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校長先生のお話 #96

みなさん おはようございます!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日は7/14(木)。僕たちの町の小学校はまもなく第1学期の終業式を迎えます。そして終業式での校長の仕事と言えば「校長先生のお話」。
ということで、本日のテーマは「校長先生のお話」です。でも、内容的には「リーダーやメンターのお話」とも言えます。最後までお付き合いください。
一読に要する時間は約4分30秒(僕計測)。よろしくお願いします(*^^*)

7/14の話

夕べは遅くまで起きていたのに、午前3時過ぎに覚醒!でも、そんなことはよくあること。「もう少し眠らないと」とおとなしくしていると、いつの間にか再び夢の中に…。起床時刻の午前6時頃には「もう少し寝たいなぁ」と思うほどです。

ところが、夕べはうまくいかず、結局4時30分に起きてしまいました。
今朝の大阪の日の出は午前4時55分。そして、現在時刻は午前5時20分。窓の外が少しずつ明るくなってきています。濃淡だけの水墨画の世界から色のある水彩画の世界へと変わっていく外の景色。久しぶりに修学旅行やキャンプ2日目の朝を思い出しました。

人前で話すこと

40年以上にもおよぶLive活動のおかげか、人前で話をすることには全く抵抗がありません。むしろ得意です。もともと、あいさつや司会進行、説明・指示をすることが多い学校教職員ですが、役職につくと人前で話す機会はさらに増加。様々な場面で話をすることになります。
児童・保護者・地域の方々を合わせて数千人ということもありましたが、まったく緊張しませんでした。

ただ、儀礼的なあいさつにはずっと疑問をもっています。
大人になればなるほど、「あいさつ=名誉」という図式を感じるからです。社会的地位が高い人(?)から上座に座る。紹介する順番もその通り。もちろんごあいさつを頂戴するのも序列上位の方々から…。
僕が市教育研究会・保健体育部長になった時も、学校管理職になってからも、およそそんな感じでした。
でも「そのあいさつ必要?」と思うことも多かったです。

だから「あいさつが好きか?」と言われると、答えは「別に」。僕にとっては「好きか嫌いか」「したいかしたくないか」ではなく「必要か必要でないか」がポイントでした。

話をする目的

他者と話をする時には、相手に対するリスペクト・配慮が必要です。心の広い方と話をすると、それだけでとても穏やかな気持ちになります。ですから、まずは相手を尊重する気持ちが重要なのでしょう。

加えて、リーダーの言葉には戦略的な意味が求められます。それは、組織の規模に関係なく、トップリーダーでもメンターでも同じです。オフィシャルな場で話をする目的は、自分の地位や立場のアピールではありません。組織や構成メンバーの成長・幸せのために行うべきです。

話をする機会

管理職には様々な場面で当たり前のようにあいさつが用意されています。職員会議の案件にも当日のプログラムにも「校長先生のことば」と書かれています。
もちろんおとなですから、組織の代表としてのあいさつが必要な場面があることはわかります。でも、中には「必要かな?」とか「ない方がいいのでは?」と思うこともありました。

たとえば、児童主催の行事。子どもたちが主体的に企画・運営している行事に、本当に校長あいさつが必要でしょうか?児童代表があいさつしているのに、校長もあいさつする意味とは?
これは、児童主催行事に限らず、他の行事等も同様です。前例踏襲や過度の気遣いではなく、あくまでも基準は「必要かどうか」。組織戦略に基づいて判断するよう伝えていました。

話の内容

その上で必要だと判断されたあいさつには、ねらいにあった適切な内容を検討します。ただ漫然と話したいことを話すのは大間違い。「自分の役割は何か」「焦点化のポイントはどこか」など、丁寧にリサーチしたり考えたりする必要があります。

たとえば、先ほどの児童主催行事。校長に求められているものは一体何でしょう?
立派に運営した児童を認める話が中心?それとも、児童代表と共に行事の意義や成果に対するプラスの価値づけ?限りある時間の中で役割を与えられた以上、理解して行うことが必要だということです。

話の焦点化

自分に求められている役割を理解するためには、事前の準備が必要です。もちろん「心に響く校長講話アイディア集」的な本を読むということではありません。

それは、目の前の子どもたちや教職員の姿から見取ること。「学年目標」「行事目標」「子ども・教職員のアピールポイント」「工夫・努力のプロセス」「成果」などをつかむために、活動の様子を観察したり、子どもや教職員と話をしたりすることが、ここでいう事前準備です。

それらの情報をもとに、話を焦点化。コンパクトで価値のある話をするように心がけたいところです。
「日本の子どもたちは退屈で長い校長先生の話を黙って聞く(聞き流す)忍耐力がある」などと揶揄されがちな校長講話。でも、それは少し間違っています。
子どもたちは、自分たちの感覚に合った話を、コンパクトかつプラス方向で話してくれる人の話は意外なくらい集中して聴いてくれます。

話の工夫

僕は話の大枠を考えたら、文書または口頭で担当教職員に内容を伝え、戦略的にOKかどうかの協議をしていました。また、話の場や対象に応じた視覚支援も準備。たとえば、パワーポイントとかカードとか…。

大切なのは、目的・目標に応じた適切な内容を話すこと。それが、取組の価値づけだけでなく、お互いの信頼関係の構築や組織力向上にもつながります。
組織のリーダーは評論家ではありません。あくまでも子どもたち・教職員・メンティらと同じ組織の一員であることを忘れず、与えられた役割を誠実にこなす努力が必要です。

終業式や決算期を迎えるこの時期に、タイムリーな話題かなと思って書いてみました。リーダー的役割を担っておられるみなさん!どうぞ仲間と組織が元気になる話をたくさんしてあげてくださいね!応援しています!(^^)!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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もちあじと強みと #94

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

昨日(7/11)の午後2時前、ちょっと用事で外出した時のこと。普段より早い時間に下校している小学生の姿をたくさん見ました。「学期末個人懇談会か…」。いよいよ夏休みが近づいてきました。
さて、今日のテーマは「もちあじと強みと」です。
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

I本君から夏の便りが届きました(I本君のFacebookより)

学期末業務

僕が教諭だった頃、個人懇談会は通知表作成と並ぶ学期末業務の山場。「ここを乗り越えれば…」と思いながら仕事に励んでいました。

当然ですが、僕たちの仕事は子どもの育成。学期末業務もその視点で実施します。
具体的には、自分(たち)が行った「子どもたちの学びと育ちを保障する取組」の成果を「子どもの姿から見取る」ことがメインです。

そのために、必要なデータを収集・整理・分析するプロセス。さらには、分析結果を保護者用・子ども用に分けて“見える化”する作業を実施。成果と同時に、自分自身の課題も明らかになります!
PCの普及により業務改善自体は進みましたが、フィジカル・メンタルともに消耗する大変な業務です。

(I本君のFacebookより)

教諭時代

僕が学校勤めを始めた頃は手書きオンリーで、ワープロさえ普及していませんでした。
その後、1990年代前半になって、ようやく職員室にデスクトップPCが1台配備。ですが、まだまだ手書きや切り貼り中心で、鉛筆や消しゴム、はさみやのりが大活躍していました。

僕自身は1991年頃にワープロ『東芝Rupo』を、2000年頃にノートPC『SONY Vaio』を購入。職員室にある共用PCでは待ち時間ばかりなのでモバイルプリンターも購入。マイデスクで仕事が完結するようにしていました。

とはいえ、今のような成績処理ソフトも何もない時代。当時から“速く・正確に・きれいに”を目指していた僕は、自分でエクセル・ワードを活用。成績処理や個人懇談資料作成を行うためのシステムを作っていたことを思い出します。懐かしい…。
そうして迎える個人懇談会や終業式。僕が保護者の方や子どもたちに伝えていたのは、主に子どもの持つ“強み”でした。

