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校長の姿勢(スタンス) #17

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

4月も終わりに近づきました。新年度開始から全力で駆け抜けてきたみなさん。蓄積疲労でダウン寸前ではないですか?まもなくやって来るゴールデンウイーク。もちろん「GWの方が忙しい!!」という方もいらっしゃるとは思いますが、そろそろ心と体のメンテナンスの時期。どうぞ自分をいたわってくださいね。

さて、今朝は曇り空。昼前には雨になるらしくちょっと苦手なお天気です。ということで「仕事に集中できるジャズ」が今朝のBGM。J・コルトレーンの「ロコモーション」が流れています♪ご機嫌なサックスのメロディに元気をもらいながら、ブログを書き進めたいと思います。
今日のテーマは「校長の姿勢(スタンス)」です。相変わらずの長文ですがお付き合いください!よろしくお願いします。
※しかも2~3回のシリーズものになってしまいました(T_T)

サプライズセレモニー

退職おめでとうございます。何事も“できない”ではなく、どうすればBestをつくせるか、考えることの大切さを教えていただきました。これからもがんばります!

これは、一人の教員が僕に贈ってくれたメッセージです。

僕の定年退職が目前に迫った3月24日修了式の日。職員打ち合わせ後に、僕の退職を祝うサプライズセレモニーが密かに用意されていました。ビデオ上映から始まったセレモニー。感謝状や花束をはじめとするたくさんのプレゼント。そして、最後の記念撮影。
いろいろ頂いた中には、6年児童&教職員全員からのメッセージが入ったメモリアルブックもありました。先ほどのメッセージはその中の1つですが、僕にとっては特別な意味を持つメッセージでした。

基本スタンス

僕は教諭時代から「できない理由を探す」ことがあまり好きではありません。そのかわり「どうすればできるか」を考えることが好きでした。
担任時代には、周りの教員よりも早く授業にAV機器を導入しました。研究教科の体育を中心に、新しい教育の流れを学ぼうと各種の研究会にも出かけました。最も大切にしていた人権学習では、たくさんの方と出会い、多くの自主教材を作りました。総合的な学習の時間が導入されたときは嬉しくて、探究的な課題を掲げて子どもたちとフィールドワークにも出かけました。

このスタンスは管理職になっても変わらず。組織づくりを中心に据えた学校マネジメントから、環境整備や働き方改革など、様々な取り組みを進めることは、僕にとってとても楽しい仕事でした。やっぱり、「できない理由を探す」のではなく「どうすればできるか」を考えることが好きだったのだと思います。

I本君の写真。Facebookよりお借りしています。色が美しい!

教育とは

そもそも、教育は子どもたちの未来を豊かなものにするための営みです。だったら、教職員もやっぱり前を向いていたいなと思います。「今」はもちろん大切ですが、「今」が人生のピークだとすれば、それは少しさみしい気がします。子どもたちには充実した「今」を積み重ね、より素晴らしい「未来」を生きてほしいと願います。

ただ、子どもたちを待ち受ける未来は、予測することさえ困難であると言われています。どんな課題にぶつかるのか、誰にも予測できません。今ある知識と技能だけでは解決できないとも言われています。そのような時代を生きていく子どもたちには、身につけた知識と技能を活用し、他者と協働しながら、お互いの強みを生かしつつ、粘り強く考え、判断し、課題の克服を目指す力が必要になります。
だからこそ、子どもたちの前に立つ教職員には、「どうすれば解決できるか」を目指す姿勢を子どもたちに見せてほしいと思います。教職員には子どもたちの憧れの存在でいてほしいからです。

教職員のしんどさ

ただ、教職員が頑張りにくい理由もあります。僕も長く教員をしてきましたので、「頑張っても…」「頑張らなくても…」の両方の考えに対し意見は持っています。「教育立国というならもう少し何とかならないのかな」と思うことだって少なくありません。


特に、この数年は「教員の仕事ではない」と思える業務が増えました。たとえば、GIGAスクール構想。ICT機器を効果的に活用するのは教員の仕事です。でも、機器搬入や初期設定、不具合の対応などは教員の仕事ではありません。特長ある日本型教育を持続可能なものするためには、クリアすべき課題もたくさんあるのです。学校の業務改善・教職員の働き方改革については、またいつか書いてみたいと思います。

でも、そんなしんどさの中、僕の発信する「基本スタンス」に共感し、頑張ってくれた教職員の方々。そして、とても大切でとてもうれしいメッセージ。改めて、教職員のみなさんに感謝したいと思います。

校長の姿勢

話を戻します。「どうすればできるか」を考える姿勢が最も必要なのは当然校長です。コロナ禍を始めとする様々な困難にぶつかったとき、無理に頑張らず、できるだけ無難な判断をしたくなる気持ちもわかります。何と言っても、意思決定は校長の仕事。すべてが校長の責任になるのですから!

