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小学校の運動会 #145

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日は9/1。僕たちの町の小学校は短縮授業期間を終え、今日から通常授業を再開します。体育科学習の内容も水泳学習から運動会練習へと移行。学習内容も夏から秋へと移っていきます。
ということで、今日のテーマは「小学校の運動会」。
一読に要する時間は5分弱(僕計測)。よろしくお願いします(^^)/

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今朝の大雨!雷も!いよいよ台風シーズンも到来。被害が出ませんように(>_<)

運動会問題

熱中症問題、組立体操問題、授業時間数問題など、学校教職員だけでなく自治体や教委、大学の先生など多くの方が熱心に議論を展開している運動会問題。その結果、実施時期も実施内容も地域や学校によってさまざま。もしかすると「運動会は廃止した」という学校だってあるかもしれません。

当事者である子どもたちや保護者の方々、さらには運動会とは直接関係なさそうな住民の方々にもそれぞれの事情や考え方があるでしょうから、判断に差が生じるのは当たり前。
むしろ「〇〇ありき」という前例踏襲的考え方の方がNG。十分な議論の上で、学校が主体性をもって「運動会廃止」を判断されたのなら、それは尊重すべきだと考えます。

ただ、僕は運動会実施賛成派。もちろん、日本型学校教育を前提とした場合の話ですが、狭義の学力だけではなく、非認知能力を含めた総合的な学力を児童に育むのに有効だと思っています。
ついでに言うと、秋開催を支持していますが、理由は単純。秋の方が熱中症リスクが低そうだからです。

いつもの僕なら「○○を目的とするなら春(秋)開催であるべき」という考え方。つまり、先に目的があって、それを達成するためによりよい手段・方法を選択するという考え方ですが、運動会の開催時期は別。僕が運動会に求める成果と実施時期はあまり関係がないので「どっちでもいいな。でも、秋の方が安全そうかな」という程度の判断です (^^;

小学校の運動会

小学校にある大小さまざまな行事は、学習指導要領「特別活動」に位置づけられています。たとえば、儀式的行事や文化的行事など。ちなみに運動会は健康安全・体育的行事に位置づいています。
小学校時代、行事ごとなら何でも好きだったという方もいれば、その逆という方もいます。また、行事によって好きだったり嫌いだったり…という方もいます。中には「どうしてこんなことするんだろう?」と思った方もいると思いますが、学校行事はすべて学習指導要領に基づいて計画されていたわけです。

ただし、行事の種類・内容・開催方法については地域・学校差があります。ですから、一概に比べることはできないのですが、僕の町を基準に考えると、小学校最大の行事はやっぱり運動会かなと思います。理由は、全校児童に加えて多くの保護者・地域住民の方々が一堂に会する行事だからです。

もちろん、人生の節目となる入学式や卒業式、宿泊を伴う修学旅行など、他にも大切な行事はたくさんあります。でも、それらの多くは学年行事です。
また、運動会と同じように全校児童がとりくむ音楽会や学習発表会もあります。でも、会場は体育館などになることが多いため、小規模校以外は全保護者が同時に鑑賞することは困難です。
僕が運動会実施賛成派である理由はまさにこの点。年に1回の大舞台に出場すること自体に大いに意味があると思っているのです。

教科・領域との関連

特別活動として位置づいている運動会ですが、運動会に関わる全ての時間が健康安全・体育的行事としての取り扱いにはなりません。何と言っても小学校生活最大の行事。企画段階から始まって、練習、本番、振り返りと長期にわたり多くの時間を費やしながら開催します。そのため、児童の活動もさまざまな教科・領域の時間を活用して行うことになります。

「児童が主体的に企画・運営を行う」運動会づくりを進めるために、総合的な学習の時間等を軸にしたカリキュラムマネジメントを行っているという学校があります。また、同じ特別活動・学校行事でも、地域等との連携部分については、勤労生産・奉仕的活動行事として扱っているという学校があるかもしれません。

もちろん、団体での演技や集団ゲーム的なプログラムの内容を見直し、体育科学習の内容としてふさわしい活動内容とすることで、体育の授業としてカウントしている学校もたくさんあります。陸上運動や表現運動、体つくり運動などの体育科学習として適切な活動を取り入れたプログラムにすることで、体育科学習の年間カリキュラムにきちんと位置付けることが可能になるのです。

学校行事である意味

学校行事は遊びではありません。たとえ小さな行事であっても学習活動です。ましてや運動会!
「目標は例年通りでお願いします。で、今年の日程ですが…」のような提案ではNGです!
「学校GD(久々に出ました!)のどの部分に関わる取組か」「ねらい・目標は何か」「どのような成果が期待できるか」「成果は子どもたちの学びと育ちにどのように作用するか」など、運動会を行う意義・意味や取組の方向性についてしっかり協議した上で活動を始めるべきです。

それが明確になればあとは手段との整合性だけ。
「子どもたちにつけたい力は何か」「子どもたちに出合わせたい感動は何か」「どんな子どもたちへと変容させたいのか」を考えれば、おのずと教員がやるべきこともやってはいけないことも見えてくるはず!
自信をもって練習・準備をスタートさせましょう(^^♪

今日から9月。運動会の提案自体は1学期中に終わっていると思います。教職員サイドの準備も夏休み中に進めたことでしょう。でも、実際の取り組みはこれから!練習が始まるこの時期に、改めて大切なポイントを確認していただき、指導に活かしてほしいと思います。すべての学校で素晴らしい成果を上げられることを期待しています(^^)/