(I本君のFacebookより)

教え子のメッセージ

先日再会したRちゃん。5・6年生の2年間をともに過ごしました。彼女が再会の日にくれたメッセージ。
「先生には、大切なことをたくさん教えてもらいました。その中でも“自分らしく”は私の人生のテーマにもなりました。そのおかげで素敵な出会いや経験につながりました。」

もちろん、彼女の人生を豊かにしたのは彼女自身。「自分らしく前向きに生きてきたこと」は会った瞬間にわかりました。その姿勢が出会いや経験を素敵なものに変えただけ。だから、僕の言葉のおかげではありません。
ただ、そのメッセージを見て、自分が当時からずっと“自分らしさ”を大切にしていたことを再認識。今も昔も変わらず“個性重視”“強み伸長主義”だったことがわかりました。

個性重視

時折訪れる個性重視の波。もしかすると、その当時も少し流行していたのかもしれません。
その後、人権教育を中心に広がった「もちあじ」の考え方。
いずれも、僕自身の感覚にとてもマッチする考え方です。人権教育を大切にしてきた僕は、ぜひ“個が活きる”社会になればいいなと思っています。

ただ、個性重視と個人主義とは別のものです。全体奉仕の強要や権力への迎合・同調を肯定しているわけではありません。しかし、行き過ぎた個性の主張は、時に自分ファースト主義に陥ります。

もちあじ

「もちあじ」の取り扱いも要注意です。
「もちあじ」の取組の第1歩は自己受容。弱さも含めて、ありのままの自分を受け入れることから始めます。しかし、ゴールはそこではなく自己実現!
自己受容することで高まる自己肯定感・自尊感情は前向きなエネルギーを生み出します。それを力にして、より高いレベルでの自己実現を図ることこそが「もちあじ」の目的だと僕は考えます。

自己受容のすばらしさを否定するつもりはありません。でも、教室にはられた自己紹介カードを見ると悲しくなることがあります。
「苦手なことは〇〇です」くらいならまだしも、「腹が立つと暴力をふるってしまいます」とわざわざ書いていたとしたらどうでしょう。そして、それも自分自身のもちあじとして伸ばしていくのでしょうか?教職員は、それを支援するというのでしょうか?

強みを活かす

自分らしく生きる、自己を実現するために使うべきは“自分の強み”です。
自己受容することで到達した自分への慈しみは、他者受容に応用することができればそれで十分。

かつて個性が流行った頃、「個性には伸ばしたい個性と伸ばしてはいけない個性がある」という話を聞いたことがあります。苦手は苦手のままでもいいかもしれません。でも、自己実現の阻害要因や人生を台無しにしてしまう要因については、早期に適切な対応をすべきです。「ありのままを受け入れること」と「放置しておくこと」とは別です。

自分の持ち味をみつめ自己受容をする時、ぜひ自分の強みを見つける目を育ててほしいと思います。自分のもっているどの面が、人生を切り開いていく強みになるのかを考える習慣。僕は、子どもたちにはこの力をぜひ育ててほしいと思います。

校長先生の話

まもなくやってくる終業式。僕も校長時代には何度も子どもたちに話をしました。学校だよりにメッセージを書くこともありました。

僕が嫌いだったのは「苦手教科の克服」。わざわざ長期休業期間を使って、嫌いなことや苦手なことに取り組む意味は何だろう…といつも考えてしまいます。第一、全然楽しくなさそう!
それに比べると、好きなことや得意なことを伸ばす努力は楽しそう!言われなくても頑張れそうな気がします!僕はいつも「好きなことや得意なことにチャレンジ!強みを伸ばしましょう」とだけ話していました。

「探究力」が必要な時代にあってなお「受動的」「こなすだけ」の学習姿勢になりがちな子どもたち。
乳幼児の頃に持っていた興味・関心や自発的で主体的な活動を阻害してきたのは、苦手克服ばかりを押し付けるおとなたちの間違ったメッセージが原因ではないか…。
いつまでたっても学校教職員の感覚が抜けない僕は、今日もそんなことを考えています。

さあ夏休みは目の前!子どもたちにとって素敵な夏になることを願っています!
まあ、僕には夏休みはありませんけどね(^^;

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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宿題を考える② #90

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日のテーマは「宿題を考える②」。
昨日は、僕が「宿題なし」を主張している理由を、「学校・教職員」サイドから書きました。本日は続編。
主に「子ども・家庭」サイドから考えてみたいと思います。最後までお付き合いください。
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

宿題のパターン

学校によっては宿題の質・量を工夫している場合もあります。でも、中には「出すルールだから」「何が出せる?」なんて感じで無理やり考える場合も…。あぁ、これは教職員サイドの問題です(^^;
そんなプロセスを経て出された宿題。公教育ですから、難易度・量ともに学力中間層の子どもたちを基準にしたものになっていることが多いです。

子どもへの影響

そうすると、学力上位層にはすでに定着済みの課題ばかり。そのくせ15分×学年の量ですので、学力上位層と言えど、それなりに時間はかかります。特に、漢字の練習など!
新たな気づきに出合う可能性が限りなく低い学習。「やる意味」を感じないまま、ただこなすだけの毎日が及ぼすマイナス影響は実に深刻です。

一方、学力低位層にとって、日々の宿題は超ハードタスク!質・量を軽減されるのも自尊心が傷つく…。
来る日も来る日も「わからない」まま受け続ける5~6時間の授業と、それを乗り越えた後に待っている大量の宿題。これ以上、何を頑張れと?ちゃんとわかるように教えてもらえていないのに、家に帰ってひとりでできるはずがありません。
ついには「宿題できてないから学校に行きたくない」となるケースも出てきます。朝から親子バトル…こんなパターンもありませんか?

最後に学力中間層の子どもたち。
宿題の基準となる子どもたちですから、まじめに取り組みさえすればこなせます。一見、デメリットなんてなさそうですが、実は“こなせる”という点が問題です。

学校から出された宿題を毎日きちんとこなすことで「宿題さえやれば大丈夫」的発想になってしまうリスクがあるのです。現に、宿題をタスクとして処理した後は、何もしない子が大勢!
「指示待ち」「指示通り」「体裁のみ」など、日本の子どもたちが抱えている課題の原因は、案外こんなところにあるのかもしれません。

環境と特性

家庭の事情が子どもたちの宿題に影響を及ぼすケースがあります。
家には宿題をする場所も時間もないという子どもたち。プリント広げれば幼いきょうだいが破ってしまう。上のきょうだいが友達と大騒ぎしている。仕方がなく自分はアパートの階段で宿題…という子もいました。

ASDやADHD、LDなど発達障害等による子どもの特性も関係します。
たとえば、「いくら書いても文字が覚えられない」という子もいます。ルーティンワークがすべての子に有効なわけではないのです。そのような中で身につく力と言えば、せいぜい「意味を問わずにやりきる力」くらいではないでしょうか?
子どもとは言え、限りある命。何事も無駄なく…とは思いませんが、意味のないことに時間と労力をかけるのはあまりにもったいない。一人ひとりの特性や個性に応じた学び方を考える時代です。

家庭教育力

家庭・地域の教育力低下は大きな社会課題です。
国・自治体は地域コミュニティの活性化、生涯学習社会の構築など、さまざまな方策を打ち出していますが、その成果は微妙な感じです。
また、何か事件・事故が起きると「学校教育に期待と責任」を押し付けるばかりで効果的な手立てを打つ様子は見られません。いつも、学校現場に指示するだけ!
たとえば、ネットトラブルなどは、むしろ家庭・社会に原因・責任がある場合がほとんどなのに!

