みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!
まだ少し頭がふらつくのでノマドワークは自粛し、自宅のバルコニーで作業開始。1時間ほどたって「これもまたいいかも」と思った矢先、大きな蜂が…!虫が苦手な僕はすぐさま室内に避難。いつものレッスンルームで書いています(^^;

長く学校勤めをするうちに、「これって何か違うな」と思ったことがあります。それは、僕たちが「反省」と呼んでいた「取組の振り返り」です。ちなみに「反省」って言葉自体が好きではありません。「成果検証」や「次への戦略会議」などのポジティブワードにならないかなといつも言っていました。
ということで、今日のテーマは「目標に向かう」。昨日の続編&「4/27校長の姿勢(価値)」とも関連しています。どうぞお付き合いください。
※一読に要する時間は約5分です。(僕計測)
運動会の反省
たとえば、運動会。内容・練習計画・前日準備・当日の運営等について、丁寧に振り返りを行います。さらには、会場づくりや用具面の改善、保護者・地域・来賓への対応まで様々な意見が出されます。「○○は良かった」「〇年生ががんばっていた」「次年度は〇〇した方が良い」などなど…。
これらの意見は、担当者会議や職員会議などの場で議論され、翌年度に向けた申し送り事項として記録されていく。僕が勤務した多くの学校では、ざっとこんな感じで反省が行われていました。
これ自体に問題があるわけではありません。ただ、どの視点で意見を出し合っているのかという点には課題を感じます。
教職員は共通の視点からではなく、各々の立場で意見や感想を出し合います。だから、立場や見方によって正反対の意見が出ることもあります。時には、管理職や担当者、学校施設・設備等へのクレームかと思う意見も並列で記載されており、残念な気持ちになることもありました。

目標の明確化
原因は最初の提案。「運動会実施が前提」「運動会の目標は例年通り」に基づいた提案が原因だと僕は思います。
そのため、行事の意義や目標について改めて議論することはほとんどありません。さらに、目標達成の視点から計画全体を見ているかというと、これも疑問です。本来、職員会議等では、運動会を通して「児童にどんな力をどの程度つけるか」「この計画で成果が見込めるか」「成果はどう検証するか」等を議論すべきです。しかし、実際には、どうすればスムーズに行事が運営できるかが議論の中心になっているような気がします。
提案の課題はそのまま反省の課題となります。行事の意義や目標設定、効果検証について予め決められていませんから、反省の視点がバラバラになるのも当然です。
とはいえ、やはり行事は業務。「反省」=「業務の成果を検証する場」でなければいけません。その視点から、計画・実際の取組・当日の運営・児童の変容などを見取り、成果について評価し、次年度の対応策へとつなげていくべきです。

考え方の共有
だからと言って、運動会をなくそうとか目標を細かく議論しようと言っているのではありません。運動会の教育的意義についても、各校が設定している目標にも異論はありません。そうではなくて、僕が校長として伝えていたのは、「目的・目標」「手段」「検証」の関連付けです。
この考え方は教職員も納得してくれることが多く、僕たちの学校ではいつも「何のために行う?」「方法は適切か?」「検証方法は?」を軸に、各担当者が提案をしてくれていました。もちろん、「反省」も目標に基づき成果を検証。組織の仕事、大人の仕事をしてくれていたなぁと今でも思っています。
成果の評価
確かに、教育の成果は評価しにくいです。また、早急に成果を求めること自体がどうかという点も納得です。しかし、それらが成果検証をしない理由にはなりません。「できない理由を探す」よりも「どうすればできるかを研究する」方がはるかに建設的です。
僕の学校の教職員は、児童の非認知能力の見える化(数値化)にもチャレンジ。キャリア教育と関連付けて、振り返りシートなどを活用する方法に取り組んでいました。もちろん、これらは提案段階から検証方法として示されていますので、全校で取り組みます。児童の自己診断による評価は客観性に課題が残る…という声もあるかもしれませんが、僕たちの経験上、信頼性・妥当性に問題はありませんでした。むしろ、このような取組を通して、教職員が意図的に児童の学習活動の価値づけをしていく効果さえあると僕は考えています。

学校文化
この学校文化が根付きつつあったことが、コロナ対応には大いに役立ちました。
多くの制約があり「可・不可」が明確なものも多くありましたが、僕たちの学校では「する・しない」という議論はしていません。論点はいつも「なぜするか」「する意味はあるか」です。制限・制約があっても、目標に向かう意味と方法があるなら、あとは「工夫・挑戦あるのみ」でした。
もちろん、制限が厳しくて「それだとやっても意味がない!」という場合もありました。その場合には、違う取組で同じ成果を上げる方法を模索しました。なぜなら、すべての取組はそれ自体が目的ではなく、「児童の学びと育ち」が目的だからです。目的に迫ることができるのならば、たとえ方法は違っても、何もしないよりはずっといいと僕たちは考えていたのです。

校長先生方へ
学校教職員はまじめです。スクラップ&ビルドは苦手です。新たな社会問題が起こるたび、ビルド&ビルドになっている現実があります。まずは、この問題の解決を…というのは十分に理解ができます。しかし、すぐに解決できないことも事実です。だから、この課題の解決と並行して取り組んでほしいことがあります。
多忙な中、様々な思いをもって頑張っている教職員。だからこそ、校長先生方には、教職員のがんばりを無駄にすることなく、「意味のある仕事」「成果の上がる仕事」に高めてほしいと思います。そのために、まずは「目的・目標」「手段」「成果」を関連付けることがマストだと僕は思います。
GWが終わり、いよいよ学校生活も本格化。さらに忙しくなると思いますが、校長先生方が元気でいらっしゃることは学校にとってとても大切です。まずはご自愛ください!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!