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

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校内組織(目標) #48

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

昨日は久しぶりの雨。そのせいか今朝の空気は少し澄んでいました。でも来週はまたまた雨マークが…。いよいよ梅雨?通勤・通学が大変になりますね。しかも、蒸し暑くなって熱中症の危険度もアップ。みなさんお気をつけください。

さて、本日のテーマは「校内組織(目標)」。 「フィロソフィー(5/23)」「組織づくり(5/24)」の続編です。先日ご紹介した僕たちの学校の『研究推進委員会』を具体例に、組織ごとの目標設定についてお話ししたいと思います。最後までお付き合いください。
一読に要する時間は4分30秒(僕計測)。よろしくお願いします!

縦割構造

簡単に復習をします。僕の知る限りでは、校務分掌組織が縦割構造になっている学校が多いです。それぞれの委員会にはその道の専門家的人材(人権の専門家、学力の専門家など)がいることも多いです。それぞれの委員会は独自の目標・研究テーマに向かって一生懸命に取組を進め、それなりに成果も上げています。
ただ、委員会間の連携が足りない気も…。それぞれの頑張りが学校としての大きな成果に結びつきにくい。そんな気がします。

もちろん、どんな組織でも、組織の存在意義と無関係な目標を設定することはありません。ただ、教育の世界は個別の課題が多く、それ自体が十分な研究対象となります。
たとえば、授業づくりでは国語、算数…などの各教科等。
たとえば、人権で言えば、人権三法に見られる「障害・本邦外出身者・部落に関する差別」や「平和」「ジェンダー」など多種多様な課題。
どれも教育課題ですから、各委員会がどの課題を研究テーマとしても間違いではありません。ただ、この正当性が微妙な縦割構造を生み出す原因にもなっています。

委員会目標

では、間違いではないのだから、個人の判断で(もっと言えば好みで)研究テーマを選んでもよいか?もちろん答えはNOです。
組織づくりでお話ししたように、僕は「委員会は学校目標への貢献のために設置する」と考えています。ですから、委員会ごとの目標・研究テーマについても、学校全体の目標に迫るものでないといけないと思っています。

ポイントは上位目標である学校のフィロソフィーと目標(ゴール)。
「私たちは教職員としてどんな学校をつくり、どう社会に貢献するのか。」
「そのために、今何をめざすのか。」がきわめて重要です。
フィロソフィーや目標を共有することで、教職員の力・業務は一点に向かって集約されます。教職員の力を無駄づかいしないというのは、こういう意味です。

校長の仕事

フィロソフィーや目標を明記した学校グランドデザインを作成・提案するのは校長の仕事です。でも、僕は一貫して教職員の思いを尊重することや教職員全体で納得・共有することを主張してきました。そのための共通言語づくり・ブランディングについては、このブログでも触れてきました。校長はこれらを踏まえたうえで、学校GDを作成・提案しなくてはいけません。フィロソフィーや目標を共有するためには、共有したいと思えるフィロソフィー・目標づくりが必要なのです。

校長の肩書=権力で統治しようとする「力のガバナンス」ではなく、共有・共感をベースにした「緩やかなガバナンス」。それこそが、協働的な校内組織づくりの第一歩だと僕は考えています。

学校UD化計画

僕たちは「学校UD化計画」をもとに研究体制づくりを行いました。中心となる『研究推進委員会』は「人権」「支援」「学力」「特別活動」の4委員会で構成。それぞれが担当領域や強みを生かして「学校UD化」に貢献することを考えました。

まず、すべての基盤と考えたのが「人権」「支援」の視点。
「人権」では集団づくりUDをテーマに良好な人間関係づくりをめざしました。
また、「支援」では学習環境づくりUDをテーマに、しんどさを抱えた“あの子”も安心して学べる環境づくりに取り組みました。一般的によく見るハード面でのUD化だけでなく、言葉かけなどソフト面でのUD化も研究していました。

そして、この基盤の上に成立するのが「学力」と「特別活動」の2委員会。
「学力」では授業づくりUDをテーマに、教科・領域の学習を通して、児童の資質・能力を育みました。特にエンパワー層の子どもの姿をイメージ。つまずきポイントを予想し、授業計画を作成しました。また、2年前から子どもの思考を助けるために「思考スキル・ツール」も導入。関西大学初等部の石井芳生先生に学びました。

「特別活動」は、活動づくりUDがテーマ。「人権」「支援」を基盤に「学力」で身につけた力を、実生活の場面で活用できるようにすることが目標です。学校・学年行事や委員会・係・当番活動など、子どもたちがチャレンジできる場面を数多く設定しました。

校内委員会には『研究推進』以外にも『専門』をはじめとする他の委員会がたくさんあります。これらの委員会も含め、どのように連携していたのか。そして。効果検証はどのように行っていたのか。この点については、また続編でお話ししたいと思います。

追記

これまで、教育の話題の多くは校長先生をメインターゲットにして書いてきました。でも、実はほとんどの内容は、僕が教諭・担任時代に考えていたことです。ですから、「校長→担任」「教職員→子どもたち」や「校長→チームリーダー」「教職員→チームメンバー」のように読み替えていただくことも可能です。
担任としての学級づくりやミドルリーダーとしてのチームづくりに役立てていただけると幸いです。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
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