このような国・自治体の姿勢は「学校が何でもしてくれますよ」というメッセージとして保護者に伝わります。
それが、「過保護」「過剰期待」「放任」など…虐待未満の課題の一因になっているかもしれません。
子どもの安全・安心の確保、学びと育ちの土台は家庭にあります。保護者としてどのように子どもに接すればよいのか。どう接すれば子どもたちの心身が健やかに育まれるのか。それらを保護者自身が考えることこそが何よりも重要なのです。

学校が「宿題」というシステムで家庭学習・家庭教育の一部までカバーしようとすること。それが、保護者の思考力・教育力の低下を引き起こすことにつながっていないか…。僕は心配しています。

社会の課題

“共働き”“鍵っ子”が流行った1960年代。あれから50年以上が経過。核家族、共働き家庭、一人親家庭の増加など、社会の様子はずいぶん変わりました。ただ、社会進出する女性が増えた一方で、保護者が育児に専念できる条件は未整備のままです。

まず問題は「育児は女性の仕事」とする社会の風潮が変わっていない点。女性によるワンオペがまだまだ一般的です。育児参加をする男性でもせいぜい“手伝い・協力”どまりの状況です。

さらに大きな問題は、働く理由の問題。
共働きを含む、女性の社会進出はジェンダーフリーなど、前向きな考え方に支えられてきました。
しかし、現実には、自己実現や社会貢献ではなく、経済的事情により“働かざるを得ない”という保護者が圧倒的多数です。
どうしてこんなに長時間労働をしないと経済的に自立できないのでしょう?大切なわが子と心穏やかに向き合うことができないほどに!

国や自治体には、家庭・地域教育力の向上や生涯学習社会構築をいう前に、そして、学校現場に指示を出す前に、根本的な社会基盤の整備を行ってほしいと思います。
そもそも家庭・地域教育力がなぜ低下したのか?
それは庶民に厳しい社会構造が原因です。自分のやりたいことはおろか、家庭や地域での役割を果たすことすら困難な状況。そのような状況改善こそが家庭教育力向上の最良の方法だと僕は考えます。

追記

もちろん「宿題にはメリットがない」とは言いません。ただ、常に自分たちの営みは最適なのかを問い続けることは重要です。その中で「やめる」「個別最適な課題を提示する」など、学校・地域の特色が生かされた、子どもにとって意味のある学習が実現されていくのだと思います。これからも、たくさんの当たり前について、時々立ち止まって深く考えることができるといいなと思います。

でも、まずは高校受験、考えて欲しいなぁ。大学はAO中心になってきているようですよね。高校受験も変わるかな?まぁ、大学入試も10年後はどうなっているか、わかりませんけどね(^^;)

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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宿題を考える① #89

みなさん こんにちは!
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餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

本日のテーマは「宿題を考える①」。
今日は「学校」「教職員」サイドから見た宿題。そして、明日は「子ども」「家庭」サイドから見た宿題について書いてみたいと思います。2回シリーズです。よろしくお願いします。

最初に申し上げておきます。今の僕の基本的立場は「宿題なし」です。
ただ、宿題のメリットを全否定しているわけではありません。それほど単純なものではありませんし、それほど簡単に変わる国ではないこともわかっています。ただ、メリットとデメリットを考えると、ここ数年は「宿題なし」がいいかなと考えています。

とは言え、僕自身は「宿題」を実施している学校の割合、またその内容や量、取り扱いなど、検討に必要なデータを持ち合わせていません。だから、論じること自体が無謀なのはわかっています。

でも、学校教職員を始めとする当事者が何も考えず、前例踏襲で進むことはもっと問題!
教諭時代、子どもたちに「時には立ち止まって深く考えてみることが必要だ」とよく言っていた僕。思考の結果=結論はともかく、思考すること自体が大切なのです。今後、多様な立場から多様な考えが出るといいなと思います。どうぞお付き合いください。
一読に要する時間は約4分30秒(僕計測)。よろしくお願いします。

7/7の話

今日は七夕。教諭時代には七夕集会的なイベントもよくやっていました。
朝早く出勤して、地域の方と竹林へ。いただいた笹は全校児童と一緒に飾り付け。児童委員会の子どもたちが劇をしたり紙芝居の読み聞かせをしたり…。僕も、子どもたちと一緒に読み聞かせ動画の録画・編集作業をしたり…。懐かしい。

「先生、今日晴れて良かったね!織姫様と彦星様、会えるね!」と嬉しそうに話してくれるクラスの子たち。別に大阪・北摂のお空の上で待ち合わせしているわけではないだろうけど、そんなことを考える優しさにほっこり。知識不足と言えばそれまでですが、子どもたちの素直な感性がとてもとても好きでした。

6月の掲示物。今は七夕さまの掲示物かも(^^♪

宿題への疑問

宿題について考え始めたのは、2016年頃。登下校の際に子どもにかかる負荷とそのリスクについての議論が出始めた頃です。僕たちの学校でも協議し、勉強道具の一部を学校に置いたままにしておく、いわゆる“置き勉”を導入。同じ趣旨から、週末などに大量に荷物を持ち運ぶことのないような配慮もしていました。

ただ、毎日の宿題を見てみると、教科書やノート、ドリルを使うものがメイン。「不要なものは置いて帰る」とはいうものの、置き勉の効果はかなり微妙…。で、ふと思ったのです。「宿題っている?」。

宿題のねらい

そもそも宿題はいつ、何のために誕生したのでしょう?教員生活35年の僕ですが、全く知らないので少しググってみると…。
誕生は明治時代。学校制度が始まってからわずか10年ほどの頃のようです。考案した理由は、長期休業中(夏休み中)に子どもたちが勉強したことを忘れないため!まあ、概ね想像通りってところですね。

ですから、今も昔も宿題の基本は復習と予習。学習内容の定着と次の学習準備が目的です。
さらに、もう1つの目的が、家庭学習の習慣化。「家に帰ったら毎日勉強する習慣をつけましょう」というものです。たとえば、小学生であれば(15分×学年)みたいな感じ。もしかすると、今はむしろ習慣化の方がメインかもしれません。

僕も教諭時代は当たり前のように、毎日宿題を出し続けていました。社会科の難しい課題を出していたことありますし、漢字や計算、その他の課題はかなり厳正にチェック。提出状況のデータも細かく記録していました。できるだけ意味のある宿題を出そうとは思っていましたが、宿題の是非について考えることはありませんでした。宿題はあって当たり前だったからです。

プロ教員として

でも、やっぱり「どうなのかな?」と思います。
ちょっとシビアな言い方をするならば、プロである以上、授業時間だけで勝負したいと思います。それでなくても、他国の平均と比べて学校での学習時間が長い日本。それなのに、習得・育成・涵養しきれないからだとすれば、何だかちょっと悔しい気がします。宿題ありきのカリキュラムは卒業し、授業で子どもの学びを保証する!教職員のプライドにかけて取り組んでほしいです!

学校の仕事

家庭学習の習慣化という点も疑問です。
そもそも学校が指示・管理する範囲は、特別な場合を除いて学校管理下のみ。家庭学習の習慣化や自発的な学習活動に対する子ども・保護者等の相談に応じることはあっても、学校が主導することでないと思います。

家庭学習の習慣化という名のもとに持ち帰る毎日の宿題。まるで、おとなの持ち帰り仕事!「24時間戦えますか」的発想!
子どもたちのライフ・ワーク・バランスにも目を向けたいと思います。

業務改善

宿題が教職員に大きな負担となっているケースもあります。僕は、現役時代に「速く・きれいに・正確に」(まるで算数の“は・か・せ”みたい!)採点するスキルを磨き、そのスキルに大いに助けられました。でも、誰もがすぐに身につけられるスキルではありません。

毎日毎日、子どもたちと向き合う時間をけずって行う宿題点検・採点作業。本当に必要ですか?
返却が遅れれば苦情、点検ミスがあっても苦情。中には、こなすことを諦めて、ノートとドリルだけチェック。プリントはなかったことにしよう…なんてケースも現実にあります。

ノートやドリル、作品からも子どもの様子を見取ることは可能です。でも、一番はやはり子どもと直接向き合うこと!子どもの姿を見ること、子どもの声を聴くことなしに教育は成立しません。
子どもの学びと育ちのために出した宿題が、むしろ阻害要因になっているかも…?