でも、何のために校長になったのでしょうか?校長になることが目的ではなかったはずです。素敵な学校をつくりたいから校長になったのだと思います。
教職員が子どもたちの憧れのモデルであるのと同様に、校長は教職員の憧れのモデルであるべきです。
って、自分はどうだったか…(^^;

次回予告

とは言え、行事を始めとする様々な取り組みは「実施することを目的」としていたわけではありません。「とにかくやろう」では意味がないと思うのです。
そこで、次回以降は、「基本スタンスの使い方」や「やめる勇気」などについて、僕の考えを書いてみたいと思います。

最後までお付き合いください、ありがとうございました。
またお越しください!
お待ちしています!

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書くこと #13

みなさん こんにちは!
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今朝もいつもの通り、妻のMちゃんを職場まで愛車ノアで送り届けてからのブログ執筆作業です。今日は「書く」をテーマに書いてみたいと思います。

温かい言葉

ブログを始めてから10日余りになります。最初はペースがつかめませんでしたが、徐々に生活にもリズムが出てきました。この感じだと、まもなく小学生の頃に書いた(が守らなかった)『生活表』も作ることができそうです(^^♪

ところで、FacebookやTwitterにも投稿しましたが、ほぼ毎日のブログ更新作業に対し、「無理し過ぎていませんか?大丈夫?」という優しいメッセージを届けてくれる方がいます。心配してくださって本当にありがとうございます!

有名人でもなければ学識経験者でもない、自称「教育系ミュージシャン」「学校経営Co.」の僕が、世界に向かって自分の思いを発信しているだけでもおこがましいこと!教職を卒業して、好きなことをして過ごす毎日。それだけで十分贅沢なのに…。ホントに感謝です!それに、「書きたいこと」はいっぱいあるので、実は話題には困っていません!ご安心ください!

自分を表現する

ただ、思いを言葉に変換する作業はとても難しいです。説明しようとすると長くなるし、コンパクトにまとめると粗くなる。時には、ピタッとくる言葉そのものが見つからないことも…。ブログであれ、誰かへのメッセージであれ、学習指導案であれ、自分の思いや考えを言葉で表現することはなかなか難しいものですね。子どもの頃、作文や感想文で苦労された方も多いのではないでしょうか。

でも、うまく書けない原因はどこにあるのでしょう?
そして、どうすればうまく表現できるようになるのでしょう?

校内研究会でこんな話題になると、決まって出てくる意見があります。
たとえば「語彙不足」。そして、「生活経験の不足」に「書く(話す)経験の不足」。
僕はどれも否定はしませんし、きっとそれも原因の一つだろうと思います。

60年間生きてきた僕。ある程度の語彙力は身につけました。生活経験だって、書いたり話したりする経験だってそれなりにあります。でも、やはり小学生の子どもたちと同じように、うまく書いたり表現したりできない場面にぶつかります。なぜ?

自分を見つめる

説明的文章を書きたいのに、自分の考えがうまく表現できない時。それは、もしかすると「自分自身の考えや考えの道筋を、自分自身が理解しきれていないから」かもしれません。

自分の思いを伝えたいのに、何だか少し違う気がする時。それは、もしかすると「自分自身の本当の思いに気づけていないから」かもしれません。

もちろん、これらは僕の勝手な考えにすぎません。でも、時々「自分はなぜそう考えているのだろう」「本当はどう思っているのだろう」と考えてみることは大事なことだと思うのです。

自分をいたわる

このように、自分を外から客観的に見つめる行為を「メタ認知」と言います。非認知能力育成の重要性が高まりを見せる昨今、メタ認知という言葉も本当によく聞くようになりました。でも、僕が言いたいのはそんなアカデミックな話ではありません。

僕が思うのは自分へのいたわりです。
皆さんが身近な人の考えを深く理解しようとするように、ご自分の考えも深く理解してあげてほしいと思います。また、皆さんが身近な人の思いを大切にしようとするように、皆さんもご自分の思いを大切にしてあげてほしいと思います。
いつもいつも自分のことは後回し…とならないように、時折、メタ認知を取り入れてみませんか?そうすることで、自分の思いや考えに寄り添った言葉や表現だって見つけられそうな気がするのです。

