に沿って教育活動を展開していくのは学校教職員です。そのため教職員は学習指導要領についてきちんと理解をしておくことが求められます。
しかし、現実にはこれがなかなか困難です。学習指導要領の冊子をご存知の方ならご理解いただけると思いますが、ちょっとやそっとで読み解けるものではありません。総則や各教科・領域、そして特別支援学校教育要領「自立活動編」など…。指導する教科・領域の多い小学校教職員については、そのすべてを読破すること自体がすでに不可能です。
(そもそも学習指導要領を現場に分かりやすく伝えるのは、学識経験者や教育委員会の仕事だと思っています)

そのため僕は、研修会や学習会で大学の先生方から学んだ知識を整理し、学校だよりに「新学習指導要領のポイント」コーナーを新設・連載することにしました。そうです!あたかも保護者の方に発信するかのようにして、教職員の理解を深めようと考えたのです。
それからは、何か教職員に伝えたいことがあるたびにこの手法を使っていました。

校長がもつべき意識


現場の教職員は日々の業務に追われています。毎日起きる様々な事象に柔軟に対応しながら、子どもたちの様子を丁寧に見取っています。そうだとすれば、最も時間的ゆとりをつくりやすい校長こそが、教職員を代表して勉強し、分かりやすく情報発信をすれば良いと思うのです。(日々、忙しく奮闘されている校長先生、ごめんなさい!)それこそが校長の教職員に対するリスペクトであり配慮であると考えます。僕が考える「校長の職責」については、また今度書いてみたいと思います。

とは言え、現実はなかなか厳しいです。学習指導要領についてもうまく整理・発信できたかというと…。このブログだって、どこまで伝わる文章が書けているのかというと厳しいですよね。校長卒業してもまだまだ自己研鑽!がんばります!

ということで今回のテーマは「学校だより」でした。
最後までお付き合いくださりありがとうございました!
またのお越しをお待ちしています♪