教職員のもつ時間と力を有効に活用知るためには、優先順位をつけて業務を整理すること=業務改善が欠かせないと僕は考えます。

明日は続編!よろしくお願いします!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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夏休みの宿題 #88

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

僕たちの町の学校は7月21日から夏休みに入ります。気がつけば、1学期の残り登校日数は10日間!終業式の日を除けば、残り日数は9日間!早いですね!!

ということで、今日のテーマは「夏休みの宿題」。どうぞお付き合いください。
一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

今日も癒しの写真をお届けします(^^♪(I本君のFacebookより)

7/6の話

台風4号による影響が少なかった大阪・北摂。空を見上げると雲の隙間から青空ものぞいています。時折、降ってくる陽射しはまるで夏の雰囲気。今日は数日ぶりの真夏日予想。このまま天気回復となると、また暑い1日になりそうです。関西地方にお住まいのみなさん、熱中症にご注意ください。
そして、気になるのが東海以東にお住いのみなさん。台風4号から変わった温帯低気圧の影響で天気は不安定。激しい雨となっているところもあるそうです。被害が出ないことを祈っています。

花背峠から琵琶湖を望む(I本君のFacebookより)

7/5のふりかえり

昨日は、とってもお世話になった芝先生への感謝とともに過ごした1日。そんな大切な日に、大好きな教え子たちとの再会も叶いました。再会した瞬間から当時にタイムスリップ。15年以上も会っていなかったのに、お互い違和感なし!それどころか…。

24年前、まだキャリア10年ほどだった僕を、「子ども一人ひとりのいいところを見つけて伸ばしてくれてた」と評してくれたRちゃん。本当は、何ができて、何ができなかったのかもわかってなかった当時の僕。ただ、日々、全力で子どもたちと向き合っていたことだけは確かでした。みんなで育てた「ニコニコ2組」。そんな何よりも大切な教え子にほめられて、超幸せ気分の僕でした。

再会ランチの別れ際、「先生Instagramして!」とRちゃん&Kちゃん。ほめられて気分上々の僕は、その日のうちにInstagram初投稿!雑誌などのwriterをしているRちゃんの書いた記事も読んでみたし、二人のおかげでまた新しいことにチャレンジできました!
退職教職員のみなさん!「老いては教え子に従う!」。ぜひお勧めします。

これは昨日の『FARMER’S KITCHEN』

コロナ対応

今から2年ほど前。全国の学校がコロナの影響を受け、臨時休校や分散登校、オンライン学習などの対応を迫られていました。僕たちの学校も同じ。日々変わる状況に対応しながら、様々な方法にチャレンジしていました。今、思い出しても教職員の方々の前向きな努力に頭が下がります。感謝!

当時のことは「コロナと学校#26」に書いた通り。そして、僕たちの学校の基本スタンスは「校長の姿勢③#19」で書いた通り。コロナ禍により「子どもたちの学びと育ち」が止まりそうになっていても、最優先事項は「子どもたちの安全・安心」でした。

休校期間中、僕たちの学校は子どもたちに時間割表を配布しました。夏休みの生活表的要素も入った10日間ほどのスケジュール表。朝から5~6時間目終了時刻まで、毎日の活動プログラムを作成・管理するためのものです。

ねらいは2つ。まず、休校中の生活リズム確保!次に、自分の生活をセルフプロデュースする練習。
そのため、授業動画や朝ミーティングなど、一部のプログラム以外は空欄のままの時間割表を配布。自分で自由に記入できるようにしていました。
とはいえ、それは難しい…という場合もありますので、学年ごとに参考例は記載。時間割に組み込む項目(課題)も明記。参考例をそのまま自分のプランとしてもよいし、保護者等と相談しながら作ってもOK。もちろん完全セルフプロデュースもgood!そんな取組でした。

ヤマボウシ(I本君のFacebookより)

主体的な学び

この取組の背景には先述の「安全・安心優先スタンス」があります。「学びと育ち」よりも心身を健全な状態に保つことを優先した結果です。

でも、それとは別に僕自身がずっと課題だと思っていることがあります。
それは「受動的な学び」から「主体的な学び」への転換を図ること。でも、こんなことはずいぶん以前から言われていたことです。生きる力・モチベーション3.0、社会に開かれた教育課程…。ですから、別に目新しい発想ではありません。

ですが、今なお子どもたちの姿を見ると、自主性・主体性・課題発見力などに課題があるという悩みも聞きます。現在、研修依頼をいただいている学校もそうです。自分自身の学びをセルフプロデュースできる子を育てたいと思いながら、なかなかそのように育ってくれない子どもたち。悩ましいですね。

森林浴!木漏れ日がいいですね!(I本君のFacebookより)

夏休みの宿題

そもそも、今なお多くの学校で出されているであろう「読み・書き・計算」のような毎日の宿題を見直すべきだというのが僕のスタンスです。もちろん、メリットを全否定するつもりはありませんが、デメリットが多すぎます。少なくとも個別最適ではないと考えています。
でも、このあたりは意見が分かれるところ。僕たちの学校でも断続的に協議しましたが、導入には至りませんでした。

ただ、コロナ禍・夏休み短縮を契機に、長期休業期間の宿題の自由度を上げたことは事実です。「読み・書き・計算」などのドリル的課題はなし(または最小限)にしました。子ども(というより保護者)が苦戦しがちな自由研究や読書感想文・感想画などは様々な課題の中から選択制に。読書や器楽、適度な運動はマストながら自分のペースでOKにしました。

もちろん、「ドリル的な課題も!」という子ども・保護者用に、タブレットや紙媒体での課題を例示。様々なニーズに応える形にしたことで、多くの子ども・保護者が喜んでくれました。ついでに言うと、学力の低下は認められませんでしたし、業務改善(意味のない業務の軽減)の点では教職員にも好評でした。

休み明けの日に

夏休みに限らず、休み明けの日に僕が願っていたことは、子どもたちが「学校に行きたいな」と思ってくれること。「雨の月曜日!Blue Monday!」「2学期開始!最悪!」なんてまるで疲れたおとなみたい。子どもたちには、もっともっと学校を楽しんでほしいと思うのです。そうでなければ、学びも育ちもありません!
だから、僕たちの学校では、「夏休みにエネルギー充電!新学期を楽しみにできる子」をめざした取組にチャレンジしてみたのです。ぜひ一度ご検討ください!

今日は「夏休みの課題」について軽い感じで提案させていただきました。でも、僕が考えているのは、むしろ日々の授業や宿題のあり方です。ただし、学校や家庭を取り巻く様々な阻害要因があることも事実。次回は、そのあたりも考えながら書いてみたいと思います。よろしくお願いします。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!