おわりに

ところで、「無理していませんか?」の話に戻ります。
書きたいことは山ほどあると言いましたが、記事づくりは常に悪戦苦闘しています。何度も言葉を選び直したり文を書き直したり…。心は元気なのですが、身体に疲労がたまってきていることは事実です。その原因の一つが作業環境。外出先でのちょっとしたすき間時間をうまく活用できる環境にないため、在宅中に全力投球!となっていることが問題なのかもしれません(:_;)

というのも、今使っているノートPCは15.5ワイドのVAIO。どうやらモバイルには不向きなようです。
「ブログ用ならこれっ!」「外出先でも旅行中でもOK!」っていうモデルがありましたら、PC知識の乏しい僕にレクチャーしてくださ~い!
って、書く以前の問題ですね…。

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
またお越しください。
お待ちしています!

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プライドの使い方 #11

みなさん こんにちは!
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社会人1年目のみなさんへ

新年度スタートから3週間。みなさんお元気ですか?
企業に就職された方々は、業務のすべてが初体験。来る日も来る日も教わることだらけで大変ですね。でも、焦ったり落ち込んだりするのは逆効果。人生は長いです。一つひとつを丁寧に身につけていくことで、自己有用感も高まります。そして、そこから得た自信はあなたをさらに成長させてくれます。最初は誰もが初心者です。焦らず、知識やスキル、そして何よりも大切な企業理念を自分のものにしていきましょう。

そんなあなたには「ドキドキドン!一年生」(作詞:伊藤アキラさん 作曲:桜井順さん)の歌詞の一部をお届けします!

サクラ咲いたら一年生 ひとりで行けるかな
となりにすわる子 いい子かな 
ともだちになれるかな
だれでもさいしょは一年生(一年生) 
ドキドキするけどドンと行け
ドキドキドン!一年生 ドキドキドン!一年生

昨日に続いてI本君撮影の「京北黒田」の百年桜!見に行きたいなぁ!

学校教職員1年目のみなさんへ

ところが、これが学校業界となると話が変わります。「経験は教育実習のみ」が学校の当たり前。他職種だってほぼ同じ。誰もが初めてなのに、インターン期間も研修中の名札もありません。しかも、いきなり学校現場の最前線に立たされた上に、きちとんと業務を遂行して当たり前の世界…。無理ですよね。

そんなあなたには、1973年のテレビアニメエースをねらえ!オープニングテーマ「エースをねらえ!」(作詞:東京ムービー企画部 作曲・編曲:三沢郷さん)の歌詞の一部をお届けします!ちなみに『エースをねらえ!』は山本鈴美香さんの漫画をアニメ化したもの。番組のオープニングは主人公・岡ひろみの映像とともに大杉久美子さんの透き通った声が印象的でした。

コートでは だれでも ひとり ひとりきり 
わたしの愛も わたしの苦しみも 
誰もわかってくれない

学校のようす

もちろん、管理職や周りの教職員が助言・指導するでしょう。OJTなど独自の育成プログラムを持つ学校もあるかもしれません。逆に、そんな支援など不要という実力派新人だっているかも?でも、やはり多くの場合は、経験ゼロのまま教壇に立ち、自分一人で授業や集団づくりを進めなければならないことに苦悩しています。教員は、子ども・保護者にとっては最初から“信頼できる教員”でいなければいけないからです。


また、教員以外の職員は専門職であり、校内では少数職種に分類されます。養護教諭や事務職員など校内に一人という場合が多く、いきなりたった一人で全業務を任されます。
このような構造的課題が、教育現場からの社会貢献を志す教職員の可能性と成長の阻害要因となっています。

プライドの使い方

毎日不安を抱えながら教壇に立つことや業務に向き合うことのデメリットは誰もが知っています。でも、真面目な人ほど自分一人で乗り越えなくては…と思いがちです。しかし、子どもたちに説くまでもなく、学校のキーワードは協働です。
周りを見ればみんな忙しそうに働いている…と感じると思いますが、それでも早めに「ヘルプ!」の声をあげてほしいのです。なぜなら、新人には新人にしかできない組織貢献があるからです。