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幼児教育レポート② #84

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

6/28(火)、前回から約1か月半ぶり(「幼児教育レポート#40」に詳細)に、N幼稚園を訪問。今回のめあては5歳児クラスの園内研修。K小学校の先生方と一緒に参加してきました。
ということで、今日のテーマは「幼児教育レポート②」。どうぞお付き合いください。
一読に要する時間は約5分30秒(僕計測)。よろしくお願いします。

今日も真夏日!暑い日!でも、久しぶりの幼稚園訪問!楽しみ(^^♪

宇宙とお星さま

今日の主役は20名ほどの5歳児さん。主活動は「共同画」でテーマは「宇宙」!
何だか5歳児さんには果てしなく大きなテーマにも思えます。でも、幼児たちにとって夜空の星がもっとも身近になるのはこの時期なのかもしれません。

園では七夕さまの活動が用意されているのかな。近くのショッピングモールにはたくさんの短冊をつけた笹が飾られていそうですね。(そう言えば、TDRにも!)童謡・唱歌「たなばたさま」を耳にする機会もたくさんあることでしょう。
保育や小学校の生活科学習は、子どもたちが興味をもって自発的に遊びや活動に没頭することがポイント。だから、季節・地域に応じた身近な題材を選ぶことはとても大切なことなのですね。

園舎のようす。小学校よりかわいいですね♪

5歳児さん登場

前回は最初から参観することができなかったため、この日は15分前に到着。「ちょっと早すぎたかな?」と思いながら、入れてくださった冷たいお茶(ありがとうございました!)をいただこうとした瞬間、5歳児さんが広いホールへと移動開始!お茶を一気飲みして、まずはごあいさつ。あとで聞いた話によると、5歳児さんたちはすでに全員が“宇宙人”になっていたそうです(^^♪

ところで、5歳児担任のZ先生は5年目の若手。このキャリアで保護者の期待が大きい5歳児クラスを担任するとは!少し驚きましたが、明るく柔らかい表情で子どもたちと接する姿を見て納得。新任のS先生や経験豊富な介助の方々との連携もよく、子どもたちは安心して活動しているようでした。

思考・感性と表現

ホールには、大きな緑シートの上に全紙サイズ6枚をつなぎ合わせた長い画用紙が置かれていました。幅約80cm、長さ6m以上の巨大なキャンバス。真っ暗な宇宙空間に無数の星が散りばめられていて、すでに宇宙そのものです。今日はこの宇宙空間に各自がイメージを膨らませながら、さまざまな絵を描き加えていきます。楽しいだろうなぁ♪

実際に、早く描きたくてうずうずしている子がいっぱい!本来、子どもは表現することが大好きなのです!Z先生の合図と同時に、子どもたちは表現の世界に入っていきました。
「でも、中には筆が止まっちゃう子だっているんじゃないかな?」なんて意地悪な目で見ていた僕ですが、それは全くの杞憂。どの子も表現の世界に没入!好きな色を使って自由に描いていました。

しかも、子どもたちは多くのことを知っているみたい。いろいろな言葉をつぶやいています。流れ星、隕石、土星に夏の大三角まで!知っている知識を総動員して全力でイメージ化。そして具体的表現へと変換していきます。まさに遊びは学び!「思考力の芽生え」「豊かな感性と表現」を育んでいました。

言葉・自立・共同

遊びの終盤には、鑑賞したり振り返ったりする活動もありました。本来、子どもたちは自分のことを聴いてもらうのが大好きなのです!
見てほしいところや工夫したところを発表する子どもたちに交じって、困ったことを発表する子も。どうやら、自分が描いた絵の上に、他児が絵を描いたことが悲しかったみたいです。

でも、これこそが共同画に取り組む理由の1つ!振り返り場面での「言葉による伝え合い」を通して、「自立心」「協同性」「道徳性・規範意識の芽生え」が育まれていきます。「10の姿」を総合的に育むというのはこういうことですね。保育者が用意したさまざまなしかけをくぐりながら、どんどん成長していく幼児さんたち。素敵です!

最後のお片付けの場面を見ていると、その姿はまるで小学校1年生。5歳児さんは本当に何でもできるのです。
今日も、小学校の教職員に見てほしい姿がいっぱい、考えてほしいことがいっぱいの園内研修でした!

みんなで鑑賞&交流タイム!このあとお片付け(^^♪

遊びのプロセス

それにしても知識豊富な5歳児さん!今回の活動のスタートや最終ゴールについて詳しく教えていただく時間はありませんでしたが、いくつかのプロセスを経て今日を迎えていたようです。
6/23にはみんなでプラネタリウム鑑賞。だから夏の大三角を知っているのですね!
6/24には黒色絵の具を使って「ローラー遊び」。大きな画用紙にローラーを思い切り走らせる感覚。みんなで力を合わせることで広がっていく宇宙空間!楽しかっただろうなぁ!

この日の午前中は宇宙服(家から持参した汚れてもよい服)に着替えて“ごっこ遊び”もしたそうです。
「どうやって宇宙に行こうかな」「誰に会うかな」「何があるかな」「何をしようかな」…。子どもたちはイメージを膨らませながら、夢中になってごっこ遊びをしたのでしょう。見たかった!!

そして、ごっこ遊びの中には真っ黒な宇宙空間に星を散りばめる活動も用意!絵の具をたっぷり含ませた筆を大きく振って、色とりどり・大小さまざまな無数の星を誕生させたそうです。
僕たちがホールで見た巨大キャンバスは、このプロセスを経て作られていたものなのです。
他には2度にわたる宇宙や星の絵本の読み聞かせ。もちろんお部屋には何冊もの宇宙・星の本がさりげなく用意されていました。環境構成、大切ですね。

また、毎日の降園時にはお迎えに来られた保護者の方々に1日の活動についてお話されているそうで、この日は子どもたちが描いた作品も披露されていました。これは小学校ではなかなかできないけど、改めて家庭と情報共有することの大切さを感じました。

教職員の方々

今回も園内研修にお招きくださったK園長先生。本当に感謝です!
終了後の研究会のムードも本当にいい感じ。全体をリードされていた経験豊富なS先生を中心に、教職員の方々がチームとして子どもたちの学びと育ちを支えていることが伝わってきます。素敵だな♪
K園長先生はというと、教職員の方々を適切にグルーピングし、討議を活性化!相変わらず、上手に組織をマネジメントされています。

そう言えば、K小学校・K校長先生経由でいただいた案内文書にも感動!K園長先生が積極的に幼小連携を進めようとしてくださっていることがわかります。

文科省が進めている「架け橋プログラム」には賛否両論ありますが、幼小が連携し小さな取組を丁寧に積み重ねていくことでしか前進しないことも事実です。そのために管理職を始めとする教職員は何をするべきか?
K小学校とN幼稚園には、この素晴らしい取り組みを広げるために、市内に向けて情報発信をしてほしいなと思います。僕も微力ですが、応援します!
そんなわけで今回も大いに学んだ園内研修でした!感謝(^^♪

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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隠れたカリキュラム #83

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日のテーマは「隠れたカリキュラム」。
「何それ?」って感じでしょうか?
学校教育の中で子どもたちは多くを学び、身につけていきます。その多くは授業や行事など、意図的・計画的に組まれた「教育カリキュラム」によるものです。しかし、子どもの学びは「教育カリキュラム」によるものだけではありません。日々の学校生活からも多くのことを学びます。
それは、子どもたちを取り巻く環境=人的環境を始めとする様々な環境によるもの。子どもたちは環境の影響を受け、価値観・意識・行動様式などを形成していくのです。まるで呼吸をするかのように、とても自然に…。
このような環境による学びを「隠れたカリキュラム」と呼んでいます。

一読によるする時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

久々にI本君の素敵な写真が届きました。今日はすべてI本君のFacebookより!

7/1の話

今日は7月1日。6月が終わり、いよいよ今日から7月が始まりました。気がつけば、2022年は折り返し!そして、2022年度も1/4が経過!早いなぁ。

それにしても暑い!今日から7月ということで多少は納得感がアップしましたが、6月の暑さは容認しがたいものでした。
そして、今日も全国的に猛暑日。名古屋は何と40℃予想!本当にお気をつけください。全国各地の学校を始めとするすべての場所で事故が起きないことを祈っています。僕も高齢者なので気をつけます!
週間天気予報によると、西日本は今週末から、東日本は週明けから2週間ほど天気は下り坂。暑さも多少はましになるのでしょうか?

こんな時に思い出すのは、現役時代に行っていたさまざまな暑さ対策。ミストシャワー・テント・すだれ・ガーデンパンの設置など…。学習活動についても内容・方法に気を配っていました。懐かしい…。

I本君のFacebookより

公立のチャレンジ

とはいえ、所詮は公立小学校が自力で取り組むレベルの話です。
ミストシャワーだってテーマパークにあるようなパワフルなものが欲しかったけど、それは全然無理というもの。すだれだって、100均で買ったり園芸用遮光ネットを使ったり。そもそも吊り下げる設備がないのだから、木ねじや針金を使ってそれを作るところから…。いつも手作り感満載。とても大変でした。

しかし、大切なのは「他者を思う気持ち」と「実現する力」。たとえ小さな取組だったとしても、大きな効果が期待できなかったとしても、それでも「今できることを実行しよう」と思っていました。
僕のリクエストに応えて、作業をしてくださっていた教頭先生を始め教職員の方々に改めて感謝ですね。

I本君のFacebookより

閉塞感

ところで、今朝の朝日新聞大阪版。1面にはウクライナ情勢に絡むNATOの話題、食品値上げ加速、猛暑日の記事など。3面に目を移せば、2歳児放置・熱中症で死亡、早明浦ダム取水制限、市長パワハラなどの文字が飛び込んできます。

いつからだろう。こんなに毎日ネガティブワードばかりを目にするようになったのは…。
メディアが報じる情報は、今まさに社会で起きていること(なのでしょう)。だから、ネガティブワードが飛び交ったとしてもそれは仕方のないこと。でも…。

人生経験をそれなりに積んだ還暦ミュージシャンの僕でさえ、気がつけば閉塞感でいっぱいになっています。何となく感じる不安や不満、先の見えない恐怖感。心がどんどん委縮していくような気がします。
そして、そんな大人たちの不安・不満が、知らず知らずのうちに子どもたちにネガティブな影響を与えていないかと心配になります。

貴重なヒサマツミドリシジミ!(I本君のFacebookより)

人権教育

先ほどの新聞記事に取り上げられているものは、どれも世界規模、社会全体で取り組むべき重要課題です。でも、僕のキーワードはいつもSDGs「Think globaly , Act localy」。
もちろん、世界の平和は願います。でも、僕たちが今すべきことは外国と戦うことではありません。
それは、たとえば、目の前の子どもたちや教職員の方々に「あなたたちを大切に思っています」というメッセージを送ること。そして、小さなことでも実行する姿を見せること。

多感な子どもたちに、心があたたかくなる瞬間をつくっていく。「わたしを大切に思ってくれる人がいる」ということを実感する瞬間をつくっていく。そういう経験こそが子どもの心に豊かな人権感覚を育むのだと僕は思っています。

学校教職員の中には人権課題に関する学習に強いこだわりをもっておられる方がいらっしゃいます。僕自身もそうでした。研究教科は保健体育科でしたが、最も力を入れて取り組んでいたのはむしろ人権学習。綿密に練り上げた自主教材。子どもたちと一緒に答えを探す探究的な取組。どれも、とても楽しかったし、とても大切な取組だったとも思っています。

キビタキ(I本君のFacebookより)

隠れたカリキュラム

しかし、日常に目を向けてみるとどうでしょう。残念ながら、人権学習の場面とはかけ離れた子どもたち・教職員の姿を目にすることがあります。きっと学習での学び(知識・技能等)が、自分自身の生き方や日常生活と結びついていないのでしょう。

子どもたちは、教科等の学びを通して多くのものを身につけます。しかし、価値観や意識、行動様式の多くは「隠れたカリキュラム」を通して身につけることが少なくありません。
たとえば、給食準備中に聞こえたガチャーンという音とその瞬間の対応。「大丈夫!」と「何してるの!」とでは大違いです。でも、こんなところに教職員の人権感覚・価値観が表れます。

僕たちが実行した暑さ対策の小さな取組。それらが好ましい「隠れたカリキュラム」として、子どもたちの心に届いていたらいいなと思います。学校教職員のみなさん。学校現場はなかなか過酷ですが、どうか子どもたちにあたたかいメッセージを届けてあげてくださいね。そして、みなさんご自身のこともどうか大切になさってください。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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水泳学習 #82

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日のテーマは「水泳学習」。
僕が現役時代、研究教科に選んでいたのが保健体育科学習。この保健体育科にはさまざまな領域があります。たとえば、体つくり・器械・表現・陸上など…。これらの中で、僕が教諭時代に特に力を入れていた領域の1つが水遊び・水泳(以下水泳としますね)の領域。

今日は僕の水泳学習に対する考えについて書いてみたいと思います。最後までお付き合いください!
一読に要する時間は約6分(僕計測)。よろしくお願いします。

市内小学校の運動場!暑いのでテント設置・ミスト設置しています(^^♪

6/30の話

あっという間に、しかも大した降水量もないままに梅雨明け。そして、連日の真夏日!
今日は、九州南部から関東甲信地方にかけて、広く熱中症警戒アラートが発表されているようで、一段と厳しい暑さになりそうです。ここ数日の猛暑・酷暑の影響もあり、身体にはダメージが蓄積しています。みなさん、ご自身やご家族の方々の健康状態にご留意くださいね。

校長時代は、こんな日は気が気じゃなかったことを思い出します。
それでなくても心配性の僕。日頃から気になることがどんどん湧いて出てくるタイプで、正直、少しばかり厄介な性格です。いわゆる繊細さん傾向。
その上、こんな日ともなると…。登下校・通勤、学習場面、休み時間、給食などあらゆる時間・すべての場面で、子どもたちや教職員の方々の健康・安全が気になって仕方がない!それは、水泳学習でも同じでした。

雲一つない青空!

水泳学習

「お菓子箱#63」で書いた通り、僕たちの市は近代水泳発祥の地。伝統的に水泳学習が盛んで、全小学校に25mプールと12~3m程度の浅いプールが設置されています。このプールで水泳をするのは6~9月初旬。夏休み中も水泳指導があり、教員が交代で指導にあたります。また、2学期には市内6年生全児童を対象とした水泳大会も開催。おそらく、小学生児童の泳力としては、全国屈指のレベルにあります。

そんな僕たちの市も、この数年は水泳学習の中止・減少をせざるを得ない状況に陥っています。
2018年には大阪北部地震。近隣市で発生したブロック塀倒壊による死亡事故を受けて、プールを含むすべてのブロック塀の点検・改修工事が行われ、プールが使えない時期がありました。
また、熱中症による死亡事故が激増し始めたのもこの頃。熱中症指数を目安に水泳学習を中止することもありました。

2020年以降はコロナ禍。ソーシャルディスタンスやマスク着用など、屋外での水泳学習でさえ実施困難な状況が続き6年生の水泳大会も中止。かつてないほど子どもたちの泳力は低下しています。

約15年前の市内小学校のプール写真。回収された今はもっとカラフル&安全に!