それは、自校の新人育成プログラム改善のモニターとしての役割です。誰がいつどのようなことに困るのか、どうすれば困り感が減るのか…など、積極的に発信することで育成プログラムは改善されます。もちろん、「頼りたくない」「困っていると言いたくない」など、社会人としてのプライドもあるでしょう。
でも、いい仕事をしたいのならば、「プロセスに対するプライド」は捨てることです。むしろ、こだわりたいのは「結果に対するプライド」。業務遂行中はどんどん探求!教えてもらったり、時には助けてもらったり…。そうすることで得られる結果への満足感はあなた個人の成長にとどまらず、組織全体の成長にまでつながっていくのです。

管理職の役割

とは言え、後輩が先輩に聞くというのは、やはり勇気がいることです。ましてや新人!だからこそ、管理職は学校経営戦略に基づき、人材育成にも努めなければなりません。先ほどの「新人の役割」も、ただ求めるだけでは成果なんて上がるはずがありません。成果の有無を個人の責任にしないためにも、きちとんした手立てを講じてほしいと思います。管理職の役割については、別の機会に書いてみたいと思います。

夢に向かってLet’s Try!

今春、夢や目標をもって迎えたすべてのみなさんへ。
悩み多き毎日でも、すべては一つひとつの積み重ね。来年の今頃、充実感と達成感をいっぱい味わうために、自分の強みを信じて、一日一日を大切に生きてみてください!夢に挑戦するすべての方を応援しています!
僕も、僕にできることを考え実行します。

今日も最後までご覧くださりありがとうございました。

またお越しください!
お待ちしています(#^.^#)

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言葉のちから #10

みなさん こんにちは!
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4月に入って何日かが過ぎたころ、教育実習でお世話になった先生から温かいメッセージの詰まった葉書をいただきました…。
そこで、今日のテーマは「言葉のちから」です。

みなさんにはずっと大切にしている言葉ってありますか?60年間生きてきた僕には、自分の歩む道を後押ししてくれた言葉がたくさんあります。今日は、その中のひとつ。教員としての僕を導き、支えてくれた恩師の言葉について書いてみたいと思います。どうぞお付き合いください。

進路変更

高校3年生のある日、それまで法学部志望だった僕は、急に進路変更!思うところがあって教員養成学部を目指すことにしました。そして、一浪して何とか入学した大阪教育大学・小学校教育学科。意気揚々と入学した僕ですが、4月当初からちょっとした失望感を抱いてしまい、気がつけば大学生活は軽音楽部中心となっていました。

そんな状況ですから、教育実習に参加できたのは6回生の時。あと数ヶ月で25歳になるというタイミングでした。「これで何とか卒業できるかな?」という安堵感はありましたが、卒業後の進路については何も決めていませんでした。

京北黒田の百年桜。友人のFacebook投稿写真を許可を得て転載!今が見ごろらしい!

教育実習参加

そうして始まった5週間の教育実習。小6の1年間だけ通った母校が受け入れてくれました。指導教官は4年生担任のT先生。僕は元々が中学校教員志望だったし、大学入学時のこともあって、実習にもあまり期待はしていなかったのですが、始まってみるとこれがめちゃめちゃ刺激的!面白い!

取り組みたかった中学生の問題行動のうちの何割かは小学校教育を充実させることで防止できるのではないか!知識も経験もない単なる実習生の僕がそんな仮説を立ててしまうほど、T先生のもとでの実習は充実していました。算数「面積」の単元での研究授業。なぜか抜擢していただいた「ごんぎつね」朗読のレコーディング。そして、素直でかわいい子どもたち!実習の最終日の帰り道は車の中で一人泣いたことを覚えています。

百年桜の写真 もういっちょ!

先生の言葉

その実習の時にT先生が僕におっしゃった一言が本日のキーワード。
「あなたはすでに教師の心をお持ちですね」。先生がどういう意図でおっしゃられたのか?教師の心とは?でも、実習生の僕には「自信を持ってこの道を行けばいい」という風に聞こえたのだと思います。

それからというもの、目標を決めたら最短距離で進んでいきたい射手座の性質がさく裂!卒業後の進路は小学校教員以外なし!教員採用の競争率が高い時代でしたが、教師の心保持者の僕は、「採用ゼロでなければあとは実力!」と無謀な挑戦を三度繰り返し、最終的には45倍の競争率をくぐり抜け、何とか正式採用のチケットをゲットしたのでした。

離任式でもらったアレンジフラワー!これはかわいくていい感じ♪

言葉のちから

先生の言葉に自信と勇気をもらい、僕は教員になりました。そして、先生の言葉に支えられながら教員として多くの困難も乗り越えてきました。
僕は、子どもの人生に偉そうに口出しできるほど教員は偉くなんかないと思っています。上から目線や教師根性から発する言葉は危険であるとさえ思っています。
でも、不思議なことにすっーと相手の心に入っていく言葉もあるのです。そして、いつの間にか、その人の人生を導いたり切り開いたりしてくれる、そんな言葉もあるのです。

自分の教員生活を振り返り、T先生のような言葉が言えたのかなぁと考えていたある日。卒業してから14年目になる教え子からの突然のメールが!
「先生がいつもおっしゃっていた『心に水やり』という言葉は今でもずっと大切にしております」「『わっはっは』は今でも歌えますよ」とのうれしいメッセージを書いてくれていました。
自慢?そうかもしれません(^^;


人の人生に影響を与えようなんて、やっぱり思ってはいません。でも、自分の言葉が、誰かの人生にほんの少しでも役に立っているのだとすれば、それはそれでとても嬉しいことだと思います。

いつも楽し気な餃子大王!松ちゃんもいるよ♪

追記

今日はお手紙と小さなお礼の品を持って、先生のご自宅を訪ねました。実は、先生との再会は35年ぶり!いつもは年賀状のやり取りだけだったので、本当に久しぶりの再会でした。それにしてもお元気そうで何より。きっとこれからも僕の新たなチャレンジを見守ってくださることでしょう!T先生、本当にありがとうございました!

今日も最後までご覧くださりありがとうございました。

またお越しください!
お待ちしています(#^.^#)

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小学校の校長の仕事② #8

みなさん こんにちは!
『餃子大王』ベーシストじゅんちゃんのブログにようこそ!

今日は「小学校の校長の仕事①(4/13)」の続編。学校教育法第37条第4項の前半部分である「校長は校務をつかさどり…」について書いてみたいと思います。最後までお付き合いください。

学校の組織

学校組織の多くは鍋蓋型です。鍋蓋の本体が教職員で、小さな持ち手部分が管理職。つまり、民間企業によくあるヒエラルキーと呼ばれるピラミッド型構造ではありません。学校によって首席(主幹)や主任等もいますが、実際の職務は学校によるため、多くの学校は「フラットな関係の教職員と少数の管理職」という鍋蓋型組織であると言えます。

そのような組織構造ゆえ、学校経営・運営のあり方も民間企業と違い、かなり特徴的です。もちろん、そこには歴史的背景が存在します。

学校の文化

かつて日本が世界大戦へと進んでいった時代。学校は戦時下教育として皇国民を育成する教育へと舵を切り、小学校は国民学校へと名称が変更されました。初等教育における国民科・体練科、中等教育における軍事教練・勤労奉仕など教育内容にも大きな変化が見られます。このような戦時下教育への急激な転換は、「大東亜共存圏建設」という政治目的が教育本来の目的よりも優先されたことを意味するだけでなく、教育を政治的に利用した結果であると言えます。

僕たちは子どもたちと多くの平和学習に取り組み、戦中・戦後を生きた方々から多くのことを教わりました。戦時下教育に携わった先輩教職員の苦悩についても学びました。

トップダウンへの警戒という学校文化。即ち、民主的な組織として、教職員自らが考え、方針を決定しようする文化は、歴史から得た教訓であり、今後も大切にすべき財産でもあると僕は考えています。

ワンマン経営の問題点

校長の肩書だけで教職員の信頼を得られる時代は終わりました。また、時代の流れはインクルージョン。「教職員は学校の命」ですので、教職員の思いや考えを尊重することはとても大切です。志水宏吉先生(大阪大学大学院教授)の言われる「気持ちの揃った教職員集団」は、学校の経営・運営上最大の強み!僕はずっとそう考えています。
ですから、校長先生方には、ご自身がよほどのカリスマでもない限り、教職員を信頼し、インクルーシブで協働的な組織をつくることを勧めます。独裁・独善的な手法では、学校経営の方向を見誤るだけでなく、教職員組織の育成をも阻害してしまいます。

教職員による判断

では、方針決定を職員会議等での教職員議論に委ねて良いかと聞かれると、僕の答えはNOです。「民主的な組織づくり・インクルージョン…」とキーワードを並べられてもNOです。根拠法令もありますが、それが理由ではありません。