泳法指導

僕は子どもの頃から運動が大好きで、何でも器用にこなすことができる子どもでした。そんな僕の唯一の弱点が水泳。当時の先生方の悪口を言うつもりはないのですが、僕の身体的状況・運動能力を考えればもう少しうまく泳げてもおかしくはありません。
これは、のちに保健体育科を研究教科に選んだ僕、とりわけ水泳指導に力を入れていた僕の偽らざる思い・見解です。水泳に限ったことではありませんが、指導力というのはそれだけ重要だということです。

水泳指導と言ってもいろいろな指導法があります。学校により、指導者により、それぞれにコツのようなものがあります。さらに言えば、学校体育とスイミングスクールとでは目的・指導法に大きな差があります。

2つの学び

そんな中で、僕が水泳指導について学んだのは初任校・M小学校。泳法指導の基本を理論・実践の両面から学びました。おかげで、泳ぎを見れば課題がわかるようにまでなりました。
M小学校では課題に応じた練習方法も教わりました。もちろん、M小方式的な指導方法はありましたが、実際には万能な指導法はありません。指導の基本パターンをもちながらも、子どもによって柔軟に指導方法・解決方法を変える。つまり、教員の指導法に子どもが合わすのではなく、子どもの希望や課題に教員が合わせる。今でいう「個別最適な学び」だったのかもしれません。

M小学校高学年の目標の1つに「参加標準記録がある水泳大会に全員で参加すること」がありました。つまり、全児童に大会参加できるだけの泳力をつけようということです。
これは、日本型教育の特長である「ミニマムスタンダード」的発想。そのために、最も指導力のあった先輩教員が、最も泳ぎを苦手とする子どもたちを指導していたことが印象に残っています。
結果として、100人を超える大所帯で参加した6年生は2年連続男女アベック優勝を果たしました。

テント&ミスト部分の拡大写真!

Safety Swim

こんなふうに泳法指導を中心に取り組んできた水泳学習ですが、僕自身はS小学校へ異動した1994年頃から「Safety Swim」にシフトしていきました。
もちろん、泳法指導についても自分なりの理論で再構築。短時間で成果が上がる学習をめざしました。そうして作り出した余剰時間を浮き身練習等に活用。浮力や重心、水中での体位移動、呼吸などをテーマに、ビート板・ペットボトルなどグッズを使って遊びながら習得できるようなプログラム作りに挑戦しました。

もちろん、着衣泳にも先進的に取り組みました。ただ、衣服や靴をつけて水に入ることによる水質汚濁への抵抗感をもつ方(教職員・保護者・児童も!)が多かった時代。水質管理研修で教わったことを説明しても、抵抗感払しょくとはいかず、プール終期に6年生だけ実施するのが精一杯でした。

教育は命を守るため

しかし、子どもたちの水難事故のピークは初夏(晩春?)から8月にかけて。遅くとも夏休み前にしなければ意味がありません。また、全学年児童が事故に遭う可能性だってあるわけです。
そのため、管理職になってからは、教諭の頃に実現できなかった全学年・1学期中の実施をめざし、取組を進めました。今では、毎年全学年が取り組むという学校が増えてきているようでとても嬉しく思います。

ちなみに、毎年実施する意味については学んだのは2003年度「学校体育指導者中央講習会(中部地区)」。大阪府会場だったため、僕は小学校・水泳班の記録員として参加。講師の椿本昇三先生(当時 筑波大学助教授)が「子どもの身体は年齢により比重が変わるため、毎年実施することが望ましい」とおっしゃられたことを記憶しています。

今日はMちゃんも2時間続きの水泳学習を行うそうです。そんなわけでわが家は朝から安全確保・リスク回避に関する会話。その時にMちゃんに伝えた言葉は「保健体育は心身の健康を守るためのもの。命がけで行う体育はない」。これは僕が子どもたちや後輩教職員に伝えてきた言葉です。

今日もすべての学校で子どもたちが安全に「命を守り育てる活動」に楽しく取り組んでくれることを願います。教職員のみなさん、家庭や地域、関係者のみなさん。ご苦労様です。よろしくお願いします!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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学校の長期休業 #80

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

何と東海・九州南部・関東甲信地方が梅雨明け!関東甲信は観測史上最短の梅雨。東海はわずか13日間だったとのこと。
大阪・北摂も連日の猛暑日で、熱中症指数も厳重警戒レベルまで上昇。朝の空気感はすでに真夏の感じ。僕がまだ教諭だった頃、夏休みを目前に控えた1学期終盤に感じた空気を、今は6月に感じるようになっています。この先、季節はさらに進んでいきます。7~8月がとても心配です。

ということで、本日のテーマは「学校の長期休業」。
夏休みをイメージしながら書いてみたいと思います。どうぞお付き合いください。
一読に要する時間は約4分(Mちゃん計測)。よろしくお願いします。

わが家からすぐの風景!のどか(^^♪

夏休み短縮

コロナ禍以前から、夏休み期間を短縮する自治体が増えていました。自治体・学校サイドの理由はおそらく、学習指導要領改訂による学習内容の増加と教室へのエアコン設置が進んだことなど。
また、僕が子どもだった50年前と比べると、両親共働きやシングルの家庭が増加していることも理由の1つかもしれません。

現実に僕たちの市では、数年前から2学期開始が9月1日から8月25日に変更。以前は6週間だった夏休みが5週間に短縮されました。長期休業期間を短縮する動きは近隣でも起こっており、全国的な流れだと言えそうです。

水不足にならないか?農作物の生育は?いろいろ気になります(・_・;)

根拠法令

ところで、学校の学期や長期休業期間は「学校教育法施行令第29条」で定められています。
この法令によると「市町村立・都道府県立の学校(大学を除く)の学期及び夏季、冬季、学年末は市町村・都道府県の教育委員会が定める」となっています。つまり、公立小中学校の長期休業は市町村教育委員会が決めるということです。ですから、夏休みは短めで冬休みが長め、という地域だってあります。

おもしろいのは「農繁期等」や「家庭及び地域における体験的な活動(以下略)」などによる休業日も認められている点。学校ごとの休業日設定は無理でしょうが、市町村単位なら問題なし。地域のお祭りなどで学校が休業日となるのはこの法令に基づいているのだと思います。

学習内容

日本の学校教育は教科教育が中心です。これまで多くの先人が積み上げてきた膨大な量の知識・技能等。これらをしっかりと受け継いでいくために、教科という枠組みを設け、体系的に学ぶシステムをつくっています。しかも、公教育中心の日本では公平性も重視。そのため、教科学習には到達目標が設定され、原則としてすべての子どもたちを等しく育てることを大切にしています。

でも、時代が進むにつれ、学び、受け継ぐべき知識や技能は増えていきます。それらを学習するにはさらに授業時間が必要になりますが、それは現実的ではありません。
となると、国は次の手をどう打つのでしょうか?学習内容の精選?または、早期教育を進めて、学習内容を下学年に移行するとか?それとも…。
いずれにしても、ちょっと真面目で欲張りな日本型教育の方向性については考え直す時期に来ているのではないかと思います。学習面で困難さを抱えている子どもたちを含む、すべての子どもたちにとって、学校がもう少しやさしい場所となることを願っています。

教室のエアコン

教室のエアコンは無いよりはずっとましです。ただし、猛暑日でも安全・快適なスクールライフを送ることができるかというと、それはちょっと話が別です。
クラスの児童数、活動内容、学校・教室の立地条件…様々な要因により教室環境は異なります。また、換気による室温上昇(または下降)もあり、常に同じ環境を維持することは困難です。子どもによって感じ方や影響の受け方も違います。また、自治体により設置基準や運用方法なども異なりますから、エアコンがあるというだけで必ずしも安心・快適なわけではありません。

登下校や教室外での活動も気になるところです。
近年は体育館等にもエアコン設置を進める自治体が増えていますが、それでも効果的な運用のためには、相当なイニシャル&ランニングコストが必要になります。住民へのアピールで終わらず、本当に子どもたちや教職員の安全・安心を確保するものとなってほしいと思います。

子育て支援

短縮傾向にあるとはいえ、やっぱり長い夏休み。男性育児休暇の取得も徐々に進んではいますが、まだまだ世の中の理解は追いついていません。そんな中、子どもだけが休みというのも保護者にすればつらいですね。かと言って、長期休業のさらなる短縮や登校日の増加など、これ以上教職員に負担をかけるのも好ましくありません。民間企業も大変だと思いますが、学校教職員も日々大変な状況なのです。

僕は、管理職になった頃から、学校内に自校の教職員専用保育所があればいいのに…とずっと思っていました。そうすれば、送迎の手間もかからないし、何かあればすぐに見に行けるし…。
そんな感じで、各職場には必ず保育部門が併設されるといいと思うのですが、実際はどうなのでしょう?実現可能かという話ではなく、それは使えるアイディアなのかという意味です。子どもがいない僕の考えなので、デメリットの方が多いかもしれません(^^;

僕たちは元気です!