たとえば、学校の「判断」への批判対応。校長自らが主体的に判断するというプロセスを経ていないと説明に困ってしまいます。その挙句「そういう意見が多かったのです。私の意見は違うのですが…」なんて話してしまったら最悪です。こんな責任転嫁は学園ドラマの中だけにしてほしいものです。 そもそも判断に迷うような問題には様々な意見があって当たり前。校長は教職員の代表として、判断理由を堂々と説明すればよいのです。もちろん、保護者対応等には相手へのリスペクトと配慮が必要ですが、その話題はまた後日。

校長の判断

一方で、コロナ禍により、自治体や教育委員会に方針決定を求める校長が増えました。「歴史から得た教訓はどこへ?」ととても残念な気持ちになります。上部組織に統一した指示を…というのは、児童・保護者の不信感防止など一定のメリットが期待できることは事実です。しかし、僕はデメリットの方が大きいと思います。

現場のことは現場の教職員が一番良く知っていますので、校長は独善的にならずに、教職員の声に耳を傾けるべきです。そのために、個々の思いや考えを引き出す工夫も必要です。そして、集まったたくさんの情報を、高所大所から多面的・多角的に分析。教職員の思い・考えを十分に理解した上で、意思決定は自らの責任において校長が行うというのが僕の考えです。
ただし、これは学校グランドデザインに関わるフィロソフィーとそれに基づく方針などの重要課題、昨今のコロナ対応方針など大きな事案に対する判断を必要とする場合の話です。

それ以外の課題、たとえば校務運営組織の具体的な取組などは、むしろ教職員に意思決定の権限を委譲することを勧めます。なぜなら、「教職員に権限を委譲する」ことも校長の意思決定によるものだからです。僕の組織論についてもまた後日お話しします。

校務をつかさどる

最近、「納得解」や「最適解」という言葉をよく耳にします。「正解」とも「多数派の解」とも違う「解」。インクルーシブな組織づくりを推進し、教職員一人ひとりが強みを発揮し合うことで、より良い方針を決定するために、特に「納得解」を目指すのはとても良いと感じます。

Society5.0に加えてコロナ禍…。新たな時代への対応に加え、難しい判断を迫られることが増えています。校長先生方のご苦労は大変!でも、仲間である教職員とともに前向きな議論を積み上げて、正解のない時代の納得解を探してほしいと思います。


教職員の思いをもとに最終の意思決定を行うことが校長の仕事であり、すなわち「校務をつかさどる」こと!学校組織の決定に全責任を負うのは校長であるという自覚こそが、校長の尊厳・品格の保持、そして教職員からの信頼につながるのです。さらに言えば、それこそが校長の楽しさ&醍醐味でもあります!
あとは、校長先生自らが自信を持って周りに情報発信をするだけ!がんばってください。応援しています!

「校長の仕事②」にお付き合いくださり、ありがとうございました!


次回もよろしくお願いします!
お待ちしています!



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小学校の校長の仕事① #5

みなさんこんにちは。
『餃子大王』ベーシスト・学校経営コーディネーターの元公立小学校校長のじゅんちゃんです。
今日は教育カテゴリーの第2弾。僕が考える「小学校の校長の仕事」について書いてみたいと思います。

はじめに


一口に「小学校」と言っても、全く同じ学校なんてあるはずがありません。地域性や学校規模、公立・私立の別などの違いに加え、児童や教職員など構成メンバーも違います。そして、これらの違いは学校の強みや課題の違いにもつながるため、学校ごとに作成される学校グランドデザインにも違いが表れてきます。

そんな中で「小学校の校長の仕事」について書くということ自体が無謀であることは理解しています。上述の違いだけでなく、校長先生方それぞれがご自身の考え方を持っておられるだろうし、とても賛同していただけるような内容にはならない気がします。ましてや僕の校長としてのキャリアは僅か2校・6年間だけ。

でも、やっぱり僕が何をどんなふうに考えて校長業務に携わってきたかについて2回に分けてお話ししたいと思います。これから学校現場で尽力される校長先生方はもちろん、いつか、誰かに、ほんの少しでも役に立つことを願って…。
では、第1回スタートします。

校長の職務 法令によると…

学校教育法第37条第4項には「校長は校務をつかさどり、所属職員を監督する」と書かれています。この条文は実際に校長が行う業務・職責を簡潔に書いたものです。

前半部分に書かれている内容は「校長は学校経営・運営上の全ての業務に対して責任と権限を持つ」ということ。
また、後半部分には「校長は自校に所属する全教職員の職務上および身分上のあらゆる行動を観察し、必要に応じて指導・助言や指示・命令を行う」ということが書かれています。
つまり校長は学校現場の最高責任者であり、教職員をしっかりと管理・監督することが職務・職責ということになります。

管理職という言葉に対する違和感

ここまでの内容については、特に大きな違和感を持つ方はおられないと思います。実際にそう書かれているし、書かれている内容にも大きな問題があるわけではありません。

学校は組織です。多くの学校には校長や副校長、教頭などの管理職がいます。民間企業を始めとする様々な組織にも管理職が存在します。どの組織の管理職も「業務をつかさどり、部下を監督している」ことでしょう。そう考えると、管理職的役割は組織の経営・運営に必要なポジションなのだとわかります。
でも、やっぱり少し違和感を感じてしまいます。

学校の命

2回シリーズの1回目は、同法第4項の後半部分である「所属職員を監督する」に関する考えを書きたいと思います。

子どもたちは学校の宝です。教育基本法によるまでもなく、すべての教育活動は子どもたちの人格の完成等を目指して行われます。その意味からも、子どもたちは紛れもなく学校の主役であり、その存在は尊重されなければなりません。

では、教職員はどうでしょうか?
僕にとって教職員は学校の命でしたし、実際にそう伝えていました。施設・設備や予算、教材・教具などの学校資源も大切です。しかし、学校組織最大の資源は間違いなく教職員!学校教育に限って言えば、教職員の存在なくして子どもたちの安全・安心も学びも育ちもありません。僕たち管理職、とりわけ校長にとって教職員はリスペクトの対象であっても、管理の対象ではありません。

僕は校長として、一般的な言葉の意味としての管理は行っていませんでした。反対に、最もやりたかったことは教職員一人ひとりが持っている力を十分に引き出すこと。そして、個々の力を学校力向上につなげることでした。
そのために、いろんな方法を考え実行しました。環境整備や条件整備、適切な助言や指導などの正攻法はもちろん、「ちょっとどうなのか?」というような微妙な作戦やオリジナルのアイディアなど、思いついたことはできる限り実行に移し、PDCAを回すように心がけていました。このあたりの作戦については、またいつかお話しできればと思います。

言いたかったことは1つ。学校教育法の言葉を短絡的に解釈して、教職員を四六時中見張るような管理・監督はしないでほしいということです。教職員は学校の命であり、学校経営・運営上、最も大切な仲間です。
もちろん時には服務に関する指導が必要なこともあります。しかし、教職員が校長を信頼してくれなければ、その指導は効果を発揮しないでしょう。教職員の最も身近で信頼される上司となるために考えることはたくさんあります。教職員一人ひとりに寄り添うとは?大切にするとは?リスペクトとは?配慮とは?

組織は複数の人がいるだけではなく、それぞれがつながりを持って初めて組織となります。すべての営みが信頼関係の上にのみ成り立つとするならば、校長が行うべき職務はおのずと決まるのではないかと思います。

今春、初めて管理的立場になった皆さん。「上司らしく威厳ある振る舞いを…」などと考えず、これまで通り、仲間を大切に、人のためにできることを考えてほしいと思います。皆さんがいきいきと輝くことで、周りの方々もますます力を発揮されることでしょう!少し力を抜いて業務に向き合ってください!応援しています!

今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!

次回はシリーズ第2回。
「校務をつかさどる」について考えたいと思います。
またお越しください!お待ちしています!

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学校だよりの活用法 #2

2022年度始業式

4月8日(金)第1学期の始業式。前日の入学式で新1年生を優しく迎えてくれた桜の花は、始業式の日にも2年生以上の子どもたちを温かく迎えてくれたことでしょう。
いよいよ2022年度が始まりました。2年以上にも及ぶコロナ禍もそろそろ終息し、今年度こそ伸び伸びと学校教育活動が展開されることを願っています。

学校生活スタート

そして、今週からは授業や各種行事などが本格的にスタート。各学校のHPをのぞいてみると…。学校からのお知らせやWeb日記などが次々と更新されていて、順調に1学期が始まったことが分かります。僕が勤務していた市では12日(火)から給食開始!学年によっては早くも6時間授業が実施されます。


新しいクラスの仲間たちとの出会い。
今年の目標を考えて発表する子どもたちの姿。
多くの子どもたちが目を輝かせている横で、自分の素直な気持ちを上手に表現できずに困っている子もいます。
やる気がないように振る舞ったり…
不適切なことばかりしてみたり…