それを承知でさらに言うと、学童保育も拡大・充実すればいいなと思います。もちろん、現状でも指導員さんたちには大きな負担がかかっていますから、そこはきちんと整備して!です。
いずれにしても、どうしてこんなに真面目な国民性(と言われていますよね?)なのに、誰もがこんなに毎日しんどい思いをしながら働いているのでしょう?何か変だなと思ってしまいます。
国・都道府県等には、安心して働くこと&子育てすることを両立させる条件・環境整備を進めてほしいと思います。

とは言え、学校現場には保護者の方々の切実な声として、長期休業期間の短縮や休業中の登校日増加・給食継続などの要望も聞こえてきそうです。でも、僕は学校教職員OBとして、それには賛成できません。ごめんなさい。
また今度、小学校における業務改善・働き方改革について書いてみたいと思いますので、この件はその時にでも!併せて、長期休業期間の宿題についても書いてみたいと思います。よろしくお願いします!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
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学校GD(構造化) #79

みなさん こんにちは!
『Rockin’ Teacher 餃子大王 JUN’s club』へようこそ!
餃子大王・ベーシストのじゅんちゃんです(^^♪

今日のテーマは「学校GD(構造化)」。学校GD①構造化の最終回です。
今回は、学校の現在地をアセスメントした結果をもとに、学校GDに記載する内容を考えていきたいと思います。学校教育目標や研究テーマ、達成戦略など、僕たちの学校での取組を交えながら説明させていただきます。今日は本編だけでも十分長いので、前置きなしでスタートします(^^;

夏近し!というか、真夏日の毎日。今すぐ夏休みでもいい感じ(^^♪

ちなみに過去ブログの話。これまで、学校GD解説の事前説明として、いろんなテーマで書いてきました。本当はご参照いただきたいのですが、ちょっと書き過ぎたため一つひとつご紹介することができなくなってしまいました(^^;
必要に応じて、タイトルやタグを手掛かりに、ご覧いただけるとありがたいです。不親切ですみませんm(__)m

一読に要する時間は約5分(僕計測)。よろしくお願いします。

目標設定

これまで書いてきたように、僕たちは子どもたちの実態を中心に学校の現在地を分析しました。
学習面・生活面ともに学校全体を見れば概ね良好。アベレージ的には十分満足できる状況だったと思います。ただ、個々の児童に目を向けると…。
学習面・生活面ともに困っている子どもたち、僕たちが「エンパワー層」と呼んでいた子どもたちが一定数存在していました。学校に来にくい子、教室に入りにくい子、授業に参加しにくい子、学習についていけない子など…。僕たちには、この子たちをエンパワーするための学校づくりが必要でした。

学校教育活動のターゲットはエンパワー層も含めた全児童です。当然、学校教育目標の対象も全児童。僕たちは「すべての子どもに、自分らしさを大切にしながら仲間と共に豊かな未来を生きる力を育みたい」という願いを込めて、長期目標としての学校教育目標を設定しました。ここには、僕たちが大切にしたい理念、つまりフィロソフィー的要素も含まれています。
ちなみに、校訓はもちろん、めざす子ども像(知・徳・体の内容)も変えていません。いわゆる不易に分類されると考えたからです。

車で5分も走れば、のどかな風景に出合えます(*^^*)

研究テーマ

次の課題は研究テーマづくりです。研究テーマは目標達成に向けた戦略、つまりフィロソフィー&ミッション実現の道筋です。ですから、僕たちは研究テーマをとても大切にしていました。なぜなら、研究テーマは、ゴールまで“何で、どのようにして行くか”のうちの“何”にあたる部分だからです。目的・目標と手段とはセットであるべきだと僕は考えています。

僕たちがつくった研究テーマは「学校のUD(ユニバーサルデザイン)化」。
ご存じの通り、UDには「誰にでも公平で利用しやすい」などの利点があります。そこで、僕たちは、「UD化された学校はエンパワー層の子どもたちにやさしい学校であると同時に、すべての子どもたちにもやさしい学校である」との仮説を立てました。UD化によって、児童・教職員などすべての人の持てる力を引き出そうと考えたのです。

これは、ターゲットは全児童ですが、メインターゲット&検証軸はエンパワー層の子どもたちという、僕たちの学校にはピッタリの考え方でもありました。この研究テーマをもとに、学習面、生活面、またそれらを支える土台として人的・物的環境など、学校のあらゆる側面からUD化研究をスタートしました。

家のバルコニーから見える「太陽の塔」の後ろ姿(^^;

達成戦略

達成戦略は“どのように”の部分にあたります。
研究・実践の主体は校務分掌組織、つまり教職員です。複数の委員会がありますが、縦割組織では効果が十分に上がらないため、研究テーマは「学校UD化」で統一。それぞれの委員会が強みを活かしながら、担当領域からのアプローチを行うようにしました。
ポイントは、可能な限り委員会に権限を預け、校長(管理職)は委員会の思いを大切にしながら最終的な意思決定を行うようにすること。それにより、モチベーション3.0に基づき主体的に業務を行う組織が育ちます。

ただし、協働的な組織であるためには、常に全体での意志統一や確認を行うことと、各委員会の研究・実践をつなげることが重要になります。
そのため、僕たちが各委員会の上位組織として設置したものが学校経営戦略会議。必要な情報・方向性を各委員会の開催前に共有することで、学校全体が同じ方向に向かって、お互いが関連しながら進んでいきます。その結果、教職員は努力に見合う成果をあげることができるようになるだけでなく、校長のちゃぶ台返しによる教職員のモチベーション低下などのリスクを軽減することにもつながります。

ですから、これらは単に組織の形にとどまる話ではありません。これこそが学校マネジメントの中心課題。学校GDに描かれるべき内容です。ややもすると、研究テーマ重視・組織軽視になりがちな学校ですが、それは逆。協働的な組織をつくることが、成果をあげる近道だと僕は考えています。

さらなる拡がりを

学校GDには空間的・時間的拡がりも記載できるといいなと思います。

空間的拡がりは学校を取り巻く様々な方々との連携を指します。たとえば、家庭や地域との連携。他には、市教委や関係機関との連携、幼児教育施設・小中学校などの校種間連携。僕は、様々な課題に対応するために分業・協働を基にした連携によるセーフティネットづくりを主張していました。そのため、学校GDには連携についても記載していました。

時間的な拡がりは表現がとても難しいです。でも、やはり無視することはできないと思います。
僕たちが提供した教育はいつ、どのくらい子どもの役に立つのか?あるいはいつまで効果は持続するのか?
ややもすれば年度単位の発想に陥りがちな学校現場。特に、受験(良し悪しはともかく)の緊張感のない小学校では、成果に対する考え方がどうしても曖昧になりがちです。
学習指導要領は予測不能な未来を生きる子どもたちの姿を想定しています。SDGsでは2030年アジェンダがグローバルな課題として取り上げられています。学校GDづくりを通して、時間的拡がりについても一度考えてみる必要があるのではないかと僕は思います。

さて、4回にわたって学校GDについてお話してきましたが、今回で「構造化」については終了。
次は、これらの内容を学校GDに反映させ、共有すること、すなわち「見える化」と「共有化」がテーマとなります。ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。本当にお疲れさまでした。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
またお越しください!
お待ちしています!