でも、どの子も本当は「学びたい・成長したい」と思っています。子どもたち一人ひとりのそんな思いに気づき、寄り添うことができる教職員で学校中がいっぱいになることを期待しています。

校長の仕事

ところで、教職員が子どもたちを迎える準備を着々と進めている頃、校長先生は何をしているのでしょう。もちろん、「前年度も同じ学校の校長」「今年度、異動してきたばかりの校長」のいずれかによって、まずやるべき業務には違いがあるかもしれません。また、「今年度初めて校長になった」というケースなら、さらに違いが大きくなるかもしれません。

でも、そのような違いによらず、多くの校長が取り組む業務の1つに『学校だより』のあいさつ文作成があります。4月の学校だよりでは、多くの校長先生方が学校づくりの方向性について書いています。中には、目標だけでなく、目標に迫る手段=具体的な取り組みまで発信している方もいらっしゃいます。


学校HPによる情報発信が当たり前のようになった今、様々な学校のHPを訪れてみるのはいかがでしょうか。僕も、特色ある学校づくりを意欲的に進めようとしているHPを探して、たくさんの元気をもらいたいと思います。

学校だよりによる情報発信

「学校だより」に何を掲載するかは、誰に対して何のために「学校だより」を出すかによって決まります。多くの場合は保護者がメインターゲットですので、保護者が知りたい内容については必ず情報発信する必要があります。たとえば、行事予定や事務的な連絡事項などはマストですね。


少し話がそれますが、最近では紙媒体での配布ではなく、メール等でデータ配信を行う学校が増えてきているようです。僕が勤務していた学校でもデータ配信&HPにアップしていたため、保護者の方々からは「外出先からでも確認できて便利」という声をいただいていました。保護者がメインターゲットであるなら、保護者の利便性を考えて改善するのは当然のことです。僕たちは保護者の声をもとに、スマホでも見やすい用紙サイズ設定にも取り組みました。

僕の学校だより

「学校だより」のメインターゲットは上述の通りですが、学校によっては地域の方々も読者である場合があります。また、「学校だよりを通じて児童にメッセージを…」と考えて執筆することだってあるでしょう。つまり「学校だより」のターゲットは、時と場合によって追加したって構わないのです。そんな僕の学校だよりは教職員もターゲットにしていました。

僕が校長になった2016年度は、ちょうど今の学習指導要領の姿が明らかになってきた時期でした。そして、2017年3月には新学習指導要領告示。小学校では2020年度の全面実施に向けた準備が始まり、移行期間には特別の教科道徳の先行実施などにも取り組みました。

当然、学習指導要領に沿って教育活動を展開していくのは学校教職員です。そのため教職員は学習指導要領についてきちんと理解をしておくことが求められます。
しかし、現実にはこれがなかなか困難です。学習指導要領の冊子をご存知の方ならご理解いただけると思いますが、ちょっとやそっとで読み解けるものではありません。総則や各教科・領域、そして特別支援学校教育要領「自立活動編」など…。指導する教科・領域の多い小学校教職員については、そのすべてを読破すること自体がすでに不可能です。
(そもそも学習指導要領を現場に分かりやすく伝えるのは、学識経験者や教育委員会の仕事だと思っています)

そのため僕は、研修会や学習会で大学の先生方から学んだ知識を整理し、学校だよりに「新学習指導要領のポイント」コーナーを新設・連載することにしました。そうです!あたかも保護者の方に発信するかのようにして、教職員の理解を深めようと考えたのです。
それからは、何か教職員に伝えたいことがあるたびにこの手法を使っていました。

校長がもつべき意識


現場の教職員は日々の業務に追われています。毎日起きる様々な事象に柔軟に対応しながら、子どもたちの様子を丁寧に見取っています。そうだとすれば、最も時間的ゆとりをつくりやすい校長こそが、教職員を代表して勉強し、分かりやすく情報発信をすれば良いと思うのです。(日々、忙しく奮闘されている校長先生、ごめんなさい!)それこそが校長の教職員に対するリスペクトであり配慮であると考えます。僕が考える「校長の職責」については、また今度書いてみたいと思います。

とは言え、現実はなかなか厳しいです。学習指導要領についてもうまく整理・発信できたかというと…。このブログだって、どこまで伝わる文章が書けているのかというと厳しいですよね。校長卒業してもまだまだ自己研鑽!がんばります!

ということで今回のテーマは「学校だより」でした。
最後までお付き合いくださりありがとうございました